教義と聖約84章

「神性の力」

教義と聖約84章を読みながら，あなたの教える子供たちに強調した方がいいと感じる真理はどれでしょうか。聖霊から来る洞察を書き留めましょう。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

子供たちに，神権について知っていることを発表してもらいます。例えば『福音の視覚資料集』103－110番といった，神権の力によって祝福を受けている人の写真を見せます。そして，神権がどのように家族を祝福するか子供たちに尋ねます。

教義を教える：年少の子供たち

教義と聖約84：19－22，26－27

神権は神の力である

あなたの教える子供たちは，神権の目的について知っているでしょうか。教義と聖約84章で，主は一つの目的を明らかにしておられます。それは，わたしたちが天の御父のもとへ帰るのを助けるという目的です。（さらに学ぶには，福音のテーマ「神権」topics.ChurchofJesusChrist.orgを参照してください。）

活動案

教義と聖約84：20を読み，「儀式」という言葉が聞こえたら立つように子供たちに言います。儀式とは何か理解できるよう助けるため，『福音の視覚資料集』103－108番など，幾つかの神権の儀式の写真を見せます。それぞれの写真は何を行っているところか説明するように子供たちに言います（『聖句ガイド』「儀式」の項，scriptures.ChurchofJesusChrist.orgも参照）。天の御父はわたしたちが御父のもとに戻れるようにこれらの儀式をお与えになったことを説明します。
子供たちに活動ページの色塗りをしてもらいましょう。色を塗っている間，このページに載っている様々な神権の儀式について，またそれらの儀式にあなたが感謝している理由について説明します。

教義と聖約84：77

わたしはイエスに従うときイエスの友である

救い主は親友よりももっとわたしたちを愛してくださっていることを子供たちが分かるよう，どのように助けられるでしょうか。

活動案

教義と聖約84：77を読んでいる間，救い主の絵を見せます。「友」という言葉が聞こえる度に，子供たちに救い主の絵を指さしてもらいます。戒めを守るよう努めるとき，イエスを愛していることを主に示すことになると説明します。あなたにとって，イエスがあなたの友であられることはどのような意味を持つか話します。
子供たちが友人を愛していることを本人に示すために，できることを幾つか挙げられるよう助けます。イエスはが御自分がわたしたちの友であることを示すために何をなさったでしょうか。わたしたちは救い主の友であることを主に示すために，どのようなことができるでしょうか。「イエス様は友達」（『子供の歌集』37）など，イエスに関する歌を一緒に歌います。

教義と聖約84：88

天の御父は御自分の宣教師をお助けになる

いつか宣教師になると思うとわくわくするものですが，気後れする子供もいるでしょう。教義と聖約84：88は，天の御父が御自身の福音を宣べ伝えるために遣わした人たちをどのように助けられるかについて述べています。

活動案

子供たちが自分の知っている宣教師について考えるのを助けます。天の御父は宣教師に特別な約束をしておられることを伝えます。教義と聖約84：88を読み，子供たちが，この聖句に記された約束に合う動作を考えるのを助けます。あなたが主に仕え，88節に記されているように，主がともにいてくださったと感じたときのことについて話します。
和田貴志長老の話「キリストの言葉をよく味わう」（『リアホナ』2019年5月号，38－40）に出てくる4歳の男の子の話を紹介します。子供たち一人一人が自分の証をだれかに分かち合うために何を話せるか考えるのを助けます。例えば，信仰箇条を紹介するなどです。子供たち一人一人に友人に福音を分かち合うまねをするように言います。福音について人に話すときに何を言うべきか分かるよう，天の御父が助けてくださることを証します。

教義を教える：年長の子供たち

教義と聖約84：4－5，18－28，30

神権の儀式は，天の御父と再びともに住む備えをする助けとなる

あなたの教える子供たちは，成長するにつれ，神殿での死者のためのバプテスマや確認をはじめ，さらに多くの神権の儀式に参加できるようになります。子供たちが神権の儀式の目的と力を理解できるように，どのように助けることができるでしょうか。

活動案

ホワイトボードにアロン神権，およびメルキゼデク神権と書きます。教義と聖約84：18，26－28，30を一緒に読み，これらの聖句からアロン神権について学べる真理のリストを子供たちが作れるよう助けます。それから教義と聖約84：18－25を一緒に読み，メルキゼデク神権についての真理のリストを作ります。
バプテスマ，確認，神権の祝福，または聖餐など，子供たちが参加したことがある，あるいは見たことがある神権の儀式のリストを作ってもらいます。これらの儀式に関する彼らの経験を発表してもらいます。教義と聖約84：20を一緒に読みます（よく知らない言葉を理解できるよう助けます）。主はなぜわたしたちに儀式に参加するよう求められるのでしょうか。神権はどのように天の御父のもとに戻る助けとなるでしょうか。

儀式は神へのわたしたちの約束を覚えておく助けとなる
神殿の絵や写真を使ってパズルを作ります。教義と聖約84：5を子供たちと一緒に読み，主が聖徒たちに何を建てるよう命じられたかに注意してよく聞くように言います。子供たち一人一人にパズルのピースを1つ渡し，神殿に入る備えをするためにできることを分かち合うように言います。

教義と聖約84：64－72，81－88

主は宣教師を守り，力づけられる

これらの聖句には，主が福音を宣べ伝えるよう召した人たちに約束された事柄が含まれています。これらの約束は，子供たちがイエス・キリストの福音を人々に分かち合うよう鼓舞するものでもあります。

活動案

子供たちに二人一組になってもらい，各組に教義と聖約84：64－72，81－88から数節ずつ割り当てて読んでもらいます。福音を分かち合う人たちに主が与えておられる約束を見つけてもらいます。学んだことを発表してもらいます。知り合いや聖文に出てくる人で，福音を宣べ伝えるときに主の助けを受けた人について考えるのを助けます（例えばレーマン人サムエル〔ヒラマン13：2－4；16：6－7参照〕あるいはアンモン〔アルマ17：32－38参照〕など）。あなたが主に仕えたときに主の支えを感じた経験を紹介します。
複数のコップかそれに類する容器をクラスに持ってきます。子供たちが今宣教師になれる方法を紙に書き，各コップに1枚ずつ入れます。コップを集め，口が上に向くように床に置きます。子供たちに順番に何か小さな物をコップに入るよう投げてもらい，入ったコップの中にある紙に書いてあることを演じてもらいます。わたしたちが人と福音を分かち合うとき，難しかったり緊張したりするときでさえ，天の御父はどのように助けてくださるでしょうか。
伝道活動のおかげで，すなわち宣教師がわたしたちや親，または先祖に福音を教えてくれたことによって，わたしたちは皆末日聖徒イエス・キリスト教会の会員であることを子供たちが理解できるよう助けます。あなたやあなたの先祖が福音を受けられるよう，宣教師がどのように助けたか子供たちに話します。子供たちに似たような経験があれば，分かち合ってもらいましょう。家族で最初に教会員になった人がどのように福音について学んだか，親に尋ねるよう勧めます。

家庭で学ぶよう励ます

子供たちに今週，家の人や友人に福音を分かち合うために何かしてもらいます。天の御父の助けを願い求め，神がどのようなことをして助けてくださるか注意するように勧めます。

教え方を改善する

五感を活用します。「ほとんどの子供たち（そして大人）は，複数の感覚を用いるときに，最も学ぶものです。子供たちが学ぶ際には，彼らの視覚，聴覚，触覚を活かす工夫をしてください。」（『救い主の方法で教える』 25）