セミナリー
アルマ23-29章:概要


「アルマ23-29章:概要」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

「アルマ23-29章」『モルモン書 教師用手引き』

アルマ23-29章

概要

アンモンと彼の同僚たちの教えによって,何千人ものレーマン人が「主に帰依」し,「二度と道を踏み外さなかった」(アルマ23:6)のでした。これらの改宗者たちは,自らをアンタイ・ニーファイ・リーハイ人と名付けました。改心するまで,多くのアンタイ・ニーファイ・リーハイ人たちは,罪深い慣習に染まっていました。救い主の赦しを経験した彼らは,これらの罪に再び戻ることがないようにとの霊感を受けました。アンモンと彼の同僚たちは14年間の伝道について喜び合い,自分たちの経験を分かち合いたいと思いました。

教えるための準備

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

アルマ23章

この課の目的:この課の目的は,生徒がより完全に主に帰依したいと望み,改心を妨げるものを見いだせるようにすることです。

  • 生徒の準備:生徒には,「主に帰依〔する〕」(アルマ23:6)とは何を意味し,なぜ主に帰依することが非常に重要だと思うのかを分かち合う準備をしてきてもらいます。助けが必要な場合は,『聖句ガイド』の「改宗」の項を参照してもらうとよいでしょう。

  • 画像:救い主の絵

  • 表示するコンテンツ:十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老とデール・G・レンランド長老による,謀反に使う武器についての言葉

  • オンラインレッスンに関する提案:最近の改宗者にクラスに参加してもらい,救い主に従い,主の教会に加わるために捨てなければならなかった「謀反に使う武器」について話してもらうとよいでしょう。招待する前に,コーディネーターかプログラム管理者,地元の神権指導者の許可を必ず得てください。

アルマ24章

この課の目的:この課は,生徒が救い主の助けを得て,罪と悪い習慣を克服するのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒には,アルマ24:7-16を読み,救い主,悔い改め,赦しについて,アンタイ・ニーファイ・リーハイ人から学んだことを分かち合う準備をしてきてもらいます。

  • ビデオ:改心におけるモルモン書の力」(8:51;タイムコード6:11-8:12を見ます);「イエス・キリストに対する揺るぎない決意」(13:42;タイムコード0:00-1:39およびタイムコード12:45-13:31を見ます)

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒を3-4人のグループでブレイクアウトルームに分け,アルマ24:7-16にある重要な言葉や語句を見つけてもらうとよいでしょう。各グループからリーダーを一人選び,グループが見つけた言葉や語句をクラスに発表してもらいます。

アルマ26章

この課の目的:この課は,生徒が,主と主が自分の人生に与えてくださる祝福への深い感謝と愛を感じるのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒には,アルマ26:11-16を読み,「主を誇って喜ぼう」とはどういう意味かを深く考えてもらいます。

  • 画像:伝道活動をするアンモンの画像数点

  • 生徒用資料:各生徒に白紙を1枚ずつ

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒に3列の欄を紙に作ってもらう代わりに,ホワイトボード機能を使ってクラスとして作ってもよいでしょう。あるいは,生徒をブレイクアウトルームに分け,各グループにデジタル文書で3列の欄を作ってもらってもかまいません。生徒がグループアウトから戻って来たら,各グループから自分たちの文書を発表してもらいます。

アルマ29章

この課の目的:この課は,生徒が自分の望みを評価し,主の望みに合わせるのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒には,アルマ29:1-6を読み,望みについて学び,深く考えてもらいます。

  • 画像:息子アルマの改心

  • 表示するコンテンツ:望みの大切さ」という題の質問と手順を,ホワイトボードまたは室内の様々な場所に表示する

  • オンラインレッスンに関する提案:レッスンの冒頭で,生徒に自分が望むことを考えてもらうときは,その望みを描いた画像を数分かけて見つけてもらいましょう。生徒が選んだ画像は,交代で表示して説明してもらいます。

マスター教義の復習13

この課の目的:この課は,生徒がモルモン書後半の12のマスター教義聖句を見つけるのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒には,友達や家族がどのように聖句に印をつけているのか,そしてなぜそのように印をつけるのかを聞いておいてもらいます。

  • 配付資料:モルモン書マスター教義:アルマ-モロナイ

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒が12のマスター教義聖句を探すときは,なるべく多くのクラスメートと作業できるように,各聖句ごとに生徒を異なるブレイクアウトルームに配置するとよいでしょう。各回の最初に,パートナーやグループについてお互いによく知り合えるような質問を幾つかするよう勧めておくとよいでしょう。