「4月20-26日モーサヤ4-6章:大きな変化」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2020年 モルモン書』(2020年)
「4月20-26日モーサヤ4-6章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2020年』
4月20日-26日
モーサヤ4-6章
「大きな変化」
あなたが教える子供たちにとって,モーサヤ4-6章にあるどの教えが彼らの心に「大きな変化」(モーサヤ5:2)を経験し始める助けとなるでしょうか。祈りながら導きを求め,受けた印象を書き留めましょう。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
細長い紙切れに子供一人一人の名前を書き,容器に入れます。容器から名前の書かれた紙切れを一つすつ取り出し,その子供に先週のレッスンから覚えていることを分かち合ってもらうか,今週モーサヤ4-6章を家で読んで学んだことを話してもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
悔い改めは幸福をもたらす
イエス・キリストの贖いにより可能になった,悔い改めというすばらしい贈り物について学べるよう子供たちを助けましょう。
活動案
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モーサヤ4:1-3と10節を使い,悔い改めるとはどういう意味かを教えます。例えば,ベニヤミン王の民が自分たちの罪を悲しんで赦しを求めたときに(1-2節),ベニヤミン王は民に罪を捨てる(またはやめる)ように言ったということを(10節),子供たちが発見できるよう助けましょう。彼らに 3節を読み聞かせ,民が悔い改めたときにどう感じたか尋ねます。
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子供たちに,洋服が汚れたらどんな気持ちがするか尋ねます。再びきれいになると,どんな気持ちがするでしょうか。汚れた服を洗うように,わたしたちも過ちを犯す時に悔い改めることができることを説明します。イエス・キリストの絵を見せ,主は,もしわたしたちが悔い改めるならば,わたしたちの罪を取り除き,清める力をお持ちであることを証します。子供たちと一緒に「人をゆるせるように」(『子供の歌集』 52番)の2番を歌います。子供たちに,この曲が悔い改めについて何を教えているか尋ねます。
わたしたちは愛と思いやりをもって人々と接する必要がある
どのようにしてモーサヤ4:13-26を使い,子供たちに「互いに愛し合い,互いに仕え合う」ことを教えることができるでしょうか。( 15節)
活動案
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ホワイトボードに小さなハートを描きます。子供たちに,どのような方法で人に親切にすることができるか尋ねます。彼らが答えを言うたびにハートを消し,より大きいハートを描きます。わたしたちが人に親切にするたびに,わたしたちの愛は大きくなることを証します。子供たちに紙のハートを配り,そこに愛を示し親切にする方法の絵を描いてもらいます。
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「すべての人を愛しなさい」や「共に愛し合え」(『子供の歌集』39番 74番)など,人を愛するようにと教える歌を歌いながら,子供たちがそれに付け加える動作を考えるのを手伝います。
神と聖約を交わすとき,わたしはキリストの御名を受ける
あなたの教える子供たちが神とバプテスマの聖約を交わして「キリストの子と呼ばれ」(モーサヤ5:7)るよう備えるために,どのように助けることができるかをよく考えましょう。
活動案
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子供たちが「イエス・キリスト」と書かれたバッジを作り,それを洋服の心臓がある位置に付けることができるよう助けます(今週の活動ページを参照)。ベニヤミン王は,わたしたちが神と聖約を交わす,あるいは約束をすることは,キリストの名前を「いつも(わたしたちの)心にしっかりと記〔す〕」(モーサヤ5:12)ことと同様であると教えました。そのことを子供たちに説明します。バプテスマを受け聖餐を取るとき,わたしたちは何を行うと約束しますか。(モーサヤ5:8;教義と聖約20:37,77, 79参照)
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子供たちに,だれかと友達になるためにどんなことをするか尋ねます(例えば,一緒に話す,一緒に何かをする,一緒に時間を過ごすなど)。モーサヤ5:13を子供たちに読んで聞かせます。主がわたしたちにとって「見知らぬ人」になることがないよう,イエス・キリストをもっとよく知るにはどんなことができるでしょうか。
教義を教える:年長の子供たち
わたしは悔い改めることができる
どのように助けることで,子供たちは悔い改めるの意味を理解することができるでしょうか。モーサヤ4:1-11のどの節が役に立つと思いますか。
活動案
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ホワイトボードに赦しという言葉を書きます。一緒にモーサヤ4:1-3を読み,3節から,わたしたちが悔い改めて赦しを得るときに受ける祝福を表す言葉を見つけてもらいます。
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完全に心から悔い改めるために行わなければならない事柄を幾つか子供たちに挙げてもらいます。その幾つかをモーサヤ4:10から見つけられるよう助け,言葉や語句の意味について話し合います。あなたの人生,あるいは最近の教会機関誌から,悔い改めについての良い例となる物語を分かち合います。
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モーサヤ4:6,9,11から,子供たちが天の御父を表す言葉を見つけられるよう助けます。わたしたちが悔い改める必要があるとき,天の御父がどのような御方なのか理解することが重要なのはなぜでしょうか。あなたが悔い改めたときに感じた神様の愛について証を述べます。
福音はわたしに,愛と思いやりをもってほかの人に接するよう霊感を与えてくれる
ベニヤミン王は,わたちたちがキリストのみもとに来て罪の赦しを得るとき,わたしたちは「神の愛で満たされ」(モーサヤ4:12)ると教えました。そうすることで,わたしたちはほかの人に愛をもって親切に接することができるよう導かれます。
活動案
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モーサヤ4:13-16,26から,わたしたちがほかの人々に奉仕する方法を示す語句を見つけられるよう子供たちを助けます。これらの行動を表す動作をしてもらうか,行動を絵に描いて表してもらい,ほかの子供たちにその語句を当ててもらいます。家庭や学校,教会でどのように愛や思いやりを示すことができるでしょうか。
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だれかを愛したり,誰かに奉仕した経験を子供たちに分かち合ってもらい,その経験からどのように感じたか話してもらいます。人がほかの人に奉仕したくないと思う理由にはどのようなものがありますか。助けが必要な人々を助けるようだれかを説得するために,何と言うことができるか,子供たちに尋ねてください。モーサヤ4:16-26からアイディアを見つけることができます。
バプテスマを受けて聖餐を取るとき,わたしはキリストの御名を受ける
あなたが教える多くの子供たちは,すでにバプテスマを受け,聖餐を通して聖約を新たにしています。彼らが交わしたバプテスマの聖約においてイエス・キリストの御名を受けることこそが重要であることを思い出させましょう。
活動案
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ホワイトボードに円を描き,その中心にイエス・キリストの絵を貼ってください。子供たちと一緒にモーサヤ5:8を読みながら,彼ら自身の絵を描いてもらいます。この聖句にはわたしたち自身は何を受けるべきだと書いてありますか。わたしたちは何を「交わし」ましたか。キリストの名前を自分自身の絵が描かれた紙に書いてもらい,救い主の絵と一緒に円の中に貼ってもらいます。バプテスマを受けるときや聖餐を取るときにわたしたちはどのような聖約を交わしますか。(モーサヤ18:8-9;教義と聖約20:77, 79参照)
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わたしたちが学校の宿題や運動着などの物に自分の名前を書く理由を子供たちと話します(モーサヤ5:14-15)。キリストの名前を「いつも心にしっかりと記して」あることを示すにはどうすればよいでしょうか。(モーサヤ5:12)
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クラスにワードの若い男性か若い女性を招き,聖餐をとるときに新たにする聖約について説明してもらいます。子供たちと一緒に教義と聖約20:77,79にある聖餐の祈りを読み,わたしたちが交わした聖約と,その代わりに神がわたしたちに約束されたことが表す語句を見つけるよう勧めます。
家庭で学ぶよう励ます
今日学んだことを絵に描き,描いた絵を使って学んだことを家族に教えるよう勧めましょう。