「5月24日-30日教義と聖約58-59章:『熱心に善いことに携わ〔る〕』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:教義と聖約 2021年』
「5月24日-30日教義と聖約58-59章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用』
5月24日-30日
教義と聖約58-59章
「熱心に善いことに携わ〔る〕」
教義と聖約58-59章を読むときには,あなたが受けた霊的な印象を記録してください。これらの印象はあなたが学んだ教義を子供たちに教える計画を立てるうえで役に立ちます。このレッスンの概要や,『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』,または教会機関誌でアイデアを見つけられるでしょう。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
今週,聖典から学ぶために行ったことを数人の子供たちに分かち合ってもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
天の御父は,わたしに選択する力を与えてくださった
天の御父はわたしたちに,わたしたちやほかの人々の生活に幸福をもたらす良い選択をするよう望まれていることを子供たちが理解できるよう助けます。
活動案
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善を行う選択ができることを子供たちが理解できるよう,教義と聖約58:27-28の言葉を読みます。部屋の片側に幸せな顔を置き,反対側に悲しい顔を置きます。善いことを行うことを選んだとき,どんな気持ちがするでしょうか。良い選択,または良くない選択を伴う幾つかの状況を一人一人の子供たちに説明します。それぞれの状況と選択を説明した後,良い選択だった場合は幸せな顔の隣に,良くない選択だった場合は悲しい顔の隣に立ってもらいます。
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子供たちに,様々な色のクレヨンが入った容器と,一本のクレヨンしか入っていないもう一つの容器を見せます。どちらの容器を使いたいか子供たちに尋ねます。それはなぜでしょうか。選択できるということは,天の御父からの祝福であることを説明します。天の御父とイエス・キリストはわたしたちを愛しておられ,わたしたちが良い選択をするように望まれていることを証します。
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子供たちに,あなたが良い選択をしたときのことを話し,その後あなたがどのように感じたか説明します。子供たちに,あなたの話,または子供たち自身の話の絵を描いてもらいます。それから子供たちに自分の描いた絵を発表してもらい,その話から学んだことを話してもらいます。
天の御父は,わたしが感謝の気持ちを持つように望んでおられる
与えられた祝福に対して,天の御父に感謝することの大切さを子供たちが理解できるよう,どのように助けられるでしょうか。
活動案
安息日は主の日である
安息日を聖く保つことによって見いだした喜びをあなたが分かち合うことで,子供たちが安息日は主を礼拝する日だと見なすことができるよう助けられます。
活動案
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主を礼拝し喜びを見いだすために,日曜日にできる良い事柄を表す絵や物を持参します。幾つかのアイデアは教義と聖約59:9-12や「安息日を守る」(『若人のために』30-31)にあります。例えば,聖餐を表すものとして,『福音の視覚資料集』の108番や,聖餐のカップと一切れのパンを見せてもよいでしょう。これらはそれぞれ,わたしたちが安息日に天の御父とイエス・キリストに近づくうえでどのような助けとなるでしょうか。
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安息日を聖なる日とするために何ができるかを考えてもらうために,子供たちと一緒に今週の活動ページを完成させます。
教義を教える:年長の子供たち
選択の自由とは選ぶ力である
神はわたしたちに選択する力を与えてくださり,その力によりわたしたちは「義にかなう多くのことを成し遂げ〔る〕」(27節)ことができます。世の中には邪悪なものがあるにもかかわらず,「善を行う」ために「人は自らの内に力があ〔る〕」(28節)ことを,あなたの教える子供たちが理解できるようになるには,どのように助けたらよいでしょうか。
活動案
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片面に選択という言葉,その裏面に結果という言葉が書かれている一枚の紙を子供たちに見せます。選択には結果,または行動に必然的に生じる結果が伴うことを説明します。一人の子供に紙を手に取ってもらいます。紙を手に取ったときに,選択とその選択の結果の両方を得ることを示すためです。教義と聖約58:27-28を一人の子供に読んでもらいます。「義にかなう多くのことを成し遂げ〔る〕」(27節),または良い結果をもたらすために,わたしたちはどのような選択をすることができるでしょうか。ほかの人々に祝福をもたらす結果となった選択ができたのはいつだったでしょうか。
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教義と聖約58:27-28の幾つかの言葉を数枚の紙片に書き,子供たち一人一人に手渡します。聖句を黙読してから,自分の言葉について深く考えてもらいます。子供たちの言葉が27-28節の中で述べられてる順番で座ってもらい,学んだことを互いに分かち合ってもらいます。これらの聖句に込められた,わたしたちに対する主のメッセージは何でしょうか。
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「選べ,正義を」(『賛美歌』152番)など,選択に関する歌を歌います。子供たちが歌の歌詞を深く考えることができるような質問をします。例えば,「正しい選択をするときに,あなたを導いてくれるのはだれでしょうか」,「あなたに間違った選択をさせようするのはだれでしょうか」,「正しいことを選ぶことで,あなたはどのような気持ちになるでしょうか」など。
安息日は主の日である
主は,安息日を守ることは「世の汚れに染まらずに〔わたしたち自身を〕……清く保つ」(教義と聖約59:9)うえで助けになると言われました。あなたの教える子供たちが,安息日を尊んで天の御父やイエス・キリストに対する愛のしるしとできるよう,どのように助けることができるでしょうか。
活動案
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子供たちにはペアで教義と聖約59:9-16を読んでもらい,各聖句から安息日について学んだことをそれぞれのペアに書き出してもらいます。数分後に,書いたことをそれぞれ発表してもらいます。今日学んだことによって,わたしたちの安息日の行いはどう変わるでしょうか。
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簡単な組み合わせゲームを用意します。このゲームでは子供たちに教義と聖約59:9-16からの言葉を,正しい聖句と結びつけてもらいます。主がわたしたちに安息日に行ってほしいと望まれていることを教える言葉を選んでください。これらの言葉が主の日について何を教えているか,またどのようにしてわたしたちは主に近づくことができるかを話し合います。
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安息日は,わたしたちが主を礼拝するときに主の多くの業を思い起こすことを示す「主の日」(教義と聖約59:12)です(『聖句ガイド』「安息日」の項,scriptures.ChurchofJesusChrist.org)。子供たちに以下の聖句を読んでもらい,関連する絵を見せることで子供たちがこれらの業について深く考えるのを助けます。創世2:1-3(『福音の視覚資料集』3番参照),ヨハネ20:1-19(『福音の視覚資料集』59番参照)。安息日に,わたしたちはどのような主のそのほかの大いなる業を思い起こすことができるでしょうか。教義と聖約59:9-16から,安息日についてほかにどのようなことが学べるでしょうか。
家庭で学ぶよう励ます
安息日を聖く保つためにできることを,家族に分かち合うよう子供たちに勧めます。