「12月25-31日 黙示15-22章:『勝利を得る者は,これらのものを受け継ぐであろう』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:新約聖書 2023年』
「12月25-31日 黙示15-22章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2023年』
「永遠の町」Keith Larson画
12月25-31日
黙示15-22章
「勝利を得る者は,これらのものを受け継ぐであろう」
教える準備をする際,個人または家族で黙示15-22章を研究した経験を役立ててください。どのようなことが心に響きましたか。どのような印象を受けましたか。この概要で提案されている活動はすべて,どの年齢の子供たちにも適用できることを覚えておいてください。
分かち合うよう招く
子供たちに,なぜ天の御父と再び一緒に暮らしたいと思うのか話してもらいます。レッスンを通して子供たちが神のみもとに戻る準備をするためにできることを探せるよう,助けてください。
教義を教える:年少の子供たち
わたしは歌うことで神をほめたたえることができる。
黙示15:2-4でヨハネが述べている聖徒たちは,神の慈しみをたたえて歌いました。どの賛美の歌が,子供たちが天の御父とイエス・キリストへの愛を表現する助けになるでしょうか。
活動案
-
黙示15:2-4の一部を教師が読みます。その間,子供たちには竪琴を弾いたり,聖歌隊を指揮したりする動作をしてもらいます。イエスについての歌を歌うとき,どんな気持ちがしますか。
-
天の御父とイエス・キリストについての歌で,好きなものを言ってもらいます。その中から何曲か一緒に歌い,それらの歌が天の御父と救い主について何を教えているかを子供たちが理解できるよう助けてください。
わたしは正しい選びをすることにより,イエス・キリストの再臨に備えることができる。
イエスの戒めに従うなら,再臨は喜ばしい出来事になることを子供たちに理解してもらうために,どう助けることができるでしょうか。
活動案
-
子供たちに,結婚式に参列したことがあるか尋ねます。参列してどう感じましたか。なぜ結婚式に参列する人は幸せな気持ちになるのでしょうか。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要に載っている救い主の再臨の絵を見せ,黙示19:7を読みます。「小羊の婚姻」は,イエス・キリストの再臨を表していることを説明します。主が再び来られるとき,なぜわたしたちは喜ぶのでしょうか。結婚式の喜びと,救い主が戻って来られることの喜びを,子供たちに比べてもらいます。
-
あなたがイエスの再臨を楽しみにしている理由を,子供たちに話してください。「主の来られる時」(『子供の歌集』46-47)など,再臨に関する歌を一緒に歌ってもよいでしょう。
-
子供たちに,日曜日の教会に向けてどのような準備をするか分かち合ってもらいます。なぜ,教会に来る前にそれをするのですか。わたしたちはなぜ,キリストの再臨のために備えるべきなのでしょうか。子供たちに,再臨に備えるためにできることを,今週の活動ページに絵で描いてもらいます。
天の御父は,わたしが日の栄えの王国で御父とともに暮らせるようになることを望んでおられる。
黙示録の最後の2章で,ヨハネは美しい言葉を用いて,忠実な人々が享受する日の栄えの栄光について書き記しています。
活動案
-
子供たちに,黙示22:2に書かれている木をホワイトボードに描いてもらいます。これは命の木であり,その実は神の愛を表していることを説明します(1ニーファイ11:21-22参照)。実の形に切り取った紙を子供たちに渡し,その紙に天の御父の愛を感じる助けとなるものを描いてもらいます。天の御父を愛し,御父に従う人々は,日の栄えで御父とともに生きることを説明します。
-
ヨハネが日の栄えの栄光を表すために用いた幾つかの比喩的表現や詳細について子供たちに話し(黙示21:1,3-4,22-27;22:1-2参照),それらの絵を描いてもらいます。
-
「主の計画にしたがう」(『子供の歌集』86-87)など,神のみもとに戻るために備える方法を教えている歌を一緒に歌います。天の御父と再びともに暮らすためにできることを,子供たちに見つけてもらいましょう。
教義を教える:年長の子供たち
わたしは正しい選びをすることにより,イエス・キリストの再臨に備えることができる。
イエスの再臨は,義人にとって喜ばしい出来事になることを子供たちに理解してもらうために,どう助けることができるでしょうか。
活動案
わたしは神に裁かれる。
だれもがいつか神の御前に立って裁かれます。神の裁きは公正で,公平で,憐れみ深いものであることを子供たちが理解できるよう助けます。
活動案
-
ホワイトボードに「裁きの日はどのようなものになるか」と書きます。子供たちに,黙示20:12-13と,『聖句ガイド』「最後の裁き」の項(scriptures.ChurchofJesusChrist.org)から,質問の答えを見つけてもらいます。裁きの日が喜びの日となるよう,救い主は何をしてくださったでしょうか(信仰箇条1:3-4参照)。その日が自分にとって喜びの日となるよう,わたしたちには何ができるでしょうか。
「最後の裁き」John Scott画
-
クラスに「命の書」(黙示20:12)を表すノートを1冊持って来ます。そこには,クラスの子供たちのキリストのような特質や善い行いを書き込んでおきます。あなたが書いたものを子供たちに読み聞かせ,子供たちに,互いの中に見られるキリストのような特質について話してもらいます。イエス・キリストは,わたしたちが主のような者になれるよう助けてくださり,悔い改めて罪を克服する道を備えてくださることについて,教師が証します。
天の御父は,わたしが日の栄えの王国で御父とともに暮らせるようになることを望んでおられる。
黙示21-22章に記されている,ヨハネによる日の栄の栄光についての記述を読むとき,何が印象に残りますか。あなたが教える子供たちに,どのようなことを伝えるようにという御霊の促しを感じますか。
活動案
-
子供たちに,ヨハネが日の栄えの栄光について述べるのに用いている言葉を,次の聖句から探してもらいます:黙示21:1,3-4,22-27;22:1-2。これらの聖句から,絵に描きたいと思うものを選んでもらいます。絵を描いたら,クラスで自分の絵について話してもらうとよいでしょう。家庭で自分の絵を家族に見せるよう勧めてください。
-
黙示22:17を一緒に読み,「きたりませ」と言った花嫁とは,教会のことであることを説明します。わたしたちは教会員として,だれのところに「来る」ように人々を招きたいと思っていますか(モロナイ10:30-33参照)。わたしたちの周りにいる人たちは,何に対して「かわいている」でしょうか。人々に「来る」ように招く良い方法には,どのようなものがあるでしょうか。
家庭で学ぶよう励ます
子供たちに,モルモン書の好きな聖句や物語を家族や友達に尋ねるように勧めます。こうすることで,来年モルモン書を読む備えが子供たちにできるよう助けてください。
教え方を改善する
印象を書き留めるよう子供たちに教える。子供たちが感じたことを書き留める習慣を身につけることができると,御霊を認識し,従うのに役立ちます。子供たちは聖典にしるしをつけたり,絵を描いたり,日記に簡潔に書き留めたりすることによって,感じたことを記録することができます。(『救い主の方法で教える』30参照)