「使徒パウロの手紙—その1」『リアホナ』2023年8月号
使徒パウロの手紙
その1
パウロは最初の4つの手紙でどのようなことを教えているでしょうか。
ローマ人への手紙
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ローマの教会員宛て
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紀元55-56年ごろにコリントで書かれた
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目的:一致を促し,教義を明確にし,パウロのローマ訪問に備える
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重要な教え:信仰,救い,わたしたちの堕落した性質にもかかわらずさらにキリストのようになること
コリント人への第一の手紙
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コリントの教会員宛て
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紀元55-56年ごろにエペソで書かれた
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目的:分裂や不道徳に対して聖徒たちを強める
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重要な教え:一致,霊的な賜物,慈愛,イエス・キリストの上に基を築くこと
コリント人への第二の手紙
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コリントの教会員宛て
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紀元55-57年ごろにマケドニアで書かれた
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目的:パウロの以前の手紙を心に留めた人々に感謝を表し,偽教師について警告する
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重要な教え:律法の精神,試練に打ち勝つこと,福音を宣べ伝える権能
ガラテヤ人への手紙
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ガラテヤの教会員宛て
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紀元55-57年ごろにマケドニアで書かれた
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目的:モーセの律法に逆戻りしている聖徒たちに,神のより高い律法を教える
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重要な教え:イエス・キリストの贖罪,御霊の実,イエス・キリストを信じる信仰の持つ救いの力