第2章 千八百二十三年ねん九月がつ二十一日にちの夜よる,預よ言げん者しゃジョセフ・スミスがニューヨーク州しゅうマンチェスターの父ちちの家いえに住すんでいたときに受うけた,天てん使しモロナイの言こと葉ばに関かんするジョセフ・スミスの歴れき史しからの抜ばっ粋すい。モロナイは,現げん在ざい『モルモン書しょ』として世よに出だされている記き録ろくを作つくった歴れき代だいの歴れき史し家かの中なかの最さい後ごの人じん物ぶつである(マラキ書しょ第だい四章しょう五-六節せつと比ひ較かく。本ほん書しょ第だい二十七章しょう九節せつ,第だい百十章しょう十三-十六節せつ,第だい百二十八章しょう十八節せつとも比ひ較かく)。 1エリヤが神しん権けんを現あらわす。2-3先せん祖ぞの約やく束そくが子し孫そんの心こころに植うえられる。 1 見みよ,主しゅの大おおいなる恐おそるべき日ひが来くる前まえに,わたしは預よ言げん者しゃエリヤの手てによってあなたがたに神しん権けんを現あらわそう。 2 彼かれは先せん祖ぞに与あたえられた約やく束そくを子し孫そんの心こころに植うえ,子し孫そんの心こころはその先せん祖ぞに向むかうであろう。 3 そうでなければ,主しゅの来らい臨りんの時ときに,全ぜん地ちはことごとく荒こう廃はいするであろう。