「12月21-27日 クリスマス:『神の御子は御自分の民を贖うために,将来この世に来られ〔る〕』」『わたしに従ってきなさいー初等協会用:2020年 モルモン書』(2020年)
「12月21-27日 クリスマス」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2020年』
12月21-27日
クリスマス
「神の御子は御自分の民を贖うために,将来この世に来られ〔る〕」
子供たちはとかく,クリスマスをどう祝うかについて話したがるものです。どうすれば子供たちの注意をイエス・キリストとその生誕に対する感謝の気持ちに向けさせることができるか,深く考えてください。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
クリスマスの時季にイエス・キリストを思い起こせるよう自分の家族が行っていることについて,子供たちに話してもらうか絵に描いてもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
1ニーファイ11:13-22;モーサヤ3:5-8;アルマ7:9-13;ヒラマン14:1-6;3ニーファイ1:15,19-21
イエス・キリストはわたしたちの救い主となるためお生まれになった
あなたの教える子供たちは,クリスマスを祝う理由を知っているでしょうか。どうすれば,イエスの生誕を祝う理由を子供たちが理解できるよう助けることができますか。
活動案
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イエスの生誕について,絵を見せながら話します(例えば,『福音の視覚資料集』 28番,29番,30番,31番など)。子供たちに,知っていることを発表してもらいます。今週の活動ページを活用して,モルモン書の時代に生きていた人たちがイエスの生誕について知っていたことを子供たちに教えます。
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アルマ7:11-12から重要な語句を読んで,イエス・キリストがわたしたちのためにどんなことをしてくださったかを子供たちに教えます。イエス・キリストがお生まれになったことにあなたが感謝している理由を話し,キリストの贖いの犠牲について感じていることを述べます。
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ゲツセマネでの苦しみや十字架上の死,復活など,救い主の贖いの犠牲を描いている絵を何枚か見せます(『福音の視覚資料集』56番,57番,58番,59番参照)。これらの絵にはどんなことが描かれているか,子供たちに話してもらいます。天の御父がイエス・キリストを地上に送られたのは,わたしたちの罪のために苦しみを受け,亡くなり,復活して,わたしたちが御父のみもとに戻って一緒に暮らせるようにするためだったことを子供たちが理解できるよう助けます。
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例えば,「神はみ子をつかわし」または「ねどこもなくて」(『子供の歌集』20-21,26-27)など,イエスの生誕についての歌を1曲,子供と一緒に歌います。その歌の中で,イエスがお生まれになったおかげでわたしたちが受けている祝福について述べている歌詞に注目させます。
モルモン書はイエス・キリストについて証する
今年のモルモン書の研究を終えるに当たり,この書物が「イエス・キリストについてのもう一つの証」であって,人がキリストのみもとに来られるようにするために書かれたものであることを子供たちに思い起こしてもらいます。
活動案
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モルモン書を掲げて,子供たちに見せます。書名を読み,「イエス・キリストについてのもう一つの証」という言葉を指摘します。子供たちに代わる代わるモルモン書を持ってもらい,表紙に救い主の名前があることを確認してもらいます。モルモン書についてあなたがどう感じているか,モルモン書がイエス・キリストについて知るのにどう役立ってきたか,子供たちに話します。
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イエスの絵を一人一人の子供に渡すか,イエスの絵を自分で描いてもらいます。2ニーファイ25:23,26を読み,キリストの名前が読まれる度に,子供たちに絵を掲げてもらいます。わたしたちが「キリストを信じ〔る〕」ことができるようにするためにモルモン書が書かれたことを証します(2ニーファイ25:23)。
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あなたがイエス・キリストについて知るのに役立ったモルモン書のお気に入りの聖句または物語の一つを子供たちと分かち合ってください。子供たちにお気に入りのモルモン書の物語について尋ねます。その物語が救い主について知り,救い主に近づくためにどんな助けになるか,子供たちが理解できるよう助けます。『モルモン書ものがたり』の中の絵を何枚か見せると,子供たちに物語を思い出してもらう助けとなるでしょう。
教義を教える:年長の子供たち
1ニーファイ11:13-22;モーサヤ3:5-8;アルマ7:10-13;ヒラマン14:1-6;3ニーファイ1:15,19-21
イエス・キリストはわたしたちの救い主となるためお生まれになった
キリストの生誕の大切さと,それが自分にとって持つ意味を子供たちに理解してもらうのにいちばん良い方法は何か深く考えてください。
活動案
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今週の活動ページにある参照聖句を一つずつ子供に与えます。一人ずつその聖句を読んでもらい,どの預言者の言っている言葉か当ててもらいます。そして,その預言者がイエス・キリストについて知っていたことを一つ発表してもらいます。必要であれば子供たちを助けます。または,子供たち同士で助け合ってもらいます。
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ルカ 2:4-14;マタイ2:1-2;3ニーファイ1:15, 19-21で描かれているようなイエスの生誕にまつわる出来事を幾つかホワイトボードに箇条書きにします。その出来事が起こった場所はベツレヘムなのか,アメリカ大陸なのか,それともその両方なのか,子供たちにそれらの聖句を調べ,判断してもらいます。イエス・キリストの生誕と救い主としての使命についての第二の証としてモルモン書があることに,わたしたちが感謝するのはなぜでしょうか。
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アルマ7:10-13を子供たちと一緒に読みます。この聖句からわたしたちは,イエスの生誕やイエスの神性,地上における主の使命について,どんなことが分かるでしょうか。イエス・キリストに感謝している理由を子供たちに言ってもらい,イエスについてのあなたの証を述べます。
モルモン書はイエス・キリストについて証する
預言者ジョセフ・スミスはモルモン書について「人はその教えを守ることにより,ほかのどの書物にも増して神に近づくことができる」と言っています(モルモン書の序文)。子供たちがこの約束を理解できるよう,どのように助けられるでしょうか。
活動案
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次の聖句のどれか一節を,子供たち一人一人に割り当てます。2ニーファイ25:23,26;33:4,10。割り当てられた節を読んで,モルモン書の預言者ニーファイがわたしたちに知ってほしかったことは何だったかを見つけてもらいます。見つけたことをホワイトボードに書いてもらいます。これらの事柄がモルモン書の重要な目的について述べていることを説明します。モルモン書の大切な目的を友達にどう説明するかを,子供たち同士でお互いにロールプレイしてもらいます。
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あなたがイエス・キリストについて知るのに役立ったモルモン書のお気に入りの聖句または物語の一つを子供たちと分かち合ってください。子供たちにお気に入りのモルモン書の物語について尋ねます。その物語が救い主について知り,救い主に近づくためにどんな助けになるか子供たちが理解できるよう助けます。イエスがキリストであられることをあなたが知るためにモルモン書がどう役立ったかを子供たちに話します。イエス・キリストを信じる信仰を強くしてくれるモルモン書の中の聖句や物語について考えるよう子供たちに勧めます。モルモン書のことを知らない友達や家族にその聖句や物語を伝えるよう,子供たちに言います。
家庭で学ぶよう励ます
キリストについてさらによく知るためにモルモン書がどう役立ったかを家族に話すよう,子供たちに言います。モルモン書の中の聖句や物語を分かち合い,証するよう子供たちに勧めます。