ニーファイ人はレーマン人と戦っており,助けを必要としていました。アンタイ・ニーファイ・リーハイ人は助けたいと思いましたが,かれらは戦わないという約束を主に立てていました。しかし,かれらの2,000人のわかい息子たちはその約束をしていませんでした。そこで,息子たちは家族を守るために戦うことを約束しました。この息子たちはわかい兵士とよばれました。
アルマ53:8,13-18,22,56:1-8
わかい兵士たちは預言者ヒラマンを指導者として選びました。かれらは大きなレーマン人の軍隊に比べれば少ない人数でした。しかしヒラマンは,わかい兵士たちが正直で,勇敢で,忠実であることを知っていました。ヒラマンがかれらをみちびくと,かれらはニーファイ人を助けるために出かけて行きました。
アルマ53:19-22,56:9-10,17,19
ニーファイ人の兵士は,つかれきっていました。しかし,わかい兵士たちが来るとよろこびました。わかい軍隊はかれらに希望と力をあたえました。一緒にレーマン人と戦うじゅんびをしました。わかい兵士たちの両親も,食べ物や物資を持って来るのを助けました。
アルマ56:16-17,19-20,22,27
レーマン人は多くの町をうばい,自分たちの軍隊をその中にとどめていました。ニーファイ人の指導者たちは,レーマン人に町の一つから立ち去ってほしいと思いました。かれらは計画を立て,わかい兵士たちに助けを求めました。
アルマ56:18-30
わかい兵士たちは,近くの町に住むニーファイ人に食べ物を運ぶふりをしました。レーマン人はその小さな一団を見ると,町をはなれて,わかい兵士たちを追いかけました。レーマン人は,つかまえるのは簡単だろうと思いました。
アルマ56:30-36
わかい兵士たちはレーマン人からにげました。その後,ニーファイ人の軍隊がレーマン人を追いかけ始めました。レーマン人は,ニーファイ人が追い着く前に,わかい兵士たちをつかまえたいと思いました。ニーファイ人は,わかい兵士たちがあぶないと思い,かれらを助けるためにより速く進みました。
アルマ56:36-41
しばらくして,レーマン人が見えなくなりました。ニーファイ人がレーマン人にたどり着き,戦っているのではないかと思い始めました。
アルマ56:42-43
ヒラマンは心配になりました。レーマン人が,わなにかけようとしているのではないかと思いました。かれはわかい兵士たちに,レーマン人と戦いに行くかどうかたずねました。
アルマ56:43-44
かれらは,母親が教えてくれたことを覚えていました。母親たちは,神様が守ってくださるので,神様を信頼し,うたがってはならないと教えていました。これらの息子たちは神様を信じ,家族を守る約束を守りたいと思っていました。かれらはヒラマンに,自分たちは戦いに行く用意ができていると言いました。
アルマ56:46-48
ヒラマンはかれらの勇気におどろきました。レーマン人と戦うために,かれらをみちびきました。
アルマ56:45,49
わかい兵士たちはレーマン人とニーファイ人が戦う様子を見ました。ニーファイ人はつかれきっていました。わかい兵士たちがやって来たとき,かれらは負けそうになっていました。
アルマ56:49-52
わかい兵士たちは神様の力をもって戦いました。レーマン人は,おそれて,戦いをやめました。わかい兵士たちの助けで勝つことができたのです!
アルマ56:52-54,56
その戦いでは,多くのニーファイ人とレーマン人がなくなりました。ヒラマンは,自分のわかい兵士の一部も死んでいたのではないかと心配していました。戦いの後,ヒラマンはすべての兵士を数えました。しかし,わかい兵士たちがだれ一人ころされていないのを見て,とてもうれしく思いました。神様はかれらを守られたのです。
アルマ56:55-56
さらに多くの息子たちが,わかい兵士たちに加わりました。かれらはニーファイ人の戦いを手伝い続けました。そのほかの戦いでも,わかい兵士たちはみなけがをしましたが,だれ一人死なずにいました。かれらは,母親が教えてくれたことを覚えていました。神様を信頼し,神様が守ってくださったのです。
アルマ57:6,19-27,58:39-40