アマリキヤは大きくて強いニーファイ人でした。かれは王になることを望んでいました。かれは,王になるのを助けてくれる人に力をあたえると約束しました。多くの人がかれを気に入り,ほかの人をかれにしたがわせようとしました。アマリキヤは人々に悪いことをするようにみちびきました。かれとかれにしたがう人は,イエス・キリストについて教えた人々をころしたいと思いました。
アルマ45:23-24,46:1-10
ニーファイ人の軍の指導者である司令官モロナイは,イエス様を信じていました。ニーファイ人が神様のいましめを守ったために祝福を受けたことを知っていたのです。かれは,アマリキヤが人々を神様から引きはなし,王になろうとし,人々をきずつけようとしていることにとてもいかりました。
アルマ46:9-11,13-15,18
モロナイは上着をさきました。そこに,自分たちの神様と自由と家族を覚えておくべきであると書きました。モロナイはそれをぼうの先につけて,自由の旗とよびました。モロナイは神様の祝福があるよういのりました。かれはニーファイ人に自由の旗を見せ,アマリキヤと戦うために加わるように言いました。
アルマ46:12-20,23-24,28
人々は武具を身に着け,モロナイのもとに走って行きました。かれらは神様と家庭,家族,自由のために戦うじゅんびができていました。かれらは,いつも神様にしたがうという聖約,すなわち特別な約束を神様と交わしました。そして,アマリキヤと戦うじゅんびをしました。
アルマ46:21-22,28
モロナイの軍は大きく,アマリキヤはこわくなりました。かれは自分にしたがう人とにげ出そうとしました。人々の多くは,アマリキヤが間違った理由で戦っているのではないかと心配していました。多くはもうかれについて行きませんでした。モロナイの軍隊は,それでもアマリキヤにしたがった人たちを止めましたが,アマリキヤとそのほかの数人はにげました。
アルマ46:29-33
アマリキヤはレーマン人の地へ行きました。かれは,ニーファイ人と戦えるよう,レーマン人にも助けてほしいと思いました。そうすれば,もっと大きく,強い軍隊を持つことができます。かれは,多くのレーマン人がニーファイ人にいかるようにしました。レーマン人の王は,ニーファイ人と戦うためにそなえるよう全員に言いました。
アルマ47:1
王はアマリキヤを気に入りました。王は,アマリキヤをレーマン人の軍隊を治める指導者の一人としました。しかし,アマリキヤはさらに力を求めました。
アルマ47:1-3
アマリキヤはレーマン人を治める計画を立て,レーマン人の軍全体を引きつぎました。その後,アマリキヤは王のしもべに王をころさせ,だれがそれをしたかについてうそをつきました。
アルマ47:4-26
アマリキヤは,王がころされたことについておこっているふりをしました。レーマン人はアマリキヤが好きでした。アマリキヤは王妃と結婚し,新しい王になりました。アマリキヤは,ニーファイ人も支配したいと思いました。かれはニーファイ人のことを悪く話し,レーマン人がニーファイ人に対していかるようにしました。やがて,多くのレーマン人はニーファイ人と戦いたいと思うようになりました。
アルマ47:25-35,48:1-4
アマリキヤがうそをついて権力をえる中,モロナイはニーファイ人に神様を信頼するそなえをさせました。かれは国のすべてのとうに自由の旗を置き,人々が約束を思い起こせるようにしました。モロナイの軍隊もまた,戦争のためにニーファイ人の町をそなえました。かれらは,町を安全で強い場所にするためにかべを立て,みぞをほりました。
アルマ46:36, 48:7-18
レーマン人が戦いに来ると,ニーファイ人の町に入れなくなっていました。かれらは,モロナイの軍隊がきずいたかべやみぞから先には進めませんでした。多くのレーマン人がニーファイ人をこうげきして死にました。アマリキヤはとてもいかりました。モロナイをころすとちかいました。
アルマ49:1-27
ニーファイ人は,自分たちを助け守ってくださった神様をたたえました。かれらは自分たちの町をさらに安全にし,より多くの町をきずきました。レーマン人との戦争は続きましたが,神様はモロナイとその軍隊がニーファイ人の安全を守れるよう助けられました。ニーファイ人は幸せでした。かれらは神様にしたがい,神様に忠実であり続けました。
アルマ49:28-30,50:1-24