「モロナイ6章:主の教会に参加し,奉仕する」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)
「モロナイ6章」『モルモン書 教師用手引き』
モロナイ6章
主の教会に参加し,奉仕する
キリストの教会のバプテスマを受けた会員として,わたしたちには様々な方法で参加し,奉仕する機会があります。モロナイ6章で,モロナイは教会を強め,教会を築くのを助けるための指示を続けました。この課は,あなたが末日聖徒イエス・キリスト教会の会員として人に奉仕し,救い主に従うよう努力する助けとなります。
学習活動案
キリストの教会の会員
学習帳か別の紙に線を引いて,ページを半分に分けます。片側に,救い主の教会の会員を表す人の輪郭を描きます。その内側に書き込めるように,輪郭は大きめにしてください。あなたが描いた絵の中に,教会に入るためのバプテスマを受ける準備としてあなたが行ったこと,または行うと思うことを2つか3つ書いてください。レッスンの間,この絵の中のリストに書き加え続けるとよいでしょう。
モロナイ6章で,モロナイは教会を築き,その会員を強めることについての教えを続けました。この章では,主の教会で主の業を行ううえでのわたしたちの役割と,それを行う機会について幾つか学びます。
モロナイ6:1-3を読み,キリストの教会に入るためのバプテスマを受ける用意ができたことを示すにはどうすればよいか,モロナイが教えたことを見つけてください。見つけたことを絵の中のリストに追加してください。
-
これらの行動と態度は,どのように人をバプテスマに備えさせると思いますか。
モロナイは,わたしたちが一度バプテスマを受けると,「キリストの教会の民の中に数えられ〔る〕」(モロナイ6:4)と教えています。わたしたちは,イエス・キリストの弟子としてのわたしたちを強め,造り上げることを目的とした教会組織の参加者となるのです。引き続きモロナイ6章を研究するとき,バプテスマを受けた末日聖徒イエス・キリスト教会の会員として,人々にどのように仕え,人々を強められるかについて考えてください。
機会と責任
先ほど描いた絵の周りに,教会員の必要,希望,要望を幾つか書いてください。
紙または学習帳のページの残りの半分に,次の未完成の真理を書いてください:救い主の教会の会員として,わたしたちは……ことで,互いに助け合い,強め合うことができる。
モロナイ6:4-9を研究し,この文章を完成させる方法を複数見つけてください。様々な文章を紙に書き出してください。養うとは,成長を助けることや成長を促すことを意味することを知っておくと,役に立つかもしれません。
-
これらの行動の中で,あなたにとって比較的簡単なものはどれですか。難しいものはどれですか。それはなぜですか。
-
クラスや定員会において,これらの行動はどのように見えるでしょうか。
-
これらの真理に基づいて行動することは,あなたの必要にどのように役立ちますか。
与え,受ける
元中央若い女性会長のボニー・L・オスカーソン会長は,次のように述べています:
「わたしたちは教会が提供するものをただ受け取るだけでなく,与える者,もたらす者として必要とされているのです。若い女性,若い男性の皆さん,次の〔青少年のアクティビティ〕では,携帯で友達の近況をチェックする代わりに,立ち止まって周りを見渡し,『今日,自分を必要としているのはだれだろう』と自問してみてください。手を差し伸べて仲間の人生に影響を与え,人知れず悩んでいる友人を励ますという重要な役割を果たすのは,皆さんかもしれません。
周りにいるだれが自分の助けを必要としているのか,どう奉仕するのがいちばん良いのか分かるよう,天の御父に尋ねてください。ほとんどの場で,救い主は一度に一人ずつ,お仕えになったことを心に留めてください。」(ボニー・L・オスカーソン「目の前の必要」『リアホナ』2017年11月号,26-27)
-
オスカーソン姉妹の勧告で覚えておくべきことは何だと思いますか。また,その理由は何ですか。
-
モロナイが教えた真理が実践されているのを見たことはありますか。それは,どのようなときでしたか。これらの真理に基づいて行動することで,ほかの人の生活にどのような違いが生まれましたか。
-
モロナイの勧告に従うことは,あなたがさらに救い主のようになるために,どのように役立つでしょうか。
モロナイの勧告を応用した若い女性の例として,ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「見る目」のタイムコード4:55-6:55を見てください。
次のステップ
今日,学び,感じたことについて少しの間深く考えてください。それから,次の教会の集会や活動に向かう自分の姿をイメージしてください。救い主はあなたにどのようなことを行うよう望まれていると思いますか。自分が受けた導きを忘れないように,学習帳にメモを取るとよいでしょう。
また,あなたの思いやりや助けを必要としている人を知るために,天の御父に祈り,助けを求めてもよいでしょう。救い主のようにほかの教会員を気遣うためにできることが分かるように,主の助けを求めましょう。