アルマと民は美しい地に住んでいました。かれらは種をまき,家を建てました。アルマは神様の祭司でした。アルマはたがいに愛し合うよう民に教えました。人々はアルマの言葉に耳をかたむけ,神様のいましめを守りました。かれらの家族はふえ,かれらは町をきずき上げました。
モーサヤ23:4-5,15-20
ある日,レーマン人の軍がやって来ました。かれらは道にまよっていました。レーマン人は,帰る道を見つけるのを助けてくれるなら,アルマの民に何もしないと約束しました。アルマは,かれらに自分たちの地にもどる方法を教えました。
モーサヤ23:25,30,36-37
ところがレーマン人は約束を守りませんでした。かれらはその地をうばい,兵にアルマの民を見張らせました。また,アミュロンという名のニーファイ人をアルマの民の王としました。アミュロンは偽祭司の指導者でした。かれと祭司たちは神様の預言者をころし,ほかにも多くの悪いことをしました。
モーサヤ17:12-13,23:31-32,37-39,24:9
アミュロンはアルマにはらを立てました。アミュロンはアルマの民をたくさん働かせ,意地悪でした。アルマの民はとても苦労しました。
モーサヤ24:8-9
かれらは助けを求めて神様にいのりました。アミュロンはかれらに,いのるのをやめるように言いました。いのる人はだれでもころされると言いました。
モーサヤ24:10-11
アルマと民は声に出していのるのをやめました。その代わりに,心の中でいのりました。神様はいのりを聞いてくださいました。かれらをなぐさめ,のがれる助けをすると約束されました。神様はかれらが働くのを楽にしてくださいました。人々はにんたい強く,よろこんで神様の言葉に耳をかたむけました。かれらは神様が助けてくださっていると知っていました。
モーサヤ24:12-15
アルマの民は神様を信頼し,深く信じていました。ある日,神様はかれらに,出て行く時が来たと言われました。その夜,アルマと民はじゅんびをしました。すべての動物と食べ物を集めました。朝になり,神様はレーマン人を深くねむらせました。その後,アルマと民はにげ出し,一日中旅をしました。
モーサヤ24:16-20
その夜,すべての男性,女性,子供たちは神様に感謝しました。かれらは,自分たちが助かったのは神様のおかげであると分かっていました。何日もの間旅を続け,ゼラヘムラの地にやって来ました。ニーファイ人はかれらをかんげいし,アルマはイエス・キリストを信じる信仰を持つことについてすべての人に教えました。多くの人は信じてバプテスマを受けました。
モーサヤ24:20-25,25:14-24