「4月10-16日 マタイ15-17章;マルコ7-9章:『あなたこそ……キリストです』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:新約聖書 2023年』
「4月10-16日 マタイ15-17章;マルコ7-9章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2023年』
4月10-16日
マタイ15-17章;マルコ7-9章
「あなたこそ……キリストです」
マタイ15-17章とマルコ7-9章について深く考えながら,クラスの子供たちが何を必要としているかを知る助けとなる霊的な促しに注意を払ってください。
分かち合うよう招く
子供たちに,預言者,使徒,地元の指導者を含む教会の指導者に感謝している理由を話してもらいます。最近わたしたちは,指導者たちがどんなことを教えるのを聞いたでしょうか。
教義を教える:年少の子供たち
わたしは,イエス・キリストが神の御子であられるという証を得ることができる。
証とは何かを子供たちに教え,自分自身の証を求めるよう促すために,ペテロの証とイエスの返答をどのように用いることができるか考えます。
活動案
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教師がマタイ16:15-17を読みます。その間,子供たちにはペテロが何と言ったかに注意しながら耳を傾けてもらいます。(「だい32しょう:ペテロ,キリストについてあかしする」『新約聖書ものがたり』76-77,またはChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオも参照)ペテロはイエス・キリストについて証を述べていたことを説明します。聖句をもう一度読みます。(またはビデオをもう一度見せます。)今回は,イエス・キリストが神の御子であられることをだれがペテロに告げたのかを考えながら聞くよう,子供たちに言います。
1:17 -
イエス・キリストについての証を教師が述べ,その証をどのようにして得たのかを説明します。子供たちに,自分自身の証を天の御父に求めるよう勧めます。
イエス・キリストは,御自分の教会を導く神権の鍵を預言者と使徒に授けられる。
救い主は啓示を岩に,神権の権能を鍵にたとえられました。主の教会を導く人々に対して子供たちが信仰を持てるよう,これらのたとえをどのように活用することができるでしょうか。
活動案
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マタイ16:18を一緒に読みながら,子供たちに石を見せます。「わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう」という言葉を子供たちと一緒に繰り返し,言葉に合う動作をつけます。この教会は啓示という「岩」の上に建てられていることを説明します。
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子供たちに鍵を見せ,鍵は何のために使うか尋ねます。ペテロとそのほかの使徒たちは,イエスから神権の鍵を授かったことを説明します。その鍵はわたしたちへの祝福を「解き放」ち,天への道を開きます。例えば,神権の鍵はわたしたちがバプテスマを受け,聖餐を受けるのを可能にしてくれます。子供たちに紙の鍵を配り,神権の鍵によって「解き放たれ」る祝福を幾つか書いてもらいます。
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大管長の写真を見せ,ペテロのように,大管長は今日すべての神権の鍵を持っていることを証します。
信仰は奇跡をもたらす。
からし種ほどの信仰があれば山を動かすことができるというイエスの約束を読むと,あなたが教える子供たちについてどのようなことを感じますか。
活動案
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モーセ17:19-20を子供たちと一緒に読みます。子供たちに,交代で大きな山と小さな種の絵をホワイトボードに描いてもらいます。山は,行うのが難しく思える物事のようなものだということを,説明します。わたしたちにとって山のように思えることには,どのようなものがありますか。今週の活動ページを使って,神から望まれていることを行ううえで信仰がどのような助けとなるか,子供たちに考えてもらいます。
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部屋の片側に山の絵を置きます。イエス・キリストを信じる信仰を増すためにできることを,子供たちに挙げてもらいます。何かを提案してくれた子供に,教室の反対側に向けて山を動かしてもらいます。マタイ17:19-20を読み,生活における信仰の力について証します。
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「信仰」(『子供の歌集』50-51)など,信仰に関する歌を一緒に歌います。各自に一つずつ種を配り,家に持って帰ってもらいます。種を植えて毎日生長する様子を見られる所に置き,天の御父とイエス・キリストを信じる信仰を持つことを思い起こしてもらいます。
教義を教える:年長の子供たち
イエス・キリストについての証は啓示を通して与えられる。
マタイ16:13-17のペテロの証は,子供たちが証を築くうえでどのような助けとなるでしょうか。
活動案
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だれかに「イエスってだれ?」と聞かれたら何と答えるか,子供たちに尋ねます。子供たちに,マタイ16:13-17を読んで,ペテロがどのように質問に答えたかを調べてもらいます。ペテロはどのようにしてイエスについての証を得ましたか。証を強くするために,わたしたちにはどんなことができるでしょうか。
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必要に応じて助けながら,霊的な真理を知る方法とそのほかの事実を知る方法を,子供たちに比較してもらいます。例えば,人の身長や天気はどうすれば分かるでしょうか。イエス・キリストが神の御子であられることは,どうすれば分かりますか。聖霊があなたにどのように救い主について証されたか子供たちに話しましょう。
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イエス・キリストについてのあなたの証を述べ,キリストについての自分自身の証を得るよう,子供たちにチャレンジします。すでにその証がある子供には,それをさらに強くするようチャレンジしてください。
イエス・キリストの教会は,神権の鍵を持つ者によって導かれる。
マタイ16:15-19を研究すると子供たちは,末日聖徒イエス・キリスト教会は,イエスが地上におられたときに確立されたのと同一の教会を回復したものであるという信仰を築くことができます。
活動案
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マタイ16:19をホワイトボードに書ます。ただし,「鍵」という言葉を含め,幾つかの言葉は書かないでおきます。子供たちに,抜けている言葉を見つけてもらいます。
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『聖句ガイド』「神権の鍵」の項(scriptures.ChurchofJesusChrist.org)を読みます。神権の鍵とは何ですか。神権の鍵は,どのような点で実物の鍵と似ているでしょうか。
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必要に応じて助けながら,神権の鍵を持つ人たちを,子供たちにホワイトボードに書いてもらいます。『聖句ガイド』の「神権の鍵」の項(scriptures.ChurchofJesusChrist.org)が助けになるでしょう。神権の鍵を持つワードの会員を一人招き,神権の鍵が大切な理由を簡単に子供たちに話してもらいます。
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幾つかの鍵(または鍵の絵)を教室のあちこちに隠して,子供たちに見つけてもらいます。鍵が見つかる度に,神権の鍵のおかげでわたしたちが享受している祝福について,子供たちに考えてもらいます(例えば永遠の家族,バプテスマ,聖餐など)。
イエス・キリストは神の御子であられる。
この聖句では,父なる神の声が愛する御子について証されるのが聞こえたという,聖文の中でも数少ない場面について説明しています。この話を子供たちと一緒に研究することにより,子供たちはイエス・キリストを信じる信仰を築くことができます。
活動案
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マタイ17:1-9で述べられている出来事の絵を子供たちに描いてもらいます。描いた絵について互いに説明し合ってもらいましょう。(「だい33しょう:えいこうをうけてみすがたをあらわされるーしゅのへんぼう」『新約聖書ものがたり』78-79,または ChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオ参照)
1:27 -
時間を取って,マタイ17:1-9の話がイエス・キリストについて何を教えているか,子供たちに考えてもらいます。考えたことをホワイトボードに書いてもらいましょう。イエス・キリストが神の御子であられることを自分はどうやって知ったのか子供たちに話してもらいます。
家庭で学ぶよう励ます
イエス・キリストについての証をどのようにして得たか,両親やそのほかの家族に尋ねるよう子供たちに勧めます。