3つ目のたとえ 3:4いなくなったむすこ ある人に二人のむすこがいました。その人が死んだら,むすこたちにざいさんを分けるやくそくをしていました。年が下のむすこはまち切れませんでした。父親に,自分の分け前をくれるようにたのみました。そこで父親はその分け前をわたしました。 ルカ15:11-12 むすこはお金をもって家を出て行きました。そしてよその国へ行きました。むすこはなんどもつみをおかしました。そしてとうとうお金をつかいはたしてしまいました。 ルカ15:13 ついにむすこは食べものを買うお金もなくなりました。とてもおなかがすいていました。ある人にたすけてくれるようにたのむと,その人はぶたにえさをやるしごとをくれました。 ルカ15:14-15 むすこはとてもおなかがすいていたので,ぶたのえさを食べたいとおもいました。自分の父親の家ではたらいているしもべたちでも,今の自分よりおいしいものを食べていると知っていました。 ルカ15:16-17 そこで,くいあらためて父親の家でめしつかいとしてはたらかせてもらおうと心にきめました。父親はむすこが家に帰って来るのを見ました。 ルカ15:18-20 父親はかけよって,むすこを出むかえました。むすこをだきよせて,せっぷんしました。 ルカ15:20 むすこは自分がつみをおかしたことを父親にうちあけました。父親のむすことよばれるのにふさわしくないとかんじていました。 ルカ15:21 父親はしもべをよんで,いちばんじょうとうなきものをもって来てむすこにきせるように言いました。しもべはむすこの足にくつをはかせ,ゆびにゆびわをつけました。 ルカ15:22 父親はしもべに,ごちそうをじゅんびするように言いました。みんなにいわってほしかったのです。つみをおかしたむすこがくいあらためて家に帰って来きたからです。 ルカ15:23-24 年上のむすこははたけしごとをしていました。家に帰ると,音楽やおどりの音が聞こえました。しもべから,弟が帰って来たことを聞かされました。父親はみんなにいわってほしかったのです。 ルカ15:25-27 上のむすこはおこって家の中に入りませんでした。父親が出て来て,そのむすこと話しました。 ルカ15:28 父親は,年上のむすこがずっとそばにいてくれたことにかんしゃしました。父親がもっているものはぜんぶ上のむすこのものになるのです。また,いわうことは正しいとも言いました。下のむすこがくいあらためて家に帰って来たことがうれしかったからです。 ルカ15:31-32 イエスさまがパリサイ人に3つのたとえを話されたのは,天のお父さまがすべての人をとてもあいしておられることを知ってほしいとおもっておられたからです。お父さまはご自分にしたがう人びとをあいしておられます。つみをおかす人びともあいしていらっしゃいますが,その人びとがくいあらためるまでしゅくふくすることがおできになりません。お父さまはつみをおかした人びとがくいあらためてご自分のもとにもどって来ることをのぞんでおられます。そして,その人びとがくいあらためられるようにたすけて,その人がもどって来たときにはよろこぶように,わたしたちにのぞんでいらっしゃるのです。 ヨハネ3:16-17