「12月14-20日 モロナイ10章:『キリストのもとに来て,キリストによって完全になりなさい』」『わたしに従ってきなさいー初等協会用:2020年 モルモン書』(2020年)
「12月14-20日 モーサヤ10章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2020年』
12月14-20日
モロナイ10章
「キリストのもとに来て,キリストによって完全になりなさい」
クラスの中には,モルモン書を家で学んで有意義な経験をしている子供がいるかもしれません。その経験をどう使って,家で聖文を読むようすべての子供たちに勧めることができるでしょうか。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
モルモン書を子供たちに回します。モルモン書を受け取った子供に,モルモン書が好きな理由を言ってもらいます。好きな物語や証,家や教会でモルモン書から学んだ経験などを言ってもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
わたしは,モルモン書が真実の書物であることを自分で知ることができる
モルモン書が真実の書物かどうか神に尋ねるようにというモロナイの勧めを子供たちに受け入れてもらう方法を見つけます。
活動案
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モロナイが金版を埋めている絵(『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要参照)を見せて,何をしている絵か子供たちに説明してもらいます。子供たちに金版を指差してもらい,この版の上に現在モルモン書に書いてある言葉が記されていたことを説明します。子供たちに,版に記録を書き,それを埋めるモロナイになってもらいます。「金版」(『子供の歌集』61)を一緒に歌います。
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モルモン書を見せて,モロナイ10:4を読みます。モルモン書が真実の書物であるかどうか神に尋ねることができること,そうすれば神が聖霊を送って証してくださることを強調します。「だい54しょう モルモン書のやくそく」(『モルモン書ものがたり』156,またはChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオ)を使ってもよいでしょう。あなたがモルモン書の証を得る際に聖霊がどう助けてくださったかを話します。御霊の証を受けるとどのような気持ちを感じるのか子供たちが理解できるよう助けます。「いのりながらみ言葉読む時」(『子供の歌集』66)など,真理を見いだすことに関する歌を1曲歌います。
天の御父はわたしに霊的な賜物を与えてくださる
モロナイは,神が御自分を信じる信仰を持つ子供たちにお与えになる賜物について説明しています。神から霊的な賜物を与えていただけるという信仰を子供たちが持てるように助けるとよいでしょう。
活動案
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9から16までの数字を別々の紙に書き,それぞれの紙を贈り物のように包装します。子供たちに,交替でその贈り物を開けてもらいます。出てきた番号と一致する節をモロナイ10:9-16から一緒に読み,どんな霊的な賜物について書いてあるか言えるよう子供たちを助けます。この賜物は,わたしたちが助け合い,神の業を行えるように,天の御父が御自分の子供たちにお与えになるのものだと説明します。
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これまでに自分がもらった中で気に入った贈り物について,子供たちに簡単に話してもらいます。信仰や知恵,証,優しさの賜物や,学ぶ能力の賜物など,天の御父が子供たちに与えておられるとあなたが気づいた霊的な賜物について子供たちに伝えます。
イエス・キリストは,わたしがみもとに来るよう願っておられる
どうすれば「キリストのもとに来〔る〕」ことの意味を子供たち理解してもらえるか,よく考えてください。
活動案
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モロナイ10:32にある「キリストのもとに来て,キリストによって完全になりなさい」という言葉を子供たちに読んで聞かせた後,あなたと一緒に復唱してもらいます。子供たちに目を閉じてもらい,その間にイエスの絵を部屋の中のどこかに置きます。次に,目を開け,絵を見つけて,その周りに集まってもらいます。キリストのもとに来ることのできる方法を子供たちと話し合います(例えば,信仰箇条1:3-4参照)。子供たちに教室のどこかに絵を置いてもらい,この活動を繰り返します。
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子供たちが「勢力と思いと力を尽くして神を愛する」と書いてあるハート型のバッジに飾り付けするのを手伝います(モロナイ10:32参照)。神を愛していることを神に示すには,どうしたらよいでしょうか。
教義を教える:年長の子供たち
わたしは聖霊の力によって真理を知ることができる
モルモン書は真実の書物であるということを,わたしたち一人一人に知ってほしいと,神は願っておられます。「これが真実であることを,聖霊の力によってあなたがたに明らかにしてくださる」という神の約束を子供たちが理解できるよう助けます。
活動案
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読む,思い起こす,深く考える,問うという言葉をホワイトボードに書きます。モロナイ10:3-4の中からこのような言葉を見つけるよう,子供たちに言います。モルモン書の証を得たり,その証を強くしたりするためには,何を読み,何を思い起こし,何を深く考えて,何を問うべきなのでしょうか。これらの聖句と,「いのりながらみ言葉読む時」という歌の似ている点を子供たちに探してもらいます(『子供の歌集』66)。
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一緒にモルモン書を学んで経験したことを,子供たちに幾つか思い出してもらいます。モルモン書は真実の書物であるという証をどうやって得たか,その証をどうやって強くしたかも含めて,モルモン書についてあなたが感じていることを伝えます。感じていることや証を,子供たちに分かち合ってもらいます。
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何かについて聖霊があなたに証されたときのことを話します。そのときどう感じたか,なぜそれが聖霊だと分かったかを説明してください。御霊がわたしたちにどのように語られるかについて以下の聖句から学べるよう,子供たちを助けてください。ヨハネ14:26-27;教義と聖約6:15,23;8:2-3;9:7-9;11:12-14。
天の御父はわたしに霊的な賜物を与えてくださる
今の時代には,「神の賜物……を否定」する人がたくさんいます(モロナイ10:8)。このような賜物が今の時代にもあることを,子供たちに分かってもらいます。
活動案
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モロナイ10:9-16で挙げられている賜物を何枚かの紙片に書いて,贈り物用の箱に入れます。ホワイトボードに9から16までの数字を書き,子供たちに交替で箱から紙を1枚取り出してもらい,ホワイトボードに書いた節の番号と照らし合わせてもらいます。8節と17-18節から,わたしたちはこれらの賜物についてどんなことを学べるでしょうか。
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モルモン書の出現についての物語を話します(「だい3しよう てんしモロナイと金ばん」『教義と聖約物語』13-16参照)。モロナイ10:9-16で述べられている賜物の中で,モルモン書を世に出すために神がジョセフ・スミスに与えられた賜物はどれか,子供たちが指摘できるように助けてください。今日も御霊の賜物が存在することをわたしたちが信じるよう天の御父が望んでおられるのはなぜでしょうか。
イエス・キリストは,わたしがみもとに来るよう願っておられる
あなたはどのような方法で「キリストのもとに来て,キリストによって完全にな〔る〕」よう子供たちに勧めますか。
活動案
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キリストのもとに来るとはどういう意味かというような質問をホワイトボードに書きます。子供たちに,モロナイ10:32-33を調べ,考えられる答えを見つけてもらいます。キリストがわたしたちにしてほしいと望んでおられることと,キリストがわたしたちに約束してくださっていることを,皆で協力して箇条書きにします。
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キリストのもとに来るのに役立った,モルモン書の中のあなたのお気に入りの言葉または物語を分かち合い,同じことを子供たちにもしてもらいます。モルモン書の序文から預言者ジョセフ・スミスの次の言葉を子供たちと一緒に復習します。「人は〔モルモン書の〕教えを守ることにより,ほかのどの書物にも増して神に近づくことができる。」あなた自身がこれをどんな形で経験したかについて証を述べます。
家庭で学ぶよう励ます
モルモン書の証がさらに強くなるように祈り,その後,自分の証を家族や友達に伝えるよう,子供たちに勧めます。