「11月30日-12月6日 モロナイ1-6章:「彼らを正しい道にとどめるため」『わたしに従ってきなさいー初等協会用:2020年 モルモン書』
「11月30日-12月6日 モロナイ1-6章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2020年』
11月30日-12月6日
モロナイ1-6章
「彼らを正しい道にとどめるため」
子供のために学習活動を計画し始める前に,モロナイ1-6章をよく祈って研究し,子供たちに理解してもらったらよいと感じる原則や聖句を見つけます。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
モロナイについて学んできたことを子供たちに言ってもらいます。子供たちが覚えておけるよう助けるために,「だい53しょう:モロナイとその教え」(『モルモン書ものがたり』154-155,またはChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオ)を活用するとよいでしょう。
教義を教える:年少の子供たち
わたしはイエス・キリストをいつも覚えていることを示すために聖餐を受ける
年少の子供でも聖餐を神聖で霊的な経験とすることができます。どんな助けをすれば,あなたの教える子供たちは聖餐の間にイエスのことを考えられるようになるでしょうか。
活動案
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聖餐を取っている人たちの絵を見せます(『福音の視覚資料集』108番参照)。聖餐の間にどんなことが行われるか,子供たちに話してもらいます。聖餐の間,わたしたちは何をしているべきでしょうか。
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ワードの二人の会員をクラスに招き,モロナイ4:3と5:2 を子供たちに読んで聞かせてもらいます。そして,毎週聖餐を取る理由を話してもらいます。聖餐の間にイエスのことを考え,イエスのことをいつも覚えておけるようにするために子供たちにできることを,その二人に提案してもらいます。
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「心低く」(『子供の歌集』11)など,子供たちがイエスのことを考える助けとなる歌を一曲歌います。聖餐のときのように敬虔な態度で座る練習を子供たちにしてもらいます。
わたしはバプテスマを受ける備えをすることができる
モロナイの時代にバプテスマを受けた人たちに関するモロナイの説明は,現代の子供たちがこの大切な儀式を受ける備えをする助けとなります。
活動案
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どんな人がバプテスマを受けられるかを教えている言葉を,モロナイ6:1-3から読みます。子供たちが理解できないような言葉を説明します。例えば,「打ち砕かれた心と悔いる霊」の意味は,一つには,自分の罪に対して申し訳ない気持ちを感じることです(モロナイ6:2)。あなたがバプテスマを受けたときにどんな準備をしたかを話します。または,最近バプテスマを受けた人に,どんな準備をしたかを説明してもらってもよいでしょう。将来バプテスマを受けるためにどう備えたらよいか,子供たちが考えられるよう助けます。
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バプテスマを受けている人の写真を見せ(『福音の視覚資料集』 103番,104番),写真に何が写っているか子供たちに話してもらいます。水や白い服など,細かい点に子供たちが注意を向けられるように助けてください。なぜバプテスマを受けるのかを子供たちに尋ね,あなたがバプテスマを受けることにした理由を説明します。
わたしは教会に行くと祝福を受ける
あなたの教える子供たちは,毎週教会に行く理由を理解しているでしょうか。モロナイ6章には,大切な理由が幾つか書かれています。
活動案
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なぜ教会に行くのが好きなのかを子供たちに言ってもらい,教会で行うことを幾つか挙げてもらいます。そのようなことの幾つかをモロナイ6:4-6,9から読んで聞かせ,子供たちに自分でその中の幾つかの動作をしてもらいます(祈りや説教をする,歌を歌う,聖餐を取るなど)。または,それをしている絵を描いてもらってもよいでしょう。
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教会に出席することについての歌,例えば「教会に行くのは」(『子供の歌集』142)を子供たちに歌ってもらいます。あなたが教会に行くのが大好きな理由と,教会に行くことによってどんな祝福を受けてきたかを子供たちに話します。
教義を教える:年長の子供たち
聖霊は神聖な賜物である
聖霊については,モロナイ2-6章で何度か述べられています。どうすればあなたは,この章を活用して聖霊が助けてくださることを子供たちに理解してもらうことができるでしょうか。
活動案
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聖霊または御霊について書いてある節を,モロナイ2-6章の中からすべて見つけるよう,子供たちに言います。見つけた節を一つずつ一緒に読み,聖霊について分かったことをホワイトボードに箇条書きにするよう子供たちに言います。聖霊はどのようにわたしたちを助けることがおできになるでしょうか。
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教会あるいはそのほかの場所で,あなたが聖霊を感じたときのことについて子供たちに話します。それが聖霊であることがなぜ分かったのか,聖霊はどのようにあなたを助けてくださったかを説明してください。聖霊にまつわる経験があれば,どのようなことでも子供たちに話してもらい,聖霊の影響力を求めるよう子供たちに勧めます。
わたしはイエス・キリストをいつも覚えていることを示すために聖餐を受ける
子供たちは聖餐の神聖さが分かると,聖餐に臨む態度が敬虔になり,この儀式の間に神を近くに感じることができるようになります。
活動案
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モロナイ4:3と5:2の語句を数枚の紙片に別々に書いておき,子供たちにそれを正しい順に並べてもらいます。これらの節によると,聖文がそれほど重要であるのはなぜですか。
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友達が初めて聖餐会に来ることになったと想像してもらいます。その友達に,聖餐とは何か,なぜ聖餐を取るのかを,子供たちはどう説明するでしょうか。その説明の中で,モロナイ4:3と5:2を使うように勧めます。
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聖餐の間,敬虔にしてイエス・キリストのことを考えられるようにするために家族がしていることを,子供たちに発表してもらいます。ほかにどんなアイデアがあるでしょうか。そのアイデアの中から一つ選んで,聖餐の間にもっと長い間救い主のことを考えられるようにするために目標を立てるよう,子供たちに言います。
わたしたちが教会に行くのは,聖餐を受けて互いに助け合うためである
モロナイの言葉は,あなたの教える子供たちが毎週教会に来ることにもっと大きな目的を見いだせるよう助けてくれます。
活動案
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「なぜ教会に来るのか」とホワイトボードに書き,考えられる答えを子供たちに書いてもらいます。モロナイ6:4-6,9の中からほかの答えを見つけ,それをホワイトボードに書き加えてもらいます。教会に来ることでどのように祝福されてきたかを,子供たちに発表してもらいます。この教会の会員であることに感謝している理由をほかの宗教を信じている友達に説明している場面を,子供たちに演じてもらいます。
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栄養のある食べ物の絵やサンプルを見せます。体に養いを与えることは,なぜ大切なのでしょうか。モロナイ6:4を一緒に読み,「神の善い言葉で養われ〔る〕」という言葉はどういう意味だと思うか,子供たちに尋ねます。神の言葉はどのようにわたしたちを養うでしょうか。
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ジェフリー・R・ホランド長老の以下の言葉を一人の子供に読んでもらい,お互いに養い合う方法について教えていることを話し合います。「福音の知識を新たに幾つか学び,友人に会うことは大切な要素ですが,単にそれだけを目的に教会に来る会員はほとんど存在しません。会員が教会に集うのは,霊的な経験を求め,平安を感じ,信仰を強め,新たに希望を得たいと望んでいるからです。つまり,神の善い言葉で養われ,天の力により強められるよう望んでいるのです。」(「神からこられた教師」『聖徒の道』1998年7月号,29)どうすれば,教会でお互いに霊的に養い合うことができるでしょうか。
家庭で学ぶよう励ます
毎週教会に出席するのが好きな理由を家族に話すよう,子供たちに勧めます。