「1月20-26日:『子孫の心はその先祖に向かうであろう』:教義と聖約2章;ジョセフ・スミス—歴史1:27-65」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:教義と聖約 2025年』
「教義と聖約2章;ジョセフ・スミス—歴史1:27-65」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:2025年』
1月20-26日:「子孫の心はその先祖に向かうであろう」
教義と聖約2章;ジョセフ・スミス—歴史1:27-65
父なる神と御子イエス・キリストが森の中でジョセフ・スミスに御姿を現されてから3年が過ぎました。それ以来ジョセフは,どのような啓示も受けておらず,主は自分のことを快く思っておられないのではないかと思い始めました。わたしたちと同様に,ジョセフも間違いを犯していたために,自分は罪に定められていると感じていたのです。けれども神は,ジョセフのなすべき業を備えておられました。そして,ジョセフが召されていた業は,神がわたしたちに求めておられることと密接に結びついています。ジョセフはモルモン書を世に出すことになります。わたしたちはそのメッセージを分かち合うように招かれています。ジョセフは子孫の心をその先祖に向ける神権の鍵を受けることになります。わたしたちは今,神殿で自分の先祖のために儀式を受けることができます。ジョセフは間もなく成就する預言について告げられました。わたしたちはこれらの預言の成就を助けるために召されています。神の業に携わると,預言者が経験したように,反対に遭うかもしれませんし,迫害されることもあるかもしれません。しかしそれと同時に,主がジョセフを使われたように,わたしたちも主の御手に使われる者になれるという信仰を持つことができるのです。
『聖徒たち』第1巻,18-45も参照してください。
家庭と教会で学ぶためのアイデア
神はわたしのなすべき業を備えておられる
神はジョセフ・スミスのなすべき業を備えておられました。ジョセフの生涯を見ると,ジョセフがそれを成し遂げたことは明らかです。しかし,神があなたのなすべき業も備えておられることについて,あなたは考えたことがありますか。ジョセフ・スミス—歴史1:27-33を読みながら,その業は何かを考えてください。その業は,今なお続く救い主の福音の回復にどう貢献することになるでしょうか。
ゲーリー・E・スティーブンソン長老は次のように教えています。「わたしたちがキリストのもとに来て,ほかの人も同様に行えるよう助けるにつれ,神から託された責任を重要視する神の救いと昇栄の業に参加するようになります。……これらの責任は,分かりやすく,霊を鼓舞し,意欲を与えてくれ,わたしたちが実践できるものです。それらは次の通りです。
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イエス・キリストの福音に従って生活する
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助けの必要な人々の世話をする
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福音を受け入れるようすべての人を招く
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家族を永遠に結ぶ。」(「シンプルに美しく,美しいほどにシンプル」『リアホナ』2021年11月号,47)
神から託されたこれらの責任のそれぞれに携わった経験について,深く考えてください。救い主は,次にあなたに何をしてほしいと思っておられるでしょうか。これらの責任のそれぞれについて「トピックと質問」のページがあります( “Our Role in God’s Work of Salvation and Exaltation”〔「救いと昇栄の神の業におけるわたしたちの役割」〕の項,「福音ライブラリー」参照)。この質問に答えるための助けとして,そのページを調べるとよいでしょう。
これまでに犯した間違いのために,自分は主に使っていただけないだろうと感じることがあるかもしれません。ジョセフ・スミス—歴史1:28-29にあるジョセフ・スミスの例から,どのようなことが学べるでしょうか。「神の前における自分の……立場」はどうしたら分かるでしょうか。
御自分の福音を回復することによって,救い主は昔の預言を成就された
モロナイはジョセフ・スミスに現れたとき,イザヤ11章,使徒3:22-23,ヨエル2:28-32など,旧約聖書と新約聖書の預言を幾つか引用しました。ジョセフ・スミス—歴史1:34-47を読みながら,これらの預言をジョセフが知ることが大切だったのはなぜか考えてください。あなたがこれらの預言を知ることが大切なのはなぜでしょうか。
また,ジョセフ・スミスへのモロナイの最初の訪れについてデビッド・A・ベドナー長老が教えていることを,「神の力とをもって,大いなる栄光のうちに」(『リアホナ』2021年11月号,28)で読んでもよいでしょう。
「長き沈黙破りて出づ」『賛美歌』10番も参照してください。
神は御自分の王国で働くようわたしを備えてくださる
ジョセフが初めて金版を見たのは,わずか17歳のときでした。しかし金版がジョセフに託されたのは,その4年後のことでした。ジョセフ・スミス—歴史1:48-60を読んで,その間にジョセフの人生でどのようなことがあったかを調べてください。これらの出来事はジョセフにとって,神から召された業を行うためのどのような備えになったと思いますか。あなたにとって,神と人に仕えるための備えになった経験には,どのようなものがありますか。あなたが現在経験していることの中で,将来の奉仕の備えになるかもしれないものには,どのようなことがありますか。
主はわたしの心を先祖に向けるためにエリヤを遣わされた
この章に出てくる「植え〔る〕」,「心」,「向ける」などの言葉は,エリヤの使命とエリヤが回復した神権の鍵がもたらす祝福について,どのようなことを教えているでしょうか。あなたはこれまで,どのようなときに自分の心が先祖に向かっていると感じましたか。そのような気持ちをもっと頻繁に感じられるようにする方法を考えてください。先祖を探し出し,彼らのために神殿で儀式を行うことは,その方法の一つです(FamilySearch.org参照)。ほかにどのようなことが考えられるでしょうか。
教義と聖約110:13-6;ゲレット・W・ゴング「いつまでも幸せに」『リアホナ』2022年11月号,83-86も参照してください。
子供を教えるためのアイデア
わたしは悔い改めて赦しを受けることができる
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わたしたちは皆,ジョセフ・スミスのように「自分の弱さと不完全さのゆえにとがめを感じ〔る〕」ことがあります。子供たちと一緒にジョセフ・スミス—歴史1:29を研究し,そう感じたときにジョセフは何をしたかを見つけましょう。ジョセフの模範からどのようなことが学べますか。間違いを犯したときにそれをどう役立てることができるでしょうか。ジョセフは完全ではなかったけれども神から召されたということを知るのは,なぜ大切なのでしょうか。
天の御父は御自分の業を行うのを助けるようジョセフ・スミスを召された
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ジョセフ・スミス—歴史1:27-54または「だい3しょう:てんしモロナイと金ばん」(『教義と聖約物語』13-16,または「福音ライブラリー」の該当するビデオ)にあるモロナイの訪れの話をしながら,子供たちにジョセフ・スミスを演じてもらうと楽しいかもしれません。例えば,祈っているかのように腕を組んでもらったり,クモラの丘に登る動作をしてもらったりするとよいでしょう。その後,神が何をするようジョセフ・スミスを召されたか,またその結果わたしたちはどのような祝福を受けているかを話してもらいます。例えば,ジョセフ・スミスがモルモン書を翻訳したおかげで,わたしたちはどのような祝福を受けてきたでしょうか。ジョセフのしたことはわたしたちが天の御父とイエス・キリストに近づくためのどのような助けになっているでしょうか。
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天の御父は家族が神殿で結び固められることを望んでおられる
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神殿での写真を含め,子供たちと一緒に家族写真を何枚か見ると楽しいかもしれません(または『福音の視覚資料集』120番参照)。その後で,教義と聖約2章を読み,神殿がある理由と,家族が永遠に一緒にいることを天の御父が望んでおられる理由について,互いに考えを分かち合うとよいでしょう。「家族は永遠に」(『子供の歌集』98)を一緒に歌うとよいかもしれません。永遠に家族とともにいるために何ができるでしょうか。
先祖について知ると喜びがある
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幼い子供たちは,家族歴史を楽しみそれに喜びを感じてもらうようにすることができます。子供たちのために,先祖のストーリーや写真を分かち合うとよいでしょう。先祖たちが子供のころにどのような生活をしていたかについて子供たちに話してください。FamilySearch.org/discoveryにある家族歴史の活動をしても楽しいかもしれません。