ニーファイとリーハイは兄弟で,イエス・キリストの福音をすべての人に知ってほしいと思っていました。ニーファイ人とレーマン人は戦争中でしたが,兄弟たちはニーファイ人とレーマン人の両方を教えました。ある日,人々を教えるために旅をしていると,レーマン人の軍隊がかれらを牢屋に入れました。
ヒラマン3:20-21,37,4:4-5,14,5:4-21
多くの日の後,ニーファイとリーハイをころすために軍隊が牢屋にやって来ました。
ヒラマン5:22
ニーファイとリーハイがきずつけられそうになる前に,火の輪が周囲にあらわれました。二人は火で焼かれませんでした。神様がかれらを守ってくださっていたのです。そのとき,地面がゆれ動きました。牢屋のかべはくずれ落ちそうになりました。間もなく,暗い雲が牢屋の中にいるすべての人をおおいました。人々はとてもおそれました。
ヒラマン5:23-28
暗い雲の上から声が聞こえました。ささやくような静かな声でしたが,人々は心の中でそれを感じました。それは神様の声でした。神様がくい改めるように言ったのです。
ヒラマン5:29-30,46-47
地面と牢屋はさらにゆれました。ふたたび声が聞こえて,くい改めるようにつげました。雲とおそれのために,人々は動くことができませんでした。
ヒラマン5:31-34
集団の中にアミナダブという人がいました。かれは以前神様の教会にぞくしていました。かれはニーファイとリーハイの顔が明るくかがやき始めたのを見ました。それはまるで天使のようで,天にいるだれかと話しているようでした。アミナダブはすべての人に,ニーファイとリーハイを見るように言いました。
ヒラマン5:35-39
人々はアミナダブに,暗い雲を取りのぞくために何ができるかたずねました。アミナダブは,神様とイエス様について知っていることを分かち合いました。かれは,くい改め,イエス様を信じる信仰を持ち,神様にいのるよう言いました。人々はアミナダブの言葉に耳をかたむけました。かれらは,暗闇が消えるまでいのりました。
ヒラマン5:40-42
神様からの火は民の全員を取りかこみましたが,かれらは焼かれませんでした。人々はせいれいに満たされ,とても幸せでした。かれらはおどろくべきことを言いました。また声が聞こえました。イエス様を信じる信仰のあるかれらに平安があるようにとつげ,天使が来て,人々をおとずれました。
ヒラマン5:43-49
ニーファイとリーハイと民はみな牢屋を出て行きました。その日見聞きしたことを,人々は国中の大勢の人に話しました。レーマン人のほとんどはそれを信じて,イエス様にしたがいました。戦争で戦うのをやめました。その代わりに,人々にイエス・キリストを信じ,くい改めるように話しました。
ヒラマン5:50-52,6:1-6