「キリストを信じて前進する」『リアホナ』2023年8月号
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キリストを信じて前進する
試練に苦しむときにどんなに暗闇と孤独を感じても,聖約の道を歩み,愛にあふれた救い主と天の御父からの導きを求めるとき,前進できる道が常にあります。今月号では,十二使徒定員会のニール・L・アンダーセン長老が,イエス・キリストを信じる信仰を求める生涯にわたる探求の大切さについて述べています(4ページ)。「霊的に活力を感じているとき,イエス・キリストを信じる信仰を選ぶのはそれほど難しいことではありませんが,人生が困難になったときにも信仰を選ばなければなりません」と,アンダーセン長老は書いています。
今月号のわたしの記事とヤングアダルトの記事の一つでは,現代の世界で多くの家族や個人が闘う一般的な試練の一つである,ポルノグラフィーに焦点を当てています(8,34ページ)。大管長会第一顧問のダリン・H・オークス管長は,ポルノグラフィーに苦しむ人々は「悪人ではありませんし,希望がないわけでもありません」(「ポルノグラフィーのわなから抜け出す」『リアホナ』2015年10月号,55)と教えています。イエス・キリストを信じる信仰を築き,友人や家族,宗務指導者,メンタルヘルスの専門家からの支援を活用することで,だれでもポルノグラフィーの支配に打ち勝つ強さを見いだすことができます。
わたしの記事では,様々なレベルのポルノグラフィーの使用について説明し,個人がそれぞれのレベルにおいてポルノグラフィーの使用を脱することができる具体的な方法について述べています。霊的なリソースの重要性と,ポルノグラフィーを克服するための助けにおいて聖霊の導きが果たすきわめて重要な役割について強調しています。
今号が,天の御父と救い主イエス・キリストからの平安と愛を感じる助けとなり,真の信仰があれば人生のどのような障害にも打ち勝てることを理解する助けとなれば幸いです。
ブライアン・J・ウィラビー
ブリガム・ヤング大学家族生活学部教授