新約聖書のあとのじだい
わるい人びとはいましめをかえたいとおもいました。いちぶのせいとたちは,その人びとの話に耳をかたむけるようになりました。やがて,多くの人びとがイエスさまをしんじるのをやめて,いましめをまもらなくなりました。
しとや大ぜいのせいとがころされ,教会をみちびく人がいなくなりました。しんけんのかぎが地上からとりさられ,人びとをみちびくよげんしゃがいなくなりました。こうして,イエス・キリストの教会はもはや地上になくなってしまいました。しとのペテロとパウロはかつてこういうことがおきると言っていました。
マタイ23:34;24:8-10;ローマ8:36;1コリント4:9-13;1ペテロ4:12;『キリスト・イエス』721-722
何百年かがすぎました。いろいろな教会がありましたが,しとや神さまのしんけんがある教会はありませんでした。どれもイエス・キリストの教会ではなかったのです。しかし,よげんしゃたちは何百年も後にイエス・キリストの教会が地上にかいふくされると言っていました。
1820年,ジョセフ・スミスという少年は,どの教会がイエス・キリストの教会か知りたいとおもいました。ジョセフは家の近くの森へ行っていのりました。どの教会が正しいか教えてくださいと神さまにおねがいしました。
天のお父さまとイエス・キリストがジョセフ・スミスをおとずれられました。すくいぬしはジョセフに,どの教会もご自分の教会ではないのでどれにも入ってはならない,とおっしゃいました。
神さまはジョセフによりキリストの教会を地上にもどすためにてんしをつかわして,ジョセフにしんけんをさずけられました。また,ジョセフがモルモン書をほんやくするのをたすけられました。こうして,1830年4月6日,キリストの教会がもういちど地上に作られました。
イエスさまが地上にいたときに十二しとをえらばれたように,神さまはジョセフ・スミスが十二しとをえらぶのをおたすけになりました。かれらはジョセフが教会をみちびくのをたすける人たちです。しとたちはふくいんを教えて,きせきをおこなう力をさずけられます。
イエスさまはすべての人が教会について知ることをのぞんでおられます。そこで,まつじつせいとイエス・キリスト教会についてすべての人に教えるために,せんきょうしをおくるよう,ジョセフ・スミスにおめいじになりました。
まつじつせいとイエス・キリスト教会は,イエスさまが地上に生きておられたときにそしきされた教会と同じ教会です。