「子供たちの教師として」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:教義と聖約 2021年』
「子供たちの教師として」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2021年』
子供たちの教師として
あなたは救い主の方法で神の子供たちを愛し,教えるよう,神から召されています。聖なる神権の権能により,この召しに任命されたのです。教師としての経験が豊富でなくとも,ふさわしく生活し,日々祈り,聖文を研究するなら,天の御父は聖なる御霊の影響と力を与え,成功を収められるよう助けてくださいます(2ニーファイ33:1参照)。
あなたに託された子供たちは,天の御父の子供であり,御父は子供たちに何が必要で,どのように助けるのが最善であるかを御存じです。神は聖霊を通して,準備しているときや教えているときに導いてくださいます。神は,語るべきことやなすべきことを明らかにしてくださるでしょう(2ニーファイ32:5参照)。
これらの貴い子供たちは,生活のあらゆる面において絶えず情報を吸収しています。また,自分の考えを確立して磨き上げ,物事を発見し,発見したことを伝えます。福音に関しては特にそうです。子供たちは簡潔な真理を学ぶ備えができており,学ぶ意欲を持っていることが多いためです。霊的な事柄に対する子供たちの信仰は力強く純粋で,子供たちにとってはすべての瞬間が学びの機会となります。理解力はまだ不完全でも,学んだことを進んで行おうとするのです。こうした態度は,だれもが福音を受け入れる際に倣うべきものです。救い主はこう教えられました。「だれでも幼な子のように神の国を受けいれる者でなければ,そこにはいることは決してできない。」(ルカ18:17)
子供を教える召しは,神聖な責任であり,時にはその責任に圧倒されることもあるでしょう。しかし,天の御父があなたを召されたのであり,決してお見捨てになることはないと,心に留めてください。これは主の業であり,あなたが「心と,勢力と,思いと,力を尽くして」奉仕するならば(教義と聖約4:2),主はあなたの能力や賜物,才能を伸ばしてくださり,あなたの奉仕は,教える子供たちの人生に祝福をもたらすことでしょう。