主はヤレドの兄弟と家族を約束の地に連れて行かれました。かれらはけんそんで,神様のいましめを守っていました。長年の間にかれらはふえ,王にみちびいてほしいと思うようになりました。ヤレドの兄弟は,王がいることで苦労するかもしれないとけいこくしましたが,かれらに王を選ばせました。
エテル6:5,12-18,22-24,27
何百年もの間,ヤレド人は約束の地に住んでいました。王が良いことをするようにみちびくときもありましたが,そうではないときもありました。神様の預言者は人々にくい改めるようけいこくしました。人々が神様のいましめに耳をかたむけ,いましめを守ったとき,神様はかれらを助けてくださいました。ヤレド人の最後の預言者はエテルという名の人でした。
エテル7:23-27,9:26-30,10:16-17,28,11:1-8,12-13,20-22,12:2
人々は神様にしたがっていませんでした。しかし,主のみたまがエテルとともにありました。エテルは朝からばんまで人々を教えました。神様を信じるように伝え,くい改めなければほろぼされると言いました。信仰があれば,もう一度神様とともに住み,よいことを行う力を持つことを望めるでしょう。人々は信じませんでした。
エテル11:22,12:2-5,13:2
エテルは人々の行いを見ていました。日中,ほらあなにかくれて,見たことを書きとめたのです。人々はくい改めず,たがいに争い始めました。
エテル13:13-15
エテルは,ヤレド人の王であるコリアンタマーが,王になりたいと思う多くの人と戦わなければならなかったのを見ました。コリアンタマーは軍隊を使って自分を守りました。
エテル12:1,13:15-19
ある日,主はエテルに,コリアンタマーと民にくい改めをよびかけるようつげられました。くい改めるならば,主は民を助け,コリアンタマーに王国を守らせてくださるでしょう。しかしそうしなければ,人々はたがいをほろぼします。コリアンタマーは,主の言葉が真実であるのを見るまで生きますが,その後,かれも死んでしまいます。
エテル13:20-21
コリアンタマーも民もくい改めませんでした。人々はエテルをころそうとしましたが,エテルはほらあなににげこみました。シズという男がコリアンタマーと戦いました。人々はシズの軍隊とコリアンタマーの軍隊のどちらに加わるか選びました。二つの軍は何度も戦いました。多くの人々がなくなりました。
エテル13:22-25,14:17-20,15:2
コリアンタマーはエテルが言ったことを思い出しました。コリアンタマーは自分の民がたくさんなくなったことを悲しみました。このようなことが起こると預言者がけいこくしたことを思い出しました。かれはくい改め,シズに手紙を送りました。もし自分の民がすくわれるなら,王国をゆずると言いました。しかし,シズは戦いたいと思いました。
エテル15:1-5
コリアンタマーの民はいかり,戦いたいと思いました。シズの民もいかり,戦いたいと思いました。みな,くい改めたいとは思いませんでした。エテルは,全員が戦いに行くのを見ました。さらに多くの人がなくなりました。
エテル15:6,12-17
コリアンタマーは戦争をやめたいと思いました。王位を取り,民をきずつけないようシズにたのみました。しかし,みんなおこっていました。主のみたまを受けていなかったのです。エテルは,コリアンタマーがヤレド人の中でただ一人生き残るまで戦い続けるのを見ました。コリアンタマーは気を失いました。
エテル15:18-30,32
エテルは,主が言われたことがすべて真実であるのを見ました。エテルは起こったことを書きとめ終えました。そして,自分がなくなった後に人々が自分の記録を見つけられるようにしました。エテルは神様を信頼し,いつの日か神様とともにいられるのを楽しみにしました。
エテル15:33-34