ノア王は,ニーファイの地に住むニーファイ人を治めていました。ノアは自分の民にたくさんのお金をおさめさせ,自分がぜいたくをするために使いました。かれは高慢な祭司たちをめして,自分が治めるのを助けさせました。ノアは神様のいましめを守りませんでした。その代わりに,かれは多くの悪い行いをしました。
モーサヤ11:1-13
ノアはまた,民も悪くなるようにみちびきました。かれらは主にしたがいませんでした。
モーサヤ11:7,11,14-15,19
アビナダイという名前の神様の預言者がその地に住んでいました。ノア王と民にくい改めるよう伝えるために,主はアビナダイを送りました。
モーサヤ11:20
アビナダイは人々に,主がかれらにくい改めるよう望んでおられることを伝えました。もしかれらがくい改めなければ,主はてきがかれらの地に来て,かれらを治めることをゆるされます。てきはノアと民の人生を苦しいものとすることでしょう。
モーサヤ11:20-25
人々はアビナダイの言ったことにはらを立てました。かれらはアビナダイをころしたいと思いましたが,主はアビナダイを守り,にげられるよう助けてくださいました。
モーサヤ11:26
ノアもアビナダイをころしたいと思っていました。ノアは主を信じていませんでした。ノアと民はくい改めませんでした。
モーサヤ11:27-29
2年後,主はもう一度アビナダイを通して人々にけいこくさせました。アビナダイは民に,かれらがくい改めていないので,てきに国をうばわれるだろうと言いました。人々はアビナダイにはらを立てました。自分たちは何も悪いことをしていないし,くい改めないと言いました。かれらはアビナダイを縄でしばり,ノアのもとに連れて行きました。
モーサヤ12:1-16
ノアと祭司たちは計画を思いつきました。祭司たちはアビナダイに多くの質問をして,わなにかけようとしましたが,アビナダイは勇敢に答えました。祭司たちはアビナダイの答えにおどろきました。アビナダイをだませなかったのです。アビナダイは祭司たちが,正しいことをするよりもお金に関心があると言いました。
モーサヤ12:17-37
ノアは,アビナダイをころすように祭司たちに命じましたが,アビナダイは,自分にふれないようにけいこくしました。アビナダイの顔は神様の力でかがやいていました。アビナダイは,祭司たちが神様の律法を教えてこなかったと言いました。アビナダイは,イエス・キリストがお生まれになり,わたしたちのためになくなり,復活されると教えました。また,かれらがくい改めるなら,イエス様はゆるしてくださると言いました。
モーサヤ13章,16:6-15
アビナダイは,主からたくされたメッセージを伝え終えました。ノアはまだいかっていました。ノアは,アビナダイをとらえてころすように祭司たちに言いました。
モーサヤ17:1
祭司の一人のアルマは,アビナダイを信じました。アルマはアビナダイをすくおうとしました。ところが,ノアはアルマにもはらを立て,アルマを立ち去らせました。
モーサヤ17:2-3
祭司たちはアビナダイに,自分が教えたことは真実ではなかったと言えば生かすと言いました。しかしアビナダイは,自分は真理を教えたと言いました。ノアと祭司たちはまたいかりました。かれらはアビナダイを火でころしました。ノアの兵はアルマもころそうとしました。しかし,アルマはかくれ,アビナダイの言葉をすべて書きとめました。
モーサヤ17:3-13,20