宣教師の生活と宣教師以外の生活を統合する

奉仕伝道の目的の一つは，「それぞれの奉仕宣教師が生涯にわたる奉仕に備えられるよう助ける」ことです（“Service Missions for Young Missionaries”〔「若い宣教師のための奉仕伝道」〕大管長会からの手紙の添付資料，2018年11月16日付）。あなたは，自宅で生活しながら奉仕の割り当てを果たすときに，この目的に向かって努力することができます。ただし，これらのことを同時に行うのは，難しい場合があります。自分の時間を慎重に管理する必要があるでしょう。あなたは伝道をしながら，伝道後の生活で求められる事柄も身に付けることになります。仕事や家族，教育，教会，そのほかの奉仕，余暇の時間のバランスを取る必要があるでしょう。

奉仕伝道には，時間管理のスキルを身に付ける格好の時間と環境があります。自分独自の才能を見きわめて伸ばせるように，柔軟性とサポート体制が整っています。さらに，その才能を使って人々に奉仕することができます。

目標を設定するために，奉仕伝道指導者やステーク会長と相談してください。指導者も，あなたが自分の才能を見いだせるように助けてくれます。あなたの目標には，自分の才能を伸ばすことを入れるべきです。こうした目標は，自分に合わせた伝道計画の一部であり，優先順位のバランスを取るうえで役立ちます。あなた自身が主体となって計画を立てるのです。それがあなたの計画となります。この計画は，自分の長所や才能，現在の能力，将来の希望や夢に合わせたものにします。サポートチームは助言や励ましを与えますが，選ぶのはあなた自身です。

サポートチームとともに，達成可能な伝道後の目標と，その目標を達成するための計画を立ててください。伸ばしたスキルは，残りの生涯を通じて自分自身やほかの人々に祝福をもたらすことでしょう。あなたは，愛にあふれる天の御父から望まれるような人物になることができるのです。主も，この胸躍る旅路においてあなたを助けてくださいます。

賢い時間の使い方を学ぶことにより，あなたは生涯にわたる奉仕に備えることができます。そして，いちばん大切な次の二つの戒めに従って生活できるようになるでしょう。「心をつくし，精神をつくし，思いをつくして，主なるあなたの神を愛せよ。」「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ。」（マタイ22：37，39）。