モルモン書は聖典です。この聖典は,主イエス・キリストについて,また主が昔アメリカ大陸をおとずれられたことについて教えています。モルモン書から,わたしたちはイエス様の福音について学ぶことができます。また,この世で平安をえる方法と,いつの日かふたたび神様とイエス様とともに住むための方法を教えてくれます。
モルモン書のタイトルページ,モルモン書の序文,3ニーファイ11章
モルモン書は神様の預言者によって,はんとよばれる金属のページに書かれました。預言者の物語やあかしは,わたしたちがイエス様を信じる信仰を持つ助けとなります。預言者たちは,はるか昔アメリカ大陸に住んでいた多くの人々について書きました。
モルモン書のタイトルページ,モルモン書の序文
ある一団は,イエス様が生まれる約600年前にエルサレムからアメリカ大陸にやって来ました。かれらはレーマン人とニーファイ人とよばれる二つの国民となりました。
モルモン書の序文,1ニーファイ1:4
そのかなり前に,別の一団がバベルのとうからアメリカ大陸にやって来ました。かれらはヤレド人とよばれました。
モルモン書の序文,エテル1:33-43
神様の預言者は人々を教えました。人々が神様のいましめに耳をかたむけ,それらのいましめを守ったとき,神様はかれらを助けられました。預言者はイエス様について教え,イエス様はエルサレムでお生まれになると言いました。ニーファイ人とレーマン人は,イエス様がおなくなりになった後,かれらの元に来られることを知りました。
2ニーファイ1:20,25:12-14,26:1,3,9,モーサヤ3:5-11,アルマ7:9-13,ヒラマン3章
預言者が言っていたとおりにイエス様は来られました。イエス様がおなくなりになり,復活された後,人々をおとずれられました。イエス様は一人一人に,御自分の手足のくぎあとをさわらせられました。かれらは,イエス様が神様の御子であられることを知っていました。イエス様は福音を教え,人々はそれを書きとめました。かれらは何年もイエス様のおとずれについて話し続けました。
3ニーファイ11:7-15,31-41,16:4,4ニーファイ1:1-6,13-22
モルモンは,イエス様がおとずれてから数百年後に生きた預言者でした。モルモンの生涯の間に,人々は主にしたがうのをやめました。モルモンは自分より前に生きた預言者たちの記録を持っていて,かれらの書いた多くの記録を一つのはんにしました。このはんがモルモン書になりました。
モルモン書の序文,モルモンの言葉1:2-9,モルモン1:2-4,13-17
モルモンは死ぬ前に,息子モロナイにはんをわたしました。モロナイが生きている間,人々はとても悪いことをしていました。かれらは,イエス様を信じる人をだれでもころしたいと思っていました。モロナイは未来の人々を助けたいと思ったので,はんにさらに言葉を書き残し,安全に守るためにうめました。
モルモン書の序文,モルモンの言葉1:1-2,モルモン8:1-4,14-16,モロナイ1章
何年も後の1823年,モロナイは天使として預言者ジョセフ・スミスのもとにやって来ました。モロナイはジョセフに,どこではんを見つけられるかをつたえました。神様の助けにより,ジョセフははんに書かれていることをほんやくしました。
モルモン書の序文,ジョセフ・スミス—れきし1章
神様はせいれいを送り,何が真実かを知ることができるように助けてくださいます。モルモン書を読むとき,それが真実かどうか神様にいのって,たずねることができます。同じように,イエス様が自分の救い主であり,自分を愛しておられることを知ることができます。
モルモン書の序文,モロナイ10:3-5