「11月14-20日アモス;オバデヤ:『あなたがたは主を求めよ,そして生きよ』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:旧約聖書 2022年』(2021年)
「11月14-20日アモス;オバデヤ」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2022年』
11月14-20日
アモス;オバデヤ
「あなたがたは主を求めよ,そして生きよ」
真の教義を簡潔に教えることに焦点を合わせることで,あなたは聖霊が子供たちに証される機会を提供することができます。この概要にある活動を行って,福音の原則を簡潔に教えるために役立ててください。自分で考えた活動を行っても結構です。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
子供たちに,家庭や教会で最近学んだことについて話してもらいます。例えば,好きな聖句が見つかったか,聞いたメッセージの中でクラスで分かち合えるようなものがあるか,尋ねるとよいでしょう。
教義を教える:年少の子供たち
預言者はイエス・キリストの使者である。
子供たちが預言者について知ることができる最も大切なことの一つは,預言者はイエス・キリストの使者であるということです。以下に紹介するアイデアは,この重要な真理を教えるのに役立つでしょう。
活動案
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子供たちの一人に,クラスのほかの人たちに向けたメッセージ(片足で立ってもらう,円を描いて回ってもらうなど)をささやき,そのメッセージをほかの子供たちに伝えてもらいます。この活動を繰り返し,別の子供たちも数人,使者になってもらいます。この活動の使者が神のメッセージを伝えてくれる預言者とどんな点で似ているか理解できるよう,子供たちを助けます。生ける預言者からの最近のメッセージで,あなたがイエス・キリストに近づく助けとなったものを幾つか分かち合います。
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一人の子供に前に来て立ってもらい,預言者アモスの役になってもらいます。アモスについて,アモス7:14-15で述べられている幾つかの事柄を話します。その際,アモスの役の子供には,羊,果実,主の絵など,それぞれの事柄に合った絵や小道具を持ってもらいます。アモスは主が御自分の使者として召された羊飼いでした。このことを説明します。次に,主と生ける預言者の絵や写真を見せ,主は今日も続けて使者を召しておられることを説明します。アモス3:7を声に出して読み,子供たちには「主」と「預言者」という言葉が聞こえたときに適切な絵や写真を指してもらいます。アモスの時代とまったく同じように,イエス・キリストは御自身の預言者を通してわたしたちに語られることを証してください。
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最近の教会機関誌から,生ける預言者についての話,または預言者の勧告に従ったときに教会員が経験したことを分かち合います。(「現代の預言者と使徒に会う」ChurchofJesusChrist.orgも参照)
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子供たちが今週の活動ページに取り組んでいる間,「預言者にしたがおう」(『子供の歌集』58-59)など,預言者についての歌を歌うか,録音したものを流します。子供たちに,預言者がイエス・キリストへの道をどのように導くかを教えている歌詞に注目してもらいます。
わたしが善を求めるなら主はわたしとともにいてくださる。
アモスはイスラエルの民に「善を求めよ,悪を求めるな」と勧め,もしそうするなら「主はあなたがたと共に〔いてくださる〕」と約束しました。あなたは子供たちがこの勧めに従って,この約束を受けられるよう,どのように助けますか。
活動案
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ほかの人たちを助けているところや,聖餐を受けているところなど,善いことを行っている子供たちの絵を何枚か見せます。その中の1枚について子供に交代で説明してもらい,ほかの子供たちには,その子がどの絵について話しているのか当ててもらいます。アモス5:14を読み,必要に応じて助けながら,自分はこれから毎日どのような方法で「善を求め〔る〕」か子供たちに考えてもらいます。
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子供たちに,自分が善いことを行っているところの絵を描いてもらいます。アモス5:14を読み,わたしたちが善を求めるとき主はともにいてくださるという,主の約束を強調します。子供たちが描いた絵に,自分とともに立っておられるイエスの絵を加えてもらいます。
教義を教える:年長の子供たち
預言者はイエス・キリストの使者である。
アモス3:7は,預言者に耳を傾けるとき,わたしたちはイエス・キリストの使者に耳を傾けている,ということを子供たちが理解するのに助けとなる,重要な聖句です。
活動案
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子供たちがアモス3:7の全部または一部を覚えられるように助けます。例えば,数分時間を取って,この聖句を何回か読んでもらい,その間にあなたはホワイトボードに聖句を一語おきに書きます。子供たちに聖典を閉じてもらい,ホワイトボードに書いてある言葉を手がかりにしながら,一緒に聖句を言ってもらいます。次に,子供たちが言葉を見ずに聖句を全部言えるようになるまで,少しずつ言葉を消して行きます。この聖句は預言者についてどのようなことを教えているでしょうか。生ける預言者は,救い主が望んでおられることをどのようにしてわたしたちに知らせてくれているでしょうか。
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預言者に関する次のような質問を細長い紙に書きます:なぜわたしたちには預言者がいるのでしょうか。預言者はどんなことをするのですか。あなたはなぜ預言者に従うのですか。預言者は何について教えているのでしょうか。子供たちに二人一組になってもらいます。各組の一人が質問を一つ選び,もう一人がそれに答えます。質問に答えるためにヒントが欲しい子供には,『聖句ガイド』「預言者」の項(scriptures.ChurchofJesusChrist.org)を見てもらうとよいでしょう。答え終わったら,子供たちは役割を交代して別の質問を選びます。
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子供たちが今年学んだ旧約聖書の預言者(ノア,モーセ,イザヤなど)の一人に関する幾つかの事実を,子供たちに話します。あなたがどの預言者について話しているか,子供たちに当ててもらいます。ほかの預言者についても,これを繰り返します。
わたしが善を求めるなら主はわたしとともにいてくださる。
子供たちには,正しいことと間違ったことのどちらかを選ぶ機会がたくさんあります。「善を求め……悪を求め〔ない〕」(14節)ようになりたいという気持ちを子供たちに持ってもらうにはどうしたらよいか,考えてください。
活動案
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子供たちに,アモス5:4-15を読んで「求める」という言葉を探してもらいます。主はわたしたちに何を求めてほしいと望んでおられるでしょうか。また,それを求める人にどのようなことを約束しておられるでしょうか。わたしたちはどのようにして主を求めるのでしょうか。
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子供たちが信仰箇条の第13条の最後の文を暗記できるよう助けてください。「これらのことを尋ね求める」には,どうすればよいでしょうか。
福音の回復は背教という飢饉を終わらせた。
背教についてアモスが教えたことを理解することによって,福音の回復に対する感謝の気持ちを子供たちに持ってもらうことができます。
活動案
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子供たちにアモス8:11-12を読んでもらい,主の言葉がないときに何が起こるかについて話します。『聖句ガイド』(scriptures.ChurchofJesusChrist.org)または辞書を使って,子供たちが「背教」と「飢饉」という言葉の定義を理解できるよう助けます。背教はどのような点で飢饉に似ているでしょうか。
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子供たちに大背教について理解してもらうため,「新約聖書のあとのじだい」(『新約聖書ものがたり』167-170)を一緒に読みます。続いて,次のような質問について話し合います:背教があったのはなぜですか。背教の結果,何が起こりましたか。主が御自分の福音を回復されたのはなぜですか(「イエス・キリストの完全な福音の回復:200周年の世界への宣言」ChurchofJesusChrist.orgも参照)。これらの質問とその答えを書いて,家で家族と分かち合うよう,子供たちに勧めます。
家庭で学ぶよう励ます
子供たちに少し時間を与えて,今日学んだことで,家族と分かち合いたいことについて考えてもらいます。それをだれとどのように分かち合うか決めるよう,子供たちに勧めます。