「7月26日-8月1日。教義と聖約84章:『神性の力』」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:教義と聖約 2021年』(2020年)
「7月26日-8月1日。教義と聖約84章」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:2021年』
7月26日-8月1日
教義と聖約84章
「神性の力」
教義と聖約84章を読みながら,「神の口から出る一つ一つの言葉に従って生きなければならない」(44節)という勧告についてよく考えてください。どのように,この啓示にある言葉に従って生活することができるでしょうか。
印象を書き留める
1829年に神権が回復されて以来,末日聖徒たちはその聖なる力によって祝福されてきました。今日のわたしたちのように,彼らは神権の権能によってバプテスマと確認の儀式を受け,仕えるように召されました。神権の力を使うことができるということと,それを完全に理解することは同じではありません。また,神はご自身の聖徒たちにもっと理解してほしいと望んでおられることがありました。特に後に回復される神殿の儀式についてです。現在教義と聖約84章として知られている,神権に関する1832年の啓示は,神権が何であるかという聖徒たちのビジョンを広げるものでした。今日のわたしたちにとっても同様です。結局のところ,「神の知識の鍵」を持ち,「神性の力」を現し,「父の御顔を見て,なお生きていること」のできる神聖な力について,学ぶことはたくさんあります(19-22節)。
個人の聖文研究のためのアイデア
わたしは神の神権の力と祝福にアクセスできる。
神権という言葉について考えるとき,何が頭に浮かびますか。神権と,あなたの日々の生活に与える神権の影響について,どれほど頻繁に考えますか。これらの質問について深く考えた後,教義と聖約84:1-5,17-28を研究して,主の神権の力について主があなたに何を知るように望んでおられるのか考えてみましょう。神権とその目的についてだれかに説明するために,これらの節をどのように使うことができるでしょうか。
自分が参加した神権の儀式について考えてみるのもよいでしょう。それらの儀式において,「神性の力」(20節)はどのように現れていたでしょうか。自分の生活において,主の力をさらに受けるために何をするように主が望んでおられるのか考えましょう。
M・ラッセル・バラード「男性と,女性と,神権の力」『リアホナ』2014年9月号,32-37;福音のテーマ「神権」の項,topics.ChurchofJesusChrist.orgも参照してください。
主と主の僕を受け入れれば,御父が持っておられるすべてのものを受ける。
ポール・B・パイパー長老は次のように教えました。「興味深いことに,主は神権の誓詞と聖約〔教義と聖約84:31-42〕の中で,得ると受け入れるという動詞を使っておられ,聖任するという動詞は使っておられません。男女がともにアロン神権とメルキゼデク神権の両方の祝福と力を得,それを受け入れるのは,神殿においてです」(「死すべき世—その明らかにされた現実」『リアホナ』2016年1月号,47)。
教義と聖約84:31-42を学ぶときに,「得る」と「受け入れる」という言葉を探してください。この文脈では,それらが何を意味しているのか深く考えてみましょう。あなたは主と主の僕をどのように「受け入れる」のでしょうか。
神が「破られることはない」神権の誓詞と聖約(40節)に関連する約束をこれらの節に書き込むとよいでしょう。御父とその僕,また神の神権の力をもっと忠実に受け入れるようになるために,どのような促しを受けますか。
『聖句ガイド』「聖約」,「誓詞」の項,scriptures.ChurchofJesusChrist.orgも参照してください。
主の言葉を熱心に心に留め,主の御霊の声を聴くときに,わたしはキリストのもとに近づきます。
習慣として聖典や預言者の言葉を読むことは,霊的なやるべきことのリストにチェックを入れるよりもはるかに重要なことです。教義と聖約84:43-58の中で,なぜ神の御言葉を継続して研究する必要があるのかを理解する助けとなるどのような真理を見つけることができますか。これらの節に出てくる光と闇の対比に注目してください。「永遠の命の言葉を熱心に心に留める」ようにしたことが,どのように光と真理,そして「イエス・キリストの御霊」をあなたの生活にもたらしたでしょうか(43,45節)。
2ニ―ファイ32:3;「モルモン書—わたしたちの宗教のかなめ石」『歴代大管長の教え:エズラ・タフト・ベンソン』117-126も参照してください。
主に仕えているときに,主はともにおられる。
これらの節を読みながら,主が述べておられる,ご自身の使徒や宣教師たちを助ける方法を見つけてください。これらの約束は,主があなたに行うように命じられている業に,どのように当てはまるでしょうか。例えば,88節の約束は,自分の生活の中でどのように成就しましたか。
家族の聖文研究と家庭の夕べのためのアイデア
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教義と聖約84:6-18。モーセがどのように神権の権能を授かったのかを読んだ後,あなたの家族の神権者またはミニスタリングブラザーが自分が神権の職に聖任されたときの経験を分かち合うことができます。可能であれば,神権の系譜について分かち合い,話し合うことができるでしょう。今日,わたしたちが教会における神権の権能をイエス・キリストの権能にまでさかのぼることは,なぜ重要でしょうか。神権の系譜を要請するには,以下にメールを送ってください。lineofauthority@ChurchofJesusChrist.org。
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教義と聖約84:20-21。バプテスマや聖餐などの儀式を通して,「神性の力」が現れた経験をあなたの家族がしたのはいつでしたか。これらの儀式によって,どのように神の力がわたしたちの生活にもたらされているのか話すことができるでしょう。神殿の写真を見せて,神殿での儀式がわたしたちがより救い主のようになるために,さらなる力をどのように与えてくれるのか話し合うとよいでしょう。「神権の回復」(『子供の歌集』60)などの神権についての歌を歌って,その歌が神権について何を教えているのか話し合うことができます。
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教義と聖約84:43-44。食事やおやつを用意して,必要な材料に44節からの言葉や表現を貼り付けることができます。すべての材料を使うことは,なぜ大切でしょうか。神の一つ一つの言葉に従って生活することはなぜ大切でしょうか。
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教義と聖約84:98-102。これらの節にある「新しい歌」(98節)から,イエス・キリストについてあなたは何を学びますか。この歌に述べられている状況が起こるように,わたしたちの時代に何ができるでしょうか。
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教義と聖約84:106-110。わたしたちの家族は,「あらゆる部分」の賜物と働きにより,どのように「ともに教化」(110節)されているでしょうか。
子供を教えるためのそのほかのアイデアについては,『わたしに従ってきなさい—初等協会用』の今週の概要を参照してください。
歌の提案:「神権の回復」『子供の歌集』 60。「家族の聖文研究を改善するためのアイデア」も参照してください。