1-2テモテ;テトス;ピレモン
概要
今週のレッスンでパウロの言葉を学ぶことは,「ビショップの役割は何か」のような多くの疑問に答えるのに役立ちます。「終わりの時の試練を克服するために,神がわたしたちに与えた特別な賜物は何か。」「どうすれば最後まで堪え忍べるのか。」これまで,様々な都市の信者にあてたパウロの手紙を学んできました。今週は,パウロがテモテ,テトス,ピレモンの3人への手紙に書いた有益な真理を学びます。
教えるための備え
以下の情報は,各課の事前準備についてのアイデアを教師に提供するものです。
1テモテ3:1-7;テトス1:6-9
この課の目的:この課では,ビショップや支部会長の特質と主の僕であるこれらの人々がどのように生徒の人生を支援することができるか,生徒により深く理解してもらいます。
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生徒の準備:生徒に次の質問について考えてもらい,考えを発表する準備をしてクラスに参加してもらいましょう:天の御父とイエス・キリストは,ビショップや支部会長を通してあなたやあなたの家族をどのように祝福してくださいましたか。
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生徒向け資料:ビショップへのメモや手紙を書くための資料
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使用するもの:ボール
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オンラインレッスンに関する提案:可能であれば,現在または元ビショップにクラスに参加してもらい,回復された教会におけるビショップの本質的な役割を証してもらうとよいでしょう。ゲストの話者をクラスに招待する際は,事前にコーディネーターかプログラム管理者の承認を得ることを忘れないでください。現職ではない元ビショップを招待する場合は,必ずその人の地元の神権指導者の承認を得てください。
1テモテ4:12-16
この課の目的:この課は,生徒が青少年のうちにイエス・キリストの弟子としての模範を示せるよう努力するのに役立ちます。
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生徒の準備:生徒に次の質問を考えてもらい,自分の考えを発表する準備をしてもらうのもよいでしょう:もしだれかが1週間あなたの後をついて回ったとしたら,その人はあなた自身がイエス・キリストに従う努力をしているというどのような証拠を見つけるでしょうか。
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ビデオ:「置き忘れたハンドバッグ」 (2:40)
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オンラインレッスンに関する提案:パウロが説明した色々な方法で模範を示した人々について考えるとき,生徒が思い浮かべた一人か二人の名前をチャットで挙げてもらうのもよいでしょう。この名前にクラスのだれかが入るかもしれません。次に数人の生徒に,チャットに挙がった中から一人の名前とその理由,その人がどう模範になったのかを説明してもらいます。生徒に,現在知っている人物や過去の人物,特に救い主を思い浮かべてもらいましょう。
2テモテ3章
この課の目的:この課は,生徒が聖典を研究したいという気持ちになり,日々の邪悪から身を守るのに役立ちます。
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生徒の準備: トーマス S・モンソン大管長(1927-2018年)の次の言葉を生徒分かち合ってください:「聖文の研究に日々時間を費やせば,間違いなく,信仰の土台が堅固になり,真理に対する証が強められます。」 (「堅固な土台」『リアホナ』2006年11月号, 68)生徒にこの言葉について深く考えてもらい,それが真実であることを示す個人的な経験を思い出してもらうようにします。
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オンラインレッスンに関する提案:レッスンを始めるに当たって,終わりの時を生きる気持ちを表す絵文字を,チャット機能に投稿してもらうのもよいでしょう。(例えば,感謝,緊張,または両方を感じるかもしれません。)
マスター教義: 2テモテ 3:15-17
この課の目的:この課では,生徒に,マスター教義の場所と 2テモテ3:15-17 の重要語句を暗記して,教義を説明したり,霊的な知識を得るための原則を実生活の状況に応用することができるようになってもらいます。
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生徒の準備:生徒に,毎日の聖文研究を妨げる課題について考えてもらいます。霊的な知識を得る原則がその障害の克服に役立つ方法を考えてもらいます。
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オンラインレッスンに関する提案:本の図にあるマスター教義の聖句の場所や重要語句を書く代わりに,チャット機能に出典場所や重要語句を3,4回入力するよう生徒に勧めます。カットアンドペーストではなく,一語一語入力するように伝えてください。生徒が一定時間内(例えば90秒)に出典場所と重要語句を何回入力できるか,チェックするのも効果的かもしれません。
マスター教義: 2テモテ 3:15-17
この課の目的: この課では,生徒が生涯にわたるイエス・キリストの弟子になるか,生涯の弟子であり続けるようになってもらいます。
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生徒の準備:イエス・キリストに従う努力をする気をなくしそうな人に教られる聖句を生徒に探してもらうのもよいでしょう。
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表示する画像:ボクシングの画像と競走の画像
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生徒用資料:生徒一人につき紙1枚
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オンラインレッスンに関する提案: 可能であれば,匿名アンケートツールを使用し,イエス・キリストに従うことを諦める誘惑にだれかが陥りそうなシナリオを,生徒が共有できるようにしてもよいでしょう。大切な人がイエス・キリストに従うことをやめたほんとうの理由を分かち合ってもよいと,生徒には伝えましょう。