わたしに従ってきなさい 2024年
8月12-18日:「キリストの信仰をもってしっかりと立〔つ〕」アルマ43-52章


「8月12-18日:『キリストの信仰をもってしっかりと立〔つ〕』アルマ43-52章」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:モルモン書 2024年』

「8月12-18日アルマ43-52章」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:2024年』

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モロナイと自由の旗

「自由の祝福のために」Scott M. Snow画

8月12-18日:「キリストの信仰をもってしっかりと立〔つ〕」

アルマ43-52章

アルマ43章の冒頭にある,「ここで,ニーファイ人とレーマン人の間の戦争の話に戻ろう」という言葉を読むとき,なぜモルモンは版の余白が限られていたにもかかわらずこれらの戦争の話を入れたのだろうかと疑問に思うのは自然なことでしょう(モルモンの言葉1:5参照)。確かに,末日にも戦争はありますが,モルモンの言葉には戦争の作戦や悲劇についての記述にとどまらない価値があります。モルモンの言葉は,わたしたち皆が「募ら〔れてい〕る」(『賛美歌』162番)戦い,すなわち悪の軍勢との日々の戦いに対して,わたしたちを備えてくれるものでもあるのです。この戦いは現実のものであり,その結果はわたしたちの永遠の人生に影響を与えます。ニーファイ人のように,わたしたちは「我々の神と宗教,自由,平和,妻子」のための聖なる大義,すなわちモロナイが「クリスチャンの大義」(アルマ46:12,16)と呼んだものによって霊を鼓舞されています。

家庭と教会で学ぶためのアイデア

アルマ43-52章

イエス・キリストはわたしの霊的な戦いを助けてくださる

アルマ43-52章を読むとき,ニーファイ人を成功(または失敗)に導いた行いに注目してください。その後,自分の霊的な戦いに勝利するために,学んだことをどのように活用できるか深く考えてください。あなたの考えを下に記録してください:

また,ニーファイ人の敵の取り組みから学べることを見てみましょう。サタンが似たような方法であなたをどのように攻撃してくるか深く考えてください:

ラッセル・M・ネルソン「信仰をもって将来を待ち望む『リアホナ』2020年11月号,73-76;「神はわが砦『賛美歌』36番も参照してください。

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レーマン人と戦うニーファイ人

Minerva Teichert(1888-1976年)画「ニーファイ人の町の防御」1949–1951, oil on masonite, 36 x 48 inches.Brigham Young University Museum of Art, 1969.

アルマ46:11-2848:7-17

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「キリストの信仰をもってしっかりと立〔つ〕」

あなたの生活におけるサタンの力を弱めたいと思いますか。その方法の一つは,アルマ48:17にある勧告に従って「モロナイのよう」になることです。アルマ46:11-2848:7-17を読みながら,モロナイについて述べている言葉のリストを作るとよいでしょう。「キリストの信仰をもってしっかりと立〔つ〕」(アルマ46:27)ことについて,モロナイから何を学べるでしょうか。

さらに,モロナイが「クリスチャンの大義」(アルマ46:11-22参照)において人々をどのように鼓舞したかを研究するとよいでしょう。あなたならその大義をどのように説明しますか。その大義に参加するために,あなたはどのようなことができるでしょうか。ともに参加するよう,どのようにほかの人々を鼓舞できるでしょうか。

モロナイが人々を鼓舞するために行ったことの一つは,ニーファイ人を奮い立たせる原則を強調した自由の旗を作ることでした(12節参照)。わたしたちの教会指導者は,現代においてどのような原則を強調しているでしょうか。『青少年の強さのために—選択の指針』(小冊子),「家族—世界への宣言」,若い女性アロン神権定員会のテーマ,または最近の総大会のメッセージから探すとよいでしょう。それらが教えていることを要約して幾つかの簡単な言葉とし,救い主と主の福音に忠実であるように思い起こさせてくれるあなた自身の自由の旗を作るとよいでしょう。

「福音トピックス」「イエス・キリストを信じる信仰」の項,福音ライブラリーも参照してください。

アルマ47章

サタンは少しずつ誘惑し,欺く

サタンは,あなたが大きな罪を犯したり,明らかなうそを信じたりする可能性は低いことを承知しています。そのため,サタンはあなたを義にかなった生活による安全から遠ざけるために,あなたが受け入れるだろうと思う,できるかぎり多くの狡猾なうそや小さな誘惑を用いてきます。

アルマ47章でこのパターンを探し,サタンがどのようにあなたを欺こうとしているかもしれないか深く考えてください。ロバート・D・ヘイルズ長老による次の洞察について考えてください。

「裏切り者のアマリキヤがふもとに『下りて来』て会談をするようにしきりに求めました。結局,山から下りたレホンタイは『少しずつ』毒を盛られて殺され,レホンタイの兵はアマリキヤの手に落ちました(アルマ47章参照)。ある人々は議論や非難というわなで,わたしたちを高い山から下ろそうとします。高い山には光があります。……それは安全な場所です。」(「クリスチャンらしい勇気—弟子としての犠牲『リアホナ』2008年11月号,74)

ネヘミヤ6:32ニーファイ26:2228:21-22も参照してください。

アルマ50-51章

一致は安全をもたらす

ニーファイ人の武具ととりでがあったにもかかわらず,レーマン人はすぐに多くの町を占領しました(アルマ51:26-27参照)。どうしてこのようなことが起きたのでしょうか。これらの章(特にアルマ51:1-12参照)を読みながら,答えを探してください。この話があなたやあなたの家族に何を警告しているか,深く考えてください。

その他のアイデアについては,今月号の機関誌『リアホナ』および『For the Strength of Youth—青少年の強さのために』を参照してください。

子供を教えるためのアイデア

アルマ43:17-2148:7-849:1-550:1-6

わたしはイエス・キリストの福音に霊的な守りを見いだすことができる

  • だい31しょう:しれいかんモロナイ,ゼラヘムナをうちまかす」(『モルモン書ものがたり』85-88)を使って,ニーファイ人とレーマン人の間の戦争について子供たちに話すとよいでしょう。アルマ43:19でニーファイ人の武具について読みながら,わたしたちの体を守る武具と,わたしたちの霊を守るために神が与えてくださっているものを比較するとよいでしょう。子供たちと一緒に一人の子供の絵を描き,わたしたちを霊的に守ってくれるものを子供たちが何か挙げる度に,その武具を絵に加えていくとよいでしょう。

  • 次の節では,ニーファイ人が築いたとりでについて述べられています:アルマ48:7-949:1-950:1-6。これらの節を一緒に読んだ後,椅子や毛布などでとりでを作ると楽しいかもしれません。

アルマ46:11-1648:11-13,16-17

わたしは司令官モロナイのように「確固としてキリストを信じ〔る〕」ことができる

  • 子供たちに,この概要にある絵を見て,自由の旗の話をしてもらうとよいでしょう(アルマ46:11-16;「だい32しょう:モロナイとじゆうのはた『モルモン書ものがたり』89-90参照)。モロナイは人々に何を覚えていてほしいと思っていたでしょうか(12節参照)。天の御父はわたしたちに何を覚えていてほしいと思っておられるでしょうか。それらの事柄を覚えている助けとなる言葉や絵を用いた自分の「自由の旗」を子供たちに作ってもらうとよいかもしれません。

  • モロナイのように「確固としてキリストを信じ〔る〕」(アルマ48:13参照)ことについて子供たちに教えるために,子供たちに何か堅い物を見つけて触れてもらうとよいでしょう。信仰が「確固として〔いる〕」とはどういうことでしょうか。アルマ48:11-12を一緒に読み,キリストを信じるモロナイの信仰が確固としたものであった理由を見つけます。「勇者になろう」(『子供の歌集』85)を一緒に歌ってもよいでしょう。「確固としてキリストを信じ〔る〕」ためにどのようなことができるでしょうか。

アルマ47:4-19

サタンはわたしたちを少しずつ誘惑し,欺く

アルマ47:4-19から選んだ聖句を一緒に読みます。アマリキヤが自分の計画を最初からレホンタイに伝えていたらどうなっていたでしょうか。これらの節は,サタンがどのようにわたしたちを欺こうとするかについて,どのようなことを教えていますか。

子供が自信を持てるように助ける。一人で福音を学ぶのが難しい子供もいるかもしれません。自信を持てるように助ける一つの方法は,学習に参加したときに褒めることです。この概要にある活動のどこで,この提案を応用できるでしょうか。

その他のアイデアについては,今月号の機関誌『フレンド』を参照してください。

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自由の旗を掲げるモロナイ

「自由の旗」Larry Conrad Winborg画

© 2018 Larry Conrad Winborg

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