レーマン,レムエル,サム,ニーファイは,夜にエルサレムにもどりました。兄弟たちが町の外にかくれている間,ニーファイはラバンの家に行きました。
1ニーファイ4:4-5
ニーファイはみたまにみちびかれるままに行動しました。どうすればよいか分かりませんでしたが,真鍮のはんを手に入れられるよう主が助けてくださることを知っていました。
1ニーファイ4:6
ニーファイはラバンの家の近くにいたとき,ラバンが地面に横たわっているのを見つけました。ラバンはよっぱらっていました。ニーファイはラバンのつるぎを見て,さやから引きぬきました。
1ニーファイ4:7-9
ニーファイがつるぎを見ていると,みたまはラバンをころすように言いました。しかし,ニーファイはラバンをころしたくありませんでした。みたまはニーファイに,ラバンが死ぬ方が,ニーファイの家族が聖文を持てないよりも良いとつげました。ニーファイの家族には,真鍮のはんに書かれた神様のいましめが必要でした。
1ニーファイ4:10-11,13-17
ニーファイは,ラバンが自分をころそうとしたことを知っていました。ラバンはニーファイたちの財産もぬすみ,神様のいましめにしたがおうとしませんでした。
1ニーファイ4:11
みたまは再びラバンをころすようにニーファイにつげました。ニーファイは,主が真鍮のはんを手に入れるための方法をそなえてくださったことを知っていました。かれはみたまにしたがうことを選びました。ニーファイはラバンをころし,ラバンの服を着ました。
1ニーファイ4:12-13,17-19
その後,ニーファイはラバンの宝物蔵に行き,ラバンのしもべゾーラムに会いました。ニーファイはラバンのようにふるまい,話しました。
1ニーファイ4:20-23,35
ニーファイはゾーラムに,真鍮のはんが必要だと言いました。そこでニーファイはゾーラムに,一緒に来るように言いました。ゾーラムはニーファイをラバンだとすっかり思いこんでいたので,ニーファイの言うとおりにしました。
1ニーファイ4:24-26
ニーファイとゾーラムが町を出たとき,レーマン,レムエル,サムはニーファイをラバンだと思いました。かれらはおそれ,にげ出し始めました。
1ニーファイ4:28
ニーファイは兄たちによびかけました。ニーファイだと分かったとき,兄たちは走るのをやめました。しかし,その後,ゾーラムはおそれてエルサレムにもどろうとしました。
1ニーファイ4:29-30
ニーファイはゾーラムを止め,主がはんを手に入れるように命じられたことをゾーラムにつたえました。ニーファイはゾーラムに,かれらと一緒に約束の地へ行くようまねきました。ゾーラムは自分がしもべではなく自由な人になれることを知り,ニーファイとその家族と一緒に行くことを約束しました。
1ニーファイ4:31-37
かれらはリーハイとサライアのもとに帰ってきました。リーハイとサライアは,息子たちに会えてとてもよろこびました。サライアは息子たちが死んでしまったと思っていました。主が息子たちの安全を守られたので,サライアは主がエルサレムを出て行くよう家族に命じられたのだと信頼するようになりました。リーハイとサライアの家族は,主に感謝するためにぎせいをささげました。
1ニーファイ4:38,5:1-9
リーハイが真鍮のはんを読んでみると,はんには預言者の教えがありました。また,リーハイは自分の先祖の一人が,はるか昔に兄弟たちによってエジプトに売られたヨセフであることを知りました。リーハイは真鍮のはんがとても大切なものであることを知りました。また,自分の家族がいましめを知ることを主が望んでおられるのだと知りました。
1ニーファイ5:10-22