教義と聖約76章

教義と聖約76章

概要

聖書の霊感訳に取り組み，聖文について深く考えていたときに，預言者ジョセフ・スミスとシドニー・リグドンは驚くべき示現を受けました。救い主は一連の小さな示現をお見せになりました。それは，全人類の救い主としての御自身の役割，サタンの堕落，それぞれの栄光の王国の説明について教える助けになるものでした。

内省を促す質問をする：個人的な内省や自己評価を通して，聖霊を招き，各生徒が「現在のことをありのままに……，未来のこともまた，ありのままに」（モルモン書ヤコブ4：13）見られるよう，助けを求めることもできます。効果的な自己評価は，生徒が福音の真理に対する現在の理解と，それらの真理が自分に関連がある理由，そしてその真理に従って生活する方法についてよく考えるのに役立ちます。救い主がどのようにしてこれを行われたかについて詳しくは，『救い主の方法で教える』の「救い主は聖霊から教えを受ける機会を人々に与えられた」の項を参照してください。また，今週の「教義と聖約76：71－112」の課でも，これを行う方法の例を見ていきます。

教える準備

以下の情報は，各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

教義と聖約76：1－19

この課の目的：生徒が救い主の言葉について深く考える時間を取る際に，聖霊の力によって学べるようにします。

• 生徒の準備：生徒に，現在直面している状況や，直面する可能性のある状況で，聖霊を通して主から導きを受ける必要があったり，導きを受けたいと思ったりする状況について考えてもらいます。

教義と聖約76：19－24

この課の目的：イエス・キリストと天の御父の計画におけるキリストの役割に対して，生徒がより大きな愛を感じられるようにします。

• 生徒の準備：生徒に，イエス・キリストについてすべての人に知ってほしいと思う文を一つ書き，書いたことを発表する準備をするように勧めます。

• 用意するもの：生徒に自分の考えを書いてみんなに見せてもらう場合は大きな紙；生徒が賛美歌集を手元に用意できないときのために「主は生けりと知る」（『賛美歌』75番）のコピー

• 表示するコンテンツ：生徒が個人またはグループで活動に取り組む場合は，AとBの活動に関する指示

教義と聖約76：50－70

この課の目的：生徒がイエス・キリストを通して昇栄を受けられるという希望を感じられるようにします。

• 生徒の準備：生徒に教義と聖約76：50－70を読んでもらい，預言者ジョセフ・スミスとシドニー・リグドンが日の栄えの王国とそれを受け継ぐ人々について書いたことを見つけてもらいます。

• 表示するコンテンツ：生徒が教義と聖約76：50－70を研究するのに役立つ図表

• ビデオ：「わたしは十分に善良でしょうか」（3:28）

• 配付資料：「イエス・キリストによって得られる希望」

教義と聖約76：71－112

この課の目的：生徒がイエス・キリストの証にさらに雄々しくなるのを助けます。

• 生徒の準備：イエス・キリストの証に雄々しくあるとはどういう意味か，生徒に考えてもらうとよいでしょう。自分の雄々しさの度合いを評価し，改善点について考えてもらうとよいでしょう。

• ビデオ：「イエスの証に雄々しくある」（15：34；タイムコード13：19－14：03を見ます）