リーハイとイシマエルの家族は何年もあれ野を旅しました。主はかれらをその地のより良い場所にみちびかれました。道中,かりをしたり,食べ物を集めたりしなければなりませんでした。それはとてもつらい旅でした。
1ニーファイ16:14,17:1,4
主は,いましめを守るならば家族をより良い地にみちびくと約束されました。かれらがその地をどのように見つければ良いか知らなくても,主がみちびいてくださるのです。
1ニーファイ2:20,10:13,17:13-14
ある朝,おどろいたことにリーハイは天幕の外で真鍮の玉を見つけました。それは,リアホナとよばれました。リアホナの中には,一本の矢があり,それはかれらがどの方向に移動するべきかしめしました。時に,かれらはリアホナに主からのメッセージが書かれているのを見つけました。このようにして主はかれらをみちびかれました。
1ニーファイ16:10,16,26-29,アルマ37:38
ある日,ニーファイがかりをしていたとき,はがねの弓が折れました。家族は,その弓なしでは食べ物を手に入れることができません。ニーファイの兄たちは,ニーファイと主にはらを立てました。
1ニーファイ16:18-21
かれらはみなとてもつかれていて,おなかを空かせていました。中には悲しみ,不平を言う人もいました。うえてしまうのではないかとおそれたのです。リーハイでさえも主に不平を言いました。
1ニーファイ16:19-22,35
ニーファイは,木で新しい弓と矢を作りました。主が食べ物を見つけることができるよう助けてくださるという信仰を持っていたのです。
1ニーファイ16:23
ニーファイは,かりに行くにはどこへ行けばよいかリーハイにたずねました。リーハイは不平を言ったことを悲しみました。かれはくい改め,主に助けを求めました。主はリーハイにリアホナを見るように言われました。そこにはメッセージが書かれました。家族は,かれらが主を信じる信仰を持ち,いましめにしたがったときにだけリアホナを使うことができることを学びました。
1ニーファイ16:23-29
主はリアホナに書かれているメッセージの内容を時々変えて,旅の間かれらを助けてくださいました。リアホナは,ニーファイがどこでかりをすればいいのか知るうえで役立ちました。ニーファイが食べ物を持ち帰ると,みんなよろこびました。かれらはくい改め,主に感謝しました。
1ニーファイ16:28-32