「9月27-10月3日。教義と聖約109-110章:『これがあなたの宮,あなたの聖さのある所』」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:教義と聖約 2021年』(2020年)
「9月27-10月3日。教義と聖約109-110章」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:2021年』
9月27日-10月3日
教義と聖約109-110章
「これがあなたの宮,あなたの聖さのある所」
109章と110章では,回復における最も神聖な出来事の幾つかが述べられています。これらの出来事を研究しながら考えたことや感じたことを,必ずクラスの参加者に分かち合ってもらいましょう。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
主は,「この家〔カートランド神殿〕の名声は諸外国に広まるであろう」(教義と聖約110:10)と宣言されました。クラスの参加者に,自分で勉強していて広く世界に伝えるべきだと感じた事柄を分かち合ってもらってもいいかもしれません。
教義を教える
主は御自分の聖なる宮でわたしたちを祝福したいと望んでおられる
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109章の研究はクラスの参加者にとって,神殿で礼拝したいという望みを強くするすばらしい機会になります。ホワイトボードに神殿の祝福を述べている節の番号を書き出してもよいでしょう。12-13,22-23,24-28,29-32節などです。クラスの参加者に,個人あるいはグループで幾つかの節を選んで読み,それについて考えてから,その節で説明されている祝福を要約して皆に発表してもらいます。神殿に行ったことのある参加者に,自分の生活の中でその祝福をどのように経験してきたかを分かち合ってもらってもよいでしょう。
また,カートランド神殿の奉献式で歌われた「主のみたまは火のごと燃え」(『賛美歌』3番)を,皆で読むか,歌ってもよいでしょう。クラスの参加者には,この賛美歌の中では神殿のどんな祝福か歌われているかを指摘してもらったり,適切であれば,それに関連した経験を分かち合ってもらったりしてもよいでしょう。
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神殿の祝福を受けるには,犠牲が求められることが少なくありません。教義と聖約109:5は,カートランド神殿を建てるために初期の聖徒たちが払った犠牲について何を教えていますか。だれかに,そうした犠牲について話す準備をしておいてもらってもいいかもしれません(啓示の背景「神のための宮」参照)。今日神殿の祝福を受けるために,わたしたちはどのような犠牲を払っているでしょうか。クラスの参加者が,進んで経験を分かち合ってくれるかもしれません。現代の例の幾つかを,ビデオ“Sealed Together: The Manaus Temple Caravan”(「ともに結び固められ:マナウス神殿キャラバン」) and “Temples Are a Beacon”(「神殿はかがり火です」) (ChurchofJesusChrist.org)で観ることができます。
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教義と聖約110:1-10にある復活された救い主の描写を研究することは,イエス・キリストを信じる信仰を築くすばらしい方法です。この聖句で用いられている比喩的表現をクラスの参加者に拾い出してもらい,そのたとえがイエス・キリストについて何を教えているか考えてもらってもいいかもしれません。「純金の床」や,「大水の奔流のとどろきのよう」な声とは,何を象徴しているのでしょうか。
神の業を成し遂げるために必要な神権の鍵は今日教会にある
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モーセ,エライアス,エリヤがカートランド神殿でジョセフ・スミスとオリバー・カウドリに委ねた神権の鍵についてクラスの参加者に理解してもらうために,個人あるいはグループで「その他のリソース」の言葉を読んで話し合ってもらってもよいでしょう。これらの鍵が現在のわたしたちの生活において重要なのはなぜでしょうか。各参加者に,これらの鍵を委ねた預言者(モーセ,エライアス,エリヤ)から一人を選び,その人物について『聖句ガイド』で学んでもらってもいいかもしれません。これらの預言者の生涯から,彼らが委ねた鍵についてどのようなことが分かるでしょうか。この質問の後で,それらの鍵が地上にある今,主はわたしたちに何をすることを望んでおられるか話し合ってもよいでしょう。
その他のリソース
鍵は神の業に必要な力と権能を与える
クエンティン・L・クック長老は次のように説明しています。
「カートランド神殿は,場所の面でも規模の面でも,どちらかと言えば,人目を引くほどのものではありませんでした。しかし,人類にとって実に大きな意味があったことを考えると,この神殿は永遠にわたる影響力をもたらすものでした。古代の預言者たちは,イエス・キリストの福音の永遠にわたる救いの儀式を可能なものとするために,神権の鍵を回復しました。これによって,忠実な会員たちに大いなる喜びがもたらされたのです。
これらの鍵によって,神から託された責任を果たすために『高い所から力』〔教義と聖約38:38〕が授けられ,当時も今も,それが教会の第一の目的となっています。あのすばらしい復活祭の日,カートランド神殿において3つの鍵が回復されました。
第1に,モーセが現れ,地の四方からのイスラエルの集合の鍵を託しました。これは伝道活動を指します。
第2に,エライアスが現れ,アブラハムの福音の時代の鍵を託しました。これには,アブラハムの聖約の回復も含まれています〔アブラハム2:8-11参照〕。ラッセル・M・ネルソン大管長は,聖約の鍵の目的は,会員を神の王国に備えさせることにあると教え……ました〔「聖約」『リアホナ』2011年11月号,88参照〕。……
第3に,エリヤが現れ,この神権時代における結び固めの力の鍵を授けました。これは,家族歴史活動,また生者と死者の救いをもたらす神殿の儀式のことです。」(「神にお会いする用意」『リアホナ』2018年5月号,114-115)