1－2 テサロニケ

概要

パウロはテサロニケ人への手紙の中で、聖徒たちの忠実さと、その模範によって他の人々がイエス・キリストのみもとに来る助けとなったことを称賛しています。彼は，イエス・キリストの再臨に関する彼らの多くの質問に答え，彼らのいくつかの誤解を明確にしました。彼は，まず棄教や背教が起こってからでないと，イエス・キリストの再臨はないと予言しました。

教える準備として

次の情報は，各レッスンの事前準備についてのアイデアを教師に提供するものです。

1 テサロニケ 1－3

レッスンの目的：このレッスンの目的は，わたしたちの救い主イエス・キリストが行ったようにミニスタリングしようと努力する生徒たちが，他の人々に祝福と影響を与える手助けをすることです。

生徒の準備：自分が受けたミニスタリングから，救い主の愛を感じた時のことを生徒に思い出してもらいます。その人の奉仕から，どのように自分もイエス・キリストに従おうという気になったのか分かち合う準備をしてもらいます。

画像：イエス・キリストが他者にミニスタリングする姿を描いた画像をいくつか表示します。
動画：「ミニスタリング—救い主のように」（13：04；タイムコード0：45-1：54を視聴してください）

1 テサロニケ 4－5

この課の目的：この課は，イエス・キリストが地上に再び戻られる時にさらに備えられる生き方を，生徒たちが理解する助けになります。

生徒の準備：救い主が再び戻られるのはどのような時かを，生徒たちに想像してもらいましょう。次の質問への答えを，学習帳か紙に書いてもらいましょう：再臨についてあなたが楽しみにしていることは何ですか？あなたが不安に思っていることは何ですか？

画像：イエス・キリストの再臨を描いた画像を表示します。
配布資料： 各生徒に3種の配布資料のうち最低1つが行きわたるのに十分な部数のレッスン資料を用意してください。

オンラインレッスンに関する提案：この3つの生徒学習活動にアプローチする1つの方法は，ビデオチャット機能で生徒たちを3つのブレイクアウトルームに分けることです。各ルームのグループリーダーを決め，配布資料の内容をグループリーダーに送付します。各グループが，配布資料にある指示に従うようにしてください。終了したら，グループリーダーに発表者を指名してもらい，話し合った内容をクラスに発表してもらいます。

2 テサロニケ 2

この課の目的：この課は，新約聖書時代の教会の背教の事実と，末日の救い主の教会の回復の必要性を理解する助けになります。

生徒の準備：ChurchofJesusChrist.orgの福音トピックスで「背教」を生徒たち調べてきてもらいます。学んだことを分かち合う準備と，質問があればする準備をしてもらいましょう。

配布資料： 各生徒に「背教と回復の必要性を理解する」のコピーを用意するか，配布資料の内容を表示する方法を準備してください。
“What Is the Restoration?”（5：13），“Jesus Christ’s Church”（1：27）

オンラインレッスンに関する提案：生徒とは別の人に，クラスへの参加とレッスン冒頭で求道者の役割を依頼してもよいでしょう。生徒に，大背教と回復についてその人に教えてもらうとよいでしょう。

マスター教義： 2 テサロニケ 2：1－3

レッスンの目的：この課の目的は，生徒がマスター教義聖句の場所と 2 テサロニケ 2：1－3 の重要聖句の暗記，教義の説明，霊的な知識を得るための原則を実生活へ応用することを助けることです。

生徒の準備： 生徒に次の質問を考え，それにどう答えるかを説明する準備をしてもらいます：「キリスト教がすでに設立されていて，多くの人々が聖書を信じていたなら，なぜ神は御自身の教会を回復するためにジョセフ・スミスの前に現れる必要があったの。」

オンラインレッスンに関する提案：応用の実践活動では，生徒たちを3つのグループに分け，各グループをブレイクアウトルームに分けるとよいでしょう。各グループは霊的な知識を得るための原則の一つに対する答えを一つ準備し，その後，全員が戻ってきたらお互いに分かち合ってもらうことができます。

Assess Your Learning 10

この課の目的：この課の目的は，新約聖書の学習中に設定した目標にどれだけ近づけたか，どう成長したかを自己評価してもらうことです。

生徒の準備：2 テサロニケを通してガラテヤを学んだ際に各自が設定した目標について，生徒に考えてもらいましょう。その目標を達成しようとする過程で進歩したことや障害となったことを，共有する準備をしてもらいます。

表示するコンテンツ：自動車など，修復する必要のあるものの，修復される前と後の画像。鎧を着た人の画像。これはボードに描くこともできます。