ノア王はニーファイ人の一団を治めていました。かれはたくさんの悪いことを行い,一部の人々はかれにはらを立てました。ギデオンという男の人が,つるぎでノアと戦いました。ノアは走って,とうの上に登りました。すると,とうからレーマン人の軍隊がやって来るのが見えました。ノアは民のことを思い,おそれているふりをしたのでギデオンはノアを生かしておきました。
モーサヤ11:1-2,19:2-8
ノアと民はにげました。しかし,レーマン人はかれらを追いかけ,かれらをこうげきし始めました。ノアは男たちに,家族を置いて自分とにげるように言いました。
モーサヤ19:9-11
ノアとにげる男たちもいました。しかし,多くの男は家族といることを選びました。ノアの息子のリムハイもとどまることを選びました。
モーサヤ19:12,16-17
多くのむすめたちが軍隊の前に立ち,レーマン人に家族をきずつけないようたのみました。レーマン人たちは,むすめたちに耳をかたむけ,ニーファイ人を生かしました。その代わりに,レーマン人はニーファイ人をとらえました。
モーサヤ19:13-15
にげた男たちは,家族のもとに帰りたいと思いました。ノアがそれを止めようとしたので,男たちはノアをころしました。そしてかれらは家族のもとに帰りました。
モーサヤ19:18-22
男たちは家族が無事であることをとてもうれしく思いました。かれらはギデオンに,ノアに起こったことを話しました。
モーサヤ19:22-24
民はリムハイを新しい王に選びました。リムハイはレーマン人の王に,かれらが持っているすべてのものの半分をレーマン人におさめると約束しました。その代わりに,レーマン人の王はリムハイの民をきずつけることはしないと約束しました。
モーサヤ19:25-27
数年間,かれらは平和にくらしました。その後,レーマン人がリムハイの民をひどくあつかい始めました。人々はふたたび自由になりたいと思いました。レーマン人と戦おうとしましたが,負けてしまいました。人々は神様に助けを求めていのりました。
モーサヤ19:29,21:1-15
ある日,アンモンという名のニーファイ人がリムハイと民をおとずれました。アンモンはゼラヘムラとよばれる地からやって来ました。リムハイはアンモンに会ってよろこびました。
モーサヤ21:22-24
アンモンはリムハイの民をゼラヘムラにみちびくことができますが,まずレーマン人からのがれなければなりませんでした。ギデオンは,ある計画を思いつきました。
モーサヤ21:36,22:1-9,11
夜に,ギデオンはレーマン人の見張りの兵に余分なぶどう酒をあたえ,かれらをねむらせました。兵がねむっている間に,リムハイとかれのすべての民は町からにげ出しました。
モーサヤ22:7,10-12
かれらはゼラヘムラに行き,そこでニーファイ人と合流しました。リムハイと民は神様についてさらに学びました。神様に仕え,神様のいましめにしたがうという聖約,つまり特別な約束を交わしました。二人はバプテスマを受け,神様の教会の一員となりました。かれらは,神様がレーマン人からのがれるのを助けてくださったことを思い出しました。
モーサヤ21:32-35,22:13-14,25:16-18