「日曜日の教会の集会で行われること」『リアホナ』2022年6月号
福音の基本
日曜日の教会の集会で行われること
末日聖徒イエス・キリスト教会の会員は,毎週日曜日に集まって神を礼拝し,イエス・キリストの福音を互いに教え合います。だれもが出席を歓迎されており,希望する会員には,祈ったり,話をしたり,レッスンを教えたりする機会があります。これらの集会は,会員が信仰において互いに強め合い,「互いに和合し,愛し合って結ばれた心を持〔つ〕」(モーサヤ18:21)助けとなります。
聖餐会
ワードや支部の会員は,毎週日曜日に聖餐会に集まります。(教会員ではない人の出席も歓迎されています。)この集会では,イエス・キリストを覚えているための助けとして,聖餐が会員に与えられます(聖餐に関する詳しい情報については,2022年4月号の「福音の基本」の記事を参照)。祈り,礼拝の音楽,イエス・キリストの福音に関する会員の話なども,この集会の一部となっています。
そのほかの集会
聖餐会の後,会員たちは様々なクラスや定員会に分かれます。18か月から11歳までの子供たちは,初等協会に出席します。ほかのすべての会員は,毎月第1・第3日曜日には日曜学校に出席します。第2・第4日曜日には,扶助協会,若い女性,神権定員会の集会に出席します。
祈り
教会の集会での祈りは,会員によってささげられます。その祈りは簡潔であり,聖霊によって導かれます。会員は,天の御父への愛と敬意を表す言葉を用いて祈ります。例えば英語では,御父に祈るときには,Thee(あなた様を),ThyやThine(あなた様の),Thou(あなた様は)などの代名詞を用います。
話
会員はビショップリックや支部会長会の一員から,聖餐会で話をするように依頼されます。その話では,イエス・キリストの福音に焦点が置かれます。話者は聖文や教会指導者の言葉を用いながら,自分の話を準備します。話者は,福音の原則によって自分の生活にもたらされている祝福についての証も述べます。
レッスン
聖餐会の後,会員は小規模なクラスで福音について学びます。レッスンでは,聖文や総大会での教え,そのほかのテーマが採り上げられます。レッスンは教師によって導かれますが,講義ではありません。クラスの参加者全員が,トピックについて自分の思いを分かち合うことができます。
証
聖餐会では月に1度,断食証会が行われます。通常は第1日曜日です。この集会で,会員はイエス・キリストとその福音についての証を述べることができます。証を述べるとは,聖霊に導かれるままに福音の真理を宣言することを意味します。
準備
会員は祈り,聖文を研究し,聖霊から霊感を受ける備えをすることにより,日曜日の集会に向けて準備をします。話をしたりレッスンを教えたりするように依頼されたら,どのように福音の原則を教えることができるか,祈りの気持ちで考えてください。聖文を用いましょう。真理について証を述べましょう。必要に応じて,教会の指導者が準備を助けてくれます。