ゼラヘムナはレーマン人の軍の指揮官でした。ニーファイ人を治め,かれらが自分の民に仕えるようにさせたいと思っていました。ゼラヘムナはニーファイ人をこうげきするために軍隊をひきいました。
アルマ43:3-8
ニーファイ人は,自分の家庭や家族,宗教をまもりたいと思いました。もしレーマン人が自分たちを治めれば,主を礼拝できないことが分かっていました。ニーファイ人は,てきと戦うことを選びました。
アルマ43:9-10,14-15
モロナイという名の人が,ニーファイ人の軍の指導者でした。モロナイは自分の軍が戦うじゅんびができているようにしました。
アルマ43:16-17
モロナイの兵士たちは武器を持ってきて,モロナイはかれらを守るために強い武具とたてをあたえました。
アルマ43:18-19
モロナイは軍隊をひきい,レーマン人と戦いました。レーマン人はニーファイ人が武具とたてを持っているのを見て,戦うのをおそれました。レーマン人はうすい服だけを着ていて,自分たちを守る武具も持っていませんでした。
アルマ43:19-21
レーマン人は去りました。かれらは別のニーファイ人の地にしのびこもうとしました。自分たちがどこへ行ったかモロナイは分からないだろうと思ったのです。
アルマ43:22
しかし,レーマン人が去るとすぐに,モロナイはかれらに追うためのみっていをつかわしました。
アルマ43:23
その後,モロナイは預言者アルマにメッセージを送りました。かれはアルマに,レーマン人が何をするつもりでいるのか主にたずねてほしいと思いました。主はアルマに,レーマン人がマンタイという弱い地をこうげきしようと計画していることを伝えられました。モロナイはアルマの言うことを聞きました。かれはレーマン人と戦うために軍隊をひきいました。
アルマ43:23-33
軍隊は戦いました。レーマン人はとても強く,いかっていました。ニーファイ人はレーマン人をおそれ,にげ出そうとしました。しかし,モロナイは家族と信仰を思い起こさせ,戦い続けました。
アルマ43:34-37,43-48
ニーファイ人は,主の助けをいのりもとめました。主はいのりにこたえ,大きな力をおあたえになりました。それでレーマン人はおそれました。かれらはとらえられ,にげられませんでした。モロナイは,レーマン人がおそれるのを見て,兵士たちに戦いをやめるように言いました。モロナイはレーマン人をころしたくはありませんでした。
アルマ43:49-53,44:1-2
モロナイはゼラヘムナに,二度とニーファイ人と戦わないと約束すれば,レーマン人は去ることができると言いました。ゼラヘムナはいかり,戦い続けようとしましたが,モロナイの兵を打ち負かすことはできませんでした。そこで,ゼラヘムナと軍隊は平和をたもって生活すると約束し,モロナイはかれらを去らせました。
アルマ44:1-20