「付録B:生涯にわたって神の聖約の道を歩めるよう子供たちを備える」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:新約聖書 2023年』
「付録B」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:新約聖書 2023年』
付録B
生涯にわたって神の聖約の道を歩めるよう子供たちを備える
日曜日が5回ある月は,初等協会教師は,第5日曜日に予定されている『わたしに従ってきなさい』の概要を,ここにある学習活動の一つまたはそれ以上に置き換えるよう推奨されています。
イエス・キリストの福音の原則と儀式
キリストの教義は,神のもとに戻る方法を教えている
イエス・キリストは,アメリカ大陸の人々に御姿を現されたとき,御自分の教義を教えられました。信仰を持ち,悔い改めてバプテスマを受け,聖霊を受けて最後まで堪え忍ぶならば神の王国に入ることができる,とイエスは言われました(3ニーファイ11:31-40;教義と聖約20:29参照)。これから挙げる活動は,この原則と儀式が生涯を通じて救い主に近づくための助けとなるということを子供たちに教えるのに,役立てることができます。
キリストの教義についてさらに学ぶには,2ニーファイ31章を参照してください。
活動案
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イエス・キリストを信じる信仰,悔い改め,バプテスマ,確認を表している絵や写真を子供たちに渡します(『福音の視覚資料集』の1,111,103,105番参照)。信仰箇条第4条を子供たちと一緒に読むか暗唱します。該当する原則や儀式が出たら,その絵または写真を高く上げてもらいましょう。天の御父とイエス・キリストのようになるためにこの原則と儀式がどのように助けになるかを子供たちが理解できるよう助けます。
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信仰と悔い改め,バプテスマ,確認は一度きりの出来事ではなく,生涯にわたる霊的な成長に影響を与えるということを,どうすれば子供たちに理解してもらうことができるでしょうか。例えば,種と大きな木の絵を子供たちに見せます(または,ホワイトボードに描きます)。水や土,日光など,種が大きな木に育つために必要なものは何か,子供たちに考えてもらいます。種が育つのに必要なものは,イエス・キリストを信じる信仰を築き,日々悔い改め,バプテスマの聖約に従って生活し,聖霊に耳を傾けるなど,生涯にわたって神に近づくために行うことと似ているということを,子供たちが理解できるよう助けます。
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デール・G・レンランド長老のメッセージ「くい改めによって,どのように幸せになれますか」から,花火についての話を子供たちと分かち合います。(『リアホナ』2017年12月号,70-71ChurchofJesusChrist.org)。物語のいろいろな時点で,レンランド長老がどのように感じたかを子供たちに考えてもらいます。悔い改めたときに喜びを感じるのは,なぜでしょうか。天の御父に赦しを求めたときに感じた喜びと愛を,子供たちに分かち合います。
4:36
バプテスマ
イエス・キリストはバプテスマを受けてわたしに模範を示された
イエスは罪がなかったにもかかわらず,天の御父に対する完全な従順の模範を示すためにバプテスマを受けられました(2ニーファイ31:6-10参照)。
バプテスマについてさらに詳しく学ぶには,教義と聖約20:37;福音トピックス「バプテスマ」の項(topics.ChurchofJesusChrist.org)を参照してください。
活動案
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救い主のバプテスマの絵と,ほかの人のバプテスマの写真を見せます(または『福音の視覚資料集』35番と103番または104番参照)。二つの絵または写真の違うところはどこで,同じところはどこか,子供たちに尋ねます。マタイ3:13-17または『新約聖書物語』26-29の「だい10しょう:イエス, バプテスマをおうけになる」を一緒に読むか,ChurchofJesusChrist.org でこの場面のビデオを見ます。『新約聖書物語』やビデオに出て来るものを,子供たちに絵の中で指さしてもらいます。救い主を愛し,救い主に従いたいと思うあなたの気持を子供たちに伝えます。
0:0 -
「主がヨルダン川で」(『リアホナ』2015年2月号)など,バプテスマに関する歌を聴いたり歌ったりしてください。この歌から,バプテスマについてどのようなことが分かりますか。2ニーファイ31:9-10を読みます。子供たちには,イエス・キリストがバプテスマを受けられたのはなぜか考えながら聞いてもらいます。子供たちに,自分のバプテスマの日の絵を描いてもらいます。
わたしは,神と聖約を交わしてバプテスマを受けることを選ぶことができる
バプテスマのために準備することは,バプテスマという行事の備えをする以上のことです。聖約を交わしてその聖約を生涯守れるように備えるということなのです。バプテスマを受けるときに天の御父と交わす聖約には,御父が約束してくださることと,自分が御父に約束することが含まれます。どうすればこのことを子供たちに理解してもらえるか,深く考えてください。
活動案
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聖約とは人と天の御父との間で交わされる約束だということを,説明します。神と約束したことを守ろうと努めるならば祝福を与えることを神は約束しておられます。ホワイトボードに,「わたしが神に約束すること」「神がわたしに約束してくださること」と書きます。モーサヤ18:10,13と教義と聖約20:37を一緒に読みます。そして,見つけた約束を子供たちがどちらかの見出しの下に書けるようにします(ダリン・H・オークス「あなたのバプテスマの聖約」『フレンド』2021年2月号,2-3も参照)。バプテスマの聖約を守ろうと努力したときに天の御父がどのような祝福を与えてくださったかを,話します。
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イエス・キリストが地上にいたときになさったことの絵を,子供たちに見せます(幾つかの例は,『福音の視覚資料集』33-49番参照)。それぞれイエスが何をしておられる絵なのか,子供たちに話してもらいます。モーサヤ18:8-10,13を読みます。子供たちには,バプテスマを受けるときに何を約束するのかをよく考えながら,聞いてもらいます(「バプテスマの聖約」『リアホナ』2019年2月号,F3も参照)。これらの約束は,日々のわたしたちの行動にどのような影響を与えるでしょうか。イエスがなさるように困っている人を助けている自分の絵を,子供たちに描いてもらいます。または,救い主の御名を書いた簡単なバッジを作って子供たちに着けてもらってもよいでしょう。
確認
わたしは,確認の儀式を受けると末日聖徒イエス・キリスト教会の会員になる
末日聖徒イエス・キリスト教会の一員となると,神の業に積極的に参加する機会があるなど,たくさんの祝福が受けられるようになります。
確認と聖霊の賜物についてさらに詳しく学ぶには,ゲーリー・E・スティーブンソン「聖霊はどのように助けてくださるでしょうか」『リアホナ』2017年5月号,117-120を参照してください。topics.ChurchofJesusChrist.org
活動案
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最近バプテスマと確認を受けた人をクラスに招き,確認を受けた時の経験について話してもらいます。末日聖徒イエス・キリスト教会の会員になることは,その人にとってどのような意味を持っているのでしょうか。バプテスマの聖約を教会員として守れるようにする方法を,子供たちに考えてもらいます(例えば,人々に奉仕する,イエスについてもっと学ぶようほかの人を招く,集会で祈るなど)。これらのことを行うことで,キリストの教会の会員であることの喜びをどのように感じることができたか話します。
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モルモンの水のほとりの人々の絵(『福音の視覚資料集』76番参照)を見せ,その絵に描かれているものを子供たちに説明してもらいます。アルマとその民がモルモンの泉でバプテスマを受けた話をします(モーサヤ18:1-17 ;「だい15しょう:教えをとき,バプテスマをほどこすアルマ」『モルモン書ものがたり』 43-44,またはChurchofJesusChrist.orgにある同じ場面のビデオ参照)。モーサヤ18:8-9を復習し,アルマの民がキリストの教会の会員として進んで行おうとしたことを子供たちに動作で表してもらい,そのような行動を忘れないようにしてもらいます。教会員がそのような奉仕をしているのを見たときのことを,話します。
2:5
わたしは確認を受けると,聖霊の賜物を授かる
バプテスマを受けて確認されると,「いつも御子の御霊を受けられる」(教義と聖約20:77)ことを,天の御父が約束してくださいます。神からいただくこのすばらしい賜物は,聖霊の賜物と呼ばれています。
活動案
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教義と聖約33:15を読みます。子供たちには,バプテスマを受けて確認されると天の御父が与えてくださる特別な賜物とは何か,考えながら聞いてもらいます。聖霊の賜物がどのような助けになるか子供たちがもっとよく理解できるよう,ヨハネ14:26;ガラテヤ5:22-23;2ニーファイ32:5;3ニーファイ27:20を一緒に復習します。また,「聖霊は……」という記事を読んでもいいかもしれません(『リアホナ』2019年6月号,F12-F13)。
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レッスンの前に,一人または複数の子供の親に,聖霊の賜物を持っていることによってどんな祝福を受けてきたかを分かち合ってもらいます。聖霊の賜物はどんな助けになりますか。どうすれば聖霊の声を聞くことができますか。
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「せいれい」(『子供の歌集』56)など,聖霊についての歌を一緒に歌ってください。聖霊はどのようにして助けてくださることがこの歌から分かるか,子供たちに尋ねます。
聖霊は様々な方法でわたしたちに語りかけることがおできになる
御霊の声を認識できる子供は,個人の啓示を受ける備えができ,生涯にわたって導きを受けるようになるでしょう。聖霊が語りかけてくださる方法はたくさんあることを子供たちに教えてください。
活動案
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手紙を書く,電子メールを送る,電話で話すなど,遠くに住む友達と話す方法を子供たちに考えてもらいます。天の御父は聖霊を通してわたしたちに語られるということを子供たちに教えてください。ダリン・H・オークス管長のメッセージ「天の御父はどのようにわたしたちに語りかけられますか」を使って,聖霊がわたしたちの思いと心に語りかけられる様々な方法を子供たちが理解できるよう助けます(『リアホナ』2020年3月号,F2-F3)。
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思いや心の中に湧き上がる気持ちを通して聖霊が語りかけてくださったときのことを,話します(教義と聖約6:22-23;8:2-3参照。ヘンリー・B・アイリング「せいれいに心を開く」『リアホナ』2019年8月号,F2-F3も参照)聖霊が同じような方法で子供たちのことも助けてくださることを証してください。
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御霊を感じたときのことを子供たちが考えられるよう助けます。例えば,救い主に関する歌を歌ったときや,ほかの人のために何か親切にしたときなどです。聖霊がもたらす霊的な気持ちを子供たちが認識できるよう助けてください。なぜ聖霊はそのような気持ちを与えてくださると思いますか。聖霊が語りかけてくださっているのを聞くためにどんなことを行う必要があるか,子供たちに考えてもらいます。もっとはっきりと御霊の声を聞くためにできることについて,話し合ってください。
聖餐
わたしは聖餐を取るとき,救い主の犠牲を覚え,聖約を新たにする
救い主が聖餐を与えてくださったのは,わたしたちが主がささげてくださった犠牲を覚え,聖約を新たにすることができるようにするためでした。この毎週の儀式のおかげで,わたしたちは生涯にわたってバプテスマの祝福を受け続けることができます。
さらに学ぶには,マタイ26:26-30;3ニーファイ18:1-12;教義と聖約20:77,79を参照してください。
活動案
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「聖文の物語ぬり絵帳―モルモン書」の中から「ニーファイ人に聖餐を紹介されるイエス」に色塗りをするよう子供たちを招きます。絵の中に出て来る人物が考えている事を子供たちに指さしてもらいます。3ニーファイ18:1-12または「だい45しょう: イエス・キリスト,せいさんとおいのりについて教えられる」『モルモン書モルモン書ものがたり』126-127を子供たちに読んであげるか,同じ場面を扱っているビデオをChurchofJesusChrist.orgで見ます。聖餐の間にイエス・キリストのことを覚えるために,どのようなことができるでしょうか。
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靴のひもを結んだり食べる前に手を洗ったりするなど,いつも忘れずにしなければならないことを,子供たちに幾つか言ってもらいます。そういうことを忘れずにすることは,なぜ大切なのでしょうか。モロナイ4:3を読みます。子供たちには,聖餐を取るときに何をいつも覚えていると約束するのか考えながら,よく聞いてもらいます。イエス・キリストを覚えることは,なぜ大切なのでしょうか。イエスがわたしたちのためにしてくださったことを思い起こすために聖餐のパンと水がどのような助けになるかを子供たちが理解できるよう助けます(モロナイ4:3;5:2参照)。
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ホワイトボードに,「すると約束します」と書きます。聖餐の祈りを子供たちに読んであげます(教義と聖約20:77,79参照)。神と交わす約束が出たら,時間を取って,子供たちに,ホワイトボードの文の空欄に出た約束を入れてもらいます。聖餐を受けるときにはバプテスマのときにしたのと同じ約束をしていることを,子供たちが理解できるよう助けます。
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イエス・キリストの御名を受けるとは,どのような意味でしょうか。子供たちがこの質問に答えられるよう助けるために,どのような物に自分の名前を書くか挙げます。なぜ,挙げられたこれらの物に自分の名前を書くのでしょうか。なぜ,イエス・キリストは御自分の御名をわたしたちに付けたいと思われたのでしょうか。ラッセル・M・ネルソン大管長の説明を分かち合うといいかもしれません。「救い主の御名を受けるということには,行いと言葉を通して,周りの人にイエスがキリストであられることを宣言し,証することが含まれます。」(「教会の正しい名称」『リアホナ』2018年11月号,88)
神権の力と権能と鍵
神は神権の力を通して御自分の子供たちを祝福される
神と交わした聖約を守るなら,老若男女を問わず,すべての神の子供たちは神の力を受けます。バプテスマなどの神権の儀式を受けるとき,わたしたちはこの聖約を交わします(『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』3.5,ChurchofJesusChrist.org参照)。
さらに学ぶには,ラッセル・M・ネルソン「霊の宝」『リアホナ』2019年11月号,76-79;『総合手引き』第3章「神権の原則」を参照してください。
活動案
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神権があるために受けている祝福に子供たちが気づけるよう,助けてください。アイデアを提供するために,「神権の祝福」(ChurchofJesusChrist.org)のビデオを視聴してもらうことができます。子供たちが挙げた祝福を,ホワイトボードに書くといいかもしれません。これらの祝福は,わたしたちにとってなぜ大切なのでしょうか。これらの祝福はイエス・キリストとその神権の力によってもたらされることを証します。
3:5 -
ホワイトボードに次の見出しを書きます:「神の力」「地上の人々に与えられている神の力と権能」。子供たちに,神がその力を使ってどのようにわたしたちを祝福してくださっているのかが分かる絵を,最初の見出しの下に置いてもらいます。例えば,世界を創造してくださったこと,導きと指示を与えてくださること,わたしたちを愛し,わたしたちを御存じであることを示してくださること,祈りを聞いてこたえてくださることなどです(『福音の視覚資料集』3,68,90,111番参照)。地上にいるふさわしい男性が神の力と権能を使ってどのようにわたしたちを祝福してくれているかが分かる絵を,2番目の見出しの下に置いてもらいます。例えば,病人を祝福すこと,バプテスマを施すこと,確認の儀式をすること,聖餐を執行すること,家族を結び固めることなどです(『福音の視覚資料集』46,104,105,107,120番参照)。神権と神権がもたらす祝福に感謝している理由を話します。
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生活の中で神の力の祝福を受けるのは,おもに神権の儀式を通してです(教義と聖約84:20参照)。子供たちにこの真理を学んでもらうために,次の聖句をホワイトボードに書き出すとよいでしょう。3ニーファイ11:21-26,33(バプテスマ);モロナイ2章(確認);モロナイ4-5章(聖餐)。子供たちに,これらの聖句の中から一つを選んでそれが説明している儀式は何か,言ってもらいます。神権の儀式を受けることによって個人的にどのような祝福を受けてきたかを,子供たちに発表してもらいます。
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バプテスマを受けてバプテスマの聖約を守ることで神から力を受けることを,子供たちが理解できるよう助けます。この力からどんな助けが得られるか,子供たちに尋ねます。
神の業は神権の鍵によって導かれ,神権の権能によって成し遂げられる
ふさわしい男性教会員は,神権の職への聖任を受けることができます。それだけでなく,召しに任命された人や,神の業を助ける割り当てを受けた人はだれでも,委任された神権の権能を行使することができます。教会におけるすべての神権の権能の行使は,ステーク会長,ビショップ,定員会会長など,神権の鍵を持つ人によって導かれています。神権の鍵とは,神の業を行うために神権をどう行使するか導きを与えるための権能です。
活動案
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子供たちと一緒にマルコ3:14-15を読み,そこで説明されている場面の絵(『福音の視覚資料集』38番など)を見せます。神権の職にだれかを聖任する様子やだれかを召しに任命する様子を見たことがあるか,子供たちに尋ねます(または,自分の経験について話します)。それは,救い主が使徒たちに行ったこととどこが似ているでしょうか。必要に応じて助けながら,組織の教師や指導者など,教会員に与えられる神権の職や召しを,ホワイトボードに書き出してもらいます。それぞれの職や召しの横に,その職や召しを受けている人がどのような事を行う権能を持っているか書くとよいでしょう。神権の鍵の指示の下で任命されたということが,奉仕するときにどんな助けになったかを,子供たちに話してください。
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車やドアなど,鍵が必要なものについて,子供たちに考えてもらいます。鍵がなければどうなるでしょうか。教義と聖約65:2を一緒に読み,地上に神権の鍵があることの大切さについて証します。
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鍵を持っているワードの人にクラスに来てもらい,神権の鍵を持つことの意味を子供たちに分かち合ってもらいます。自分の責任について,その人に説明してもらいます。その人は,主の業のどの部分を導いているのでしょうか。救い主は,その人をどのように助けてくださっていますか。
神殿と幸福の計画
神殿は主の宮である
神殿は,天の御父が御自分の子供たちのために用意された計画に欠かせません。神殿でわたしたちは,主と神聖な聖約を交わし,神権の力によってエンダウメントを受け,啓示を受け,亡くなった先祖のために儀式を行い,家族と永遠に結び固められます。これはすべて,イエス・キリストとその贖いの犠牲によって,可能になりました。
あなたが教える子供たちが主の宮の神聖さを理解して,神殿の儀式に携わるにふさわしくなるよう備えられるようにするには,どう助けたらよいでしょうか。次のリソースを復習するといいかもしれません。教義と聖約97:15-17;ラッセル・M・ネルソン「結びの言葉」『リアホナ』2019年11月号,120-122;「なぜ末日聖徒は神殿を建てるのか」temples.ChurchofJesusChrist.org
活動案
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神殿の写真を一枚以上見せてください。神殿はなぜ特別な場所なのか,子供たちに尋ねます。「主の宮,聖きを主にささぐ」という言葉がすべての神殿に刻まれていることを,指摘します。「聖きを主にささぐ」とはどういう意味だと思うか,子供たちに尋ねます。なぜ,神殿は主の宮と呼ばれるのですか。このことから,神殿についてどのようなことが分かるでしょうか。神殿に行ったことのある子供がいる場合は,神殿に入ったときにどのような感じがしたか話してもらうとよいでしょう。あなたが神殿に行ったことがあるのであれば,神殿で主の存在をどんなふうに感じたかを分かち合い,神殿が自分にとって神聖な場所である理由を話します。
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教義と聖約97:15-17を一緒に読みます。主の聖なる宮に入る人に主が期待しておられることを,子供たちに見つけてもらいます。主の宮に入るためにふさわしくある必要があるのは,なぜでしょうか。この話し合いの中で,どうすればもらえるのかも含めて,神殿推薦状について子供たちに話します。ビショップリックの一員に,神殿推薦状の面接はどのようなものか,そこではどんな質問をされるのかを,話してもらうとよいでしょう。
神殿でわたしたちは神と聖約を交わす
ラッセル・M・ネルソン大管長は,「イエス・キリストは,聖約の道を進んで天の御父のみもとに帰り,愛する人々とともにいるように,と招いておられます」と教えています(「わたしに従って来なさい」『リアホナ』2019年5月号, 91参照)。聖約の道にはバプテスマと確認,神殿のエンダウメントと結び固めがあることを,子供たちが理解できるよう助けます。
活動案
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バプテスマを受けるときに神と交わす聖約と,聖餐を受けるときに新たにする聖約を復習するのを助けるよう子供たちにお願いします(モーサヤ18:10;教義と聖約20:77,79参照)。神殿の写真を見せ,天の御父は神殿で与えたい祝福をほかにも持っておられることを説明します。
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ある道に通じる門を描きます。歩く道があると進むのが楽になるのはなぜだと思うか,子供たちに尋ねます。2ニーファイ31:17-20を一緒に読みます。この聖句でニーファイは,バプテスマの聖約を門にたとえ,バプテスマの後も道を歩み続けるようにと勧めています。神殿で交わす聖約など,バプテスマの後にも,交わすべき聖約があります。ネルソン大管長はこの道を「聖約の道」と呼んでいることを,説明します。
神殿では,亡くなった先祖のためにバプテスマと確認の儀式を受けることができる
イエス・キリストの福音は,たとえ福音を知らずに死んだとしても,神のすべての子供たちが主のもとに戻って主とともに住むことを可能にしてくれます。神殿では,そのような人の代わりにバプテスマを受けてイエス・キリストの教会の会員に確認してもらうことができるのです。
活動案
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自分ではできないことをだれかが代わりにしてくれたときのことを考えてください。子供たちにも,そのような経験を発表してもらいます。神殿に行くと,亡くなった人のためにバプテスマなどの神聖な儀式を受けることができることを説明します。死者のための業を行うことは,どのような点でイエスのしてくださったことに似ていますか。救い主は,わたしたちが自分の力ではできないどのようなことをしてくださったでしょうか。
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先祖のバプテスマをしたことのある青少年を一人以上招き,その経験を分かち合ってもらいます。神殿の中はどのような所かその青少年に尋ねます。先祖のためにこの業を行っているときにどのようなことを感じたかを,話してもらってください。
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ホワイトボードに,根を張って枝を伸ばしている木の絵を描きます。家族はどんなところが木に似ているか,子供たちに考えてもらいます。根に「先祖」,枝に「子孫」,木の幹に「自分」と書きます。教義と聖約128:18の次の文を一緒に読みます。「彼ら〔わたしたちの先祖〕なしにはわたしたちが完全な者とされることはなく,またわたしたちなしには彼らが完全な者とされることはない。」次のような質問をします。「なぜ先祖が必要なのでしょうか。子孫はなぜわたしたちを必要としているのでしょうか。両親や祖父母,そのほかの先祖は,わたしたちをどのように助けてくれましたか。」先祖を助けるためにわたしたちにできることを説明している言葉を,教義と聖約128:18の残りの部分から子供たちに探してもらいます。
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それぞれの子供の親と協力して,子供が神殿に持って行く先祖の名前を見つけられるようにするとよいでしょう(FamilySearch.org参照)。