リーハイとサライアの家族はあれ野で旅をしました。主はゆめの中で,真鍮のはんに書かれた聖文についてリーハイに話されました。エルサレムにいるラバンという人がはんを持っていました。主は,リーハイの家族が真鍮のはんを持って旅する必要があると言われました。
1ニーファイ3:1-3,19-20
主はリーハイに,真鍮のはんを取って来るために,息子たちをエルサレムに送り返すようにと言われました。ニーファイの兄たちは文句を言いました。かれらはリーハイに,それはむずかしいことだと言いました。かれらは行きたくなかったのです。
1ニーファイ3:4-5
それはとてもむずかしいことでしたが,ニーファイはしたがいたいと思いました。主が自分と兄弟たちを助けてくださることを知っていたのです。ニーファイはリーハイに,エルサレムにもどって真鍮のはんを手に入れてくると言いました。
1ニーファイ3:6-8
レーマン,レムエル,サム,ニーファイはエルサレムにもどりました。着いたときに,レーマンが真鍮のはんを手に入れるためラバンの家に行くことになりました。
1ニーファイ3:9-11
レーマンが真鍮のはんを求めたとき,ラバンはかれをとうぞくとよびました。ラバンはレーマンをころすと言いました。
1ニーファイ3:11-13
レーマンはにげ出し,何が起こったかを兄弟たちに話しました。
1ニーファイ3:14
4人の兄弟は悲しくなりました。レーマン,レムエル,サムはあれ野にいる両親のもとにもどりたいと思いましたが,ニーファイには考えがありました。真鍮のはんを手に入れるため,ラバンと持っている物を交換することができるのではないかと言いました。かれらは町にある家にもどり,交換できるように金と銀をすべて取ってきました。
1ニーファイ3:14-16,22-24
ラバンに金と銀を見せたとき,ラバンはそのすべてをほしがりました。それでも,かれは真鍮のはんをわたそうとはしませんでした。その代わりに,かれはしもべたちに命令して,ニーファイと兄弟たちの金銀をうばえるよう,かれらをころすように言いました。
1ニーファイ3:16,23-25
4人の兄弟たちは命がけでにげ,金と銀は置いてきてしまいました。ラバンのしもべたちは,かれらをつかまえることができませんでした。兄弟たちはほらあなにかくれました。
1ニーファイ3:26-27
このようなひどいことがあった後,レーマンとレムエルはニーファイにはらを立て,ニーファイとサムをぼうでたたきました。
1ニーファイ3:28
突然,天使がやって来て,なぜニーファイをたたいているのかとたずねました。天使は,ニーファイがかれらをみちびくために選ばれたのだと言いました。その後,天使はエルサレムにもどるように言いました。主が真鍮のはんを手に入れる方法をそなえてくださるのです。
1ニーファイ3:29