セミナリー
アルマ43-52章:概要


「アルマ43-52章:概要」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

「アルマ43-52章」『モルモン書 教師用手引き

アルマ43-52章

概要

アルマ書の終盤には,争いと戦争の時代が描かれています。モロナイは,多くのニーファイ人が主を忘れ始めているのを見たとき,自分の民の霊的な繁栄と肉体的な繁栄を心配するようになりました。モロナイは自由の旗を作り,人々が常に覚えておくべき重要なことを旗に記しました。モロナイの言葉は,神への献身を強めるよう霊感を与えました。ニーファイ人がレーマン人との戦いで使用した戦略は,わたしたちがサタンとの日々の戦いで使う戦略を練るのに役立ちます。

教えるための準備

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

アルマ43,48-50章

この課の目的:この課は,生徒が聖文を自分自身に当てはめ,絶え間なく,そして激しさを増す敵からの攻撃に対する主の守りを受けるのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒にアルマ43:18-21,37-38を研究してもらい,サタンとの戦いに役立つ教訓を探してもらいます。

  • 表示するコンテンツ:聖文を自分に当てはめるための4つのステップ

  • オンラインレッスンに関する提案:聖文を当てはめるための4つのステップを表示します。クラス全体で例に一つ取り組んだ後,各自でこのステップを使うことを,生徒に事前に伝えておきます。そうすることで,レッスンの前半はカメラをオンにしたまま集中するよう促し,より効果的に個別で作業するための備えとなるでしょう。

アルマ45-46章

この課の目的:この課は,生徒が神への献身を示す方法を理解する助けとなります。

  • 生徒の準備:生徒には,神の戒めを守るように鼓舞したり思い出させたりするものを,リストに書き出してもらいます。

  • 配付資料:「自由の旗に関連する現代の教え」

  • オンラインレッスンに関する提案:中央の教会指導者の言葉を声に出して読み上げるときには,生徒が目で追えるよう,ディスプレイに各文章を表示するとよいでしょう。

アルマ47-48章

この課の目的:この課は,生徒が,自分を支配しようとするサタンの試みに抵抗するのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒に, 2ニーファイ28:7-8,21-22を読んでもらい,現代において,サタンがこれらの戦術を用いる例を考えてもらいます。

  • 画像:釣り竿とルアー

  • ビデオ:おお,悪しき者の狡猾な策謀よ」(16:56;タイムコード0:43-2:30を見ます)

  • 図:アンテパス山のレホンタイとアマリキヤ

  • オンラインレッスンに関する提案:ホワイトボード機能を使って,山頂にいるレホンタイの絵を表示するとよいでしょう。生徒にホワイトボード上で一緒に絵を描いてもらいます。全員に参加するように促します。

学習評価6

この課の目的:この課は,最近のモルモン書の研究を通して自分が設定した目標にどれだけ近づけたか,どう成長したかを自己評価するためのものです。

  • 生徒の準備:生徒に,ここ数週間で学んだことや,どのように霊的に成長したかを発表できるよう準備をしてもらいます。学習帳や聖典のメモを復習してもらうと,生徒の役に立つかもしれません。

  • 画像:身体的健康または成長を測定するために使用される道具

  • オンラインレッスンに関する提案:救いの計画またはイエス・キリストの役割に関する重要な真理を説明する」の項では,生徒を二つのグループに分け,グループごとに別々のブレイクアウトルームに移動してもらうとよいでしょう。片方のグループには活動1の話し合いを割り当て,もう片方のグループには活動2の話し合いを割り当てることができます。話し合いの後,グループから生徒を募り,グループの回答を要約し,クラスのほかの参加者に伝えてもらいます。

マスター教義の復習15

この課の目的:この課は,生徒がモルモン書のマスター教義聖句にある真理への理解を深め,その真理を説明する能力を高めるのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒に,趣味,スポーツ,学校の科目など,自分が非常によく理解しているものについて考えてもらいます。生徒に何が理解を深めるのに役立ったのかを考えてもらい,自分の考えを分かち合ってもらいます。

  • ビデオ:どんな出来事も愛しなさい」(13:29;タイムコード4:50-5:44を見ます);「ふさわしさは完璧さではない」(10:52;タイムコード0:00-0:27を見ます)

  • 表示するコンテンツ:「モルモン書マスター教義:アルマ-モロナイ」

  • オンラインレッスンに関する提案:レッスンを始める前に,ホワイトボード機能で「誤解」という言葉を書き,生徒に,この言葉について考えたときに思い浮かぶことを発表してもらいましょう。その後,この課に記載されている言葉を分かち合います。代わりに,誤解に関する個人的な経験を分かち合ってもよいでしょう。