旧約聖書 2022年
11月7-13日ホセア1-6章;10-14章;ヨエル:「わたしは……喜んでこれを愛する」


「11月7-13日ホセア1-6章;10-14章;ヨエル:『わたしは……喜んでこれを愛する』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:旧約聖書 2022年』(2021年)

「11月7-13日ホセア1-6章;10-14章;ヨエル」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2022年』

神殿の敷地にいる花嫁と花婿]

11月7-13日

ホセア1-6章10-14章ヨエル

「わたしは……喜んでこれを愛する」

聖文を研究し,教える準備をする際には,聖霊から霊感を求めてください。今週のクラスで,何に焦点を当てたらよいと感じますか。

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分かち合うよう招く

救い主の絵を見せ,救い主について知っていることや今週学んだことを,子供たちに話してもらいます。話す番になったら,絵を持って話してもらいます。

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教義を教える:年少の子供たち

ホセア10:12

わたしは主を求めることができる。

ホセア10:12は,種まき,刈り取り,時,雨のたとえを使って,主を求めるようわたしたちを招いています。この聖句を読むとき,子供たちに主を求めるようになってもらうことのできる創造的なアイデアとして,どのようなものが思い浮かぶでしょうか。

活動案

  • ホセア10:12を子供たちに読んで,種をまく,野菜を収穫する,雨の中に立つなど,この聖句を理解するのに役立つ簡単な動作をしてもらいます。または,種,作物,雨の絵を見せてもよいでしょう。必要に応じて助けながら,種をまいて良い食べ物を収穫することと,義にかなった生活をして主の祝福を受けることを比較してもらいます。あなたが主を求めようと努力したときに,主が雨のように祝福を注いでくださったときのことについて証します。

  • ホワイトボードに時計の絵を描き,一日の様々な時間に主をどのように求められるか,子供たちに言ってもらいます。子供たちに,「今は主を求むべき時である」(ホセア10:12)という言葉を,あなたと一緒に復唱してもらいます。どんなときでも主を求めるべきだということを,子供たちが理解できるよう助けます。あなたがいつも主を覚えているために行っていることを話します。

子供たちと座っておられるイエス]

イエス・キリストはわたしたちの救い主,贖い主であられる。

ホセア13:4,14

イエス・キリストはわたしの救い主であられる。

救い主とその贖いについて教える際,子供たち一人一人に対する救い主の愛について証してください。

活動案

  • イエスを含めた数人の人物の絵を見せ,その中のどなたが救い主なのか,子供たちに考えてもらいます。ホセア13:4を読んで,イエス・キリストのほかに救い主はおられないことを強調します。イエス・キリストの贖罪のおかげで,わたしたちは天の御父のもとに戻ってまたみもとで生きることができることを証します。

  • 十字架上のイエスまたは墓に埋葬されているイエスの絵,および空の墓の外におられるイエスの絵を子供たちに代わる代わる持ってもらいます。どんな場面の絵か,子供たちに話してもらいます。ホセア13:14にある「わたしは彼らを陰府の力から,あがなうことがあろうか。彼らを死から,あがなうことがあろうか」という言葉を読みます。イエス・キリストがわたしたちを死から救ってくださったことと,わたしたちは復活できることを証します。「イエス様,本当に復活したの」(『子供の歌集』45)など,復活に関する歌を一緒に歌います。歌いながら,子供たちが御霊を認識できるように助けます。

ヨエル2:28

聖霊はわたしを導いてくださる。

ヨエル2:28にあるヨエルの預言について教える際,バプテスマの後で授かる聖霊の賜物を受ける備えとして,子供たちのためにどんなことができるか,考えてください。

活動案

  • ヨエル2:28を子供たちに読み,「すべての肉なる者」という言葉は,彼らのような「むすこ」や「娘」を含むすべての人を意味していると説明します。子供たちに,自分たち自身を含め,この聖句に出てくる人たち(息子,娘,若い男性や女性,年老いた男性や女性たち)の絵を描いてもらいます。天の御父が御霊を注がれる方法の一つに,バプテスマを受けるときに聖霊の賜物を与えてくださることが挙げられると説明します。

  • 子供たちに,聖霊について知っていることを分かち合ってもらいます。聖霊は天の御父とイエス・キリストについて教え,何が真理であるか分かるよう助けてくださいます(ヨハネ14:26教義と聖約42:17参照)。そのことを理解できるよう,子供たちを助けます。御霊からどんな助けが受けられるか,子供たちが理解するうえで助けとなる経験について話してください。

教えるアイコン

教義を教える:年長の子供たち

ホセア2:19-20

わたしは聖約を忠実に守ることができる。

ホセア書において,主は御自分とイスラエルの民との聖約を結婚にたとえられました。イスラエルの民が不忠実であるにもかかわらず,主は依然として彼らを愛し,彼らが戻ってくることを望まれました。このたとえは,主と交わした聖約を守ることの大切さについて,子供たちに教えるための助けになるでしょう。

活動案

  • ホセア書では主が御自分とイスラエルの民との聖約を結婚にたとえられたことを,子供たちに話します。子供たちに,花嫁と花婿の写真を見せます。天の御父は,夫と妻が互いにどのような態度で接することを望んでおられるでしょうか。主を愛していることと,主に忠実であろうと思っていることを,どのようにして主に示すことができるでしょうか。

  • わたしたちが主と交わす聖約は永遠に続くものになり得ることを,子供たちが理解できるように助けます。一人の子供にホセア2:19-20を読んでもらい,主がわたしたちと交わした聖約についてどう感じておられるかを表す言葉を見つけてもらいます。バプテスマを受けるとき,わたしたちは何を行うと聖約しますか。わたしたちは主と交わしたその聖約をどのようにして守ることができるでしょうか。

ホセア13:4,14

イエス・キリストはわたしの救い主,贖い主であられる。

救い主,贖い主についての子供たちの証を強めるために,ホセアの言葉をどう活用することができるでしょうか。教える際には,子供たちがイエス・キリストの贖罪に対して喜びと愛を感じられるようにしてください。

活動案

  • ホセア13:4,14を子供たちに読んでもらい,イエス・キリストについて述べている言葉を探してもらいます。その言葉は,イエス・キリストについてどのようなことを教えていますか。子供たちに,『聖句ガイド』を使って,救い主および贖い主としてのイエス・キリストについて教えているそのほかの聖句を見つけ,分かち合ってもらいます。救い主についての証を述べ,子供たちにも証する機会を与えます。

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ヨエル2:28-29

聖霊はわたしを導いてくださる。

あなたの教える子供たちの多くはバプテスマを受けていて,聖霊の賜物を授かっていることでしょう。子供たちが御霊の声を聞くことでもたらされる力と祝福について理解できるよう助けるために,これらの聖句をどのように用いることができるでしょうか。

活動案

  • 子供たちにヨエル2:28-29を一緒に読んでもらい,「あなたがたのむすこ」「娘」という言葉の場所に互いの名前を入れてもらいます。ホワイトボードに「聖霊は……がおできになります」というような文を書き,子供たちに交代で文を完成させてもらいます。ヨハネ14:16モロナイ10:5教義と聖約42:17,そのほかの聖句から学べることを含めるように勧めます。

  • ボウルの中に物を入れ,子供たちに順番に,その上に水を注いでもらいます。その物はわたしたちを,水は聖霊を表していると説明します。バプテスマを受けるとき,わたしたちは聖霊の賜物を授かります。これは主が「〔御〕霊を……注ぐ」という御自身の約束を果たされる方法の一つです。聖霊を受けるために,わたしたちはどのようなことを行う必要があるでしょうか。御霊を感じたときのことについて,子供たちに話してもらいます。

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家庭で学ぶよう励ます

天の御父やイエス・キリスト,聖霊について,自分が今日クラスで学んだことを何か挙げられるよう子供たちを助けます。それを家族と分かち合うよう子供たちに勧めます。

教え方を改善する

毎日啓示を求める。教える準備をするに当たって,1週間を通して祈り,聖文について深く考えてください。教え方に関するアイデアや印象は,いつでもどこでももたらされます。(『救い主の方法で教える』12参照)