セミナリー
ルカ22章;ヨハネ18章


ルカ22章;ヨハネ18章

概要

贖罪の一環として,イエス・キリストはゲツセマネの園に行って全人類の罪と苦難を御自身に受け,理解し難い苦しみを経験されました。その後,イエスは裏切られ,捕らえられ,サンヒドリン(ユダヤの法廷)の前に連れて行かれ,そこで不当に訴えられ,あざけられ,打たれました。

教えるための準備

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

ルカ22:28-34,54-61

この課の目的:この課では,イエス・キリストに頼り,イエスを信じる信仰を絶えず強める必要があることを,生徒が理解できるように助けます。

  • 生徒の準備:生徒に,イエス・キリストを信じる信仰を強くするのに役立った経験を発表できる準備をしてきてもらいます。

  • ビデオ:信仰の基盤」(4:14;タイムコード0:00-1:33を見る)

  • 画像:ペテロがキリストを否定している絵を見せる準備をします。

  • オンラインレッスンに関する提案:レッスン中にチャット機能を使って,一つの言葉または一つの文で答えられる質問に答えてもらいましょう。例えば,継続的に使ったり強化したりしなければ失われる可能性のあるスキルや能力を一つ,生徒に挙げてもらうとします。チャット機能を使うと,簡単に多くの生徒に答えてもらうことができます。また,教師がクラスで話す時間を短縮できるので,生徒に経験や証を分かち合ってもらえるような質問に使う時間が増えます。

マタイ26:36-46;ルカ22:39-46,第1部

この課の目的:この課では,救い主がゲツセマネの園でどのような苦しみを受けられたか,それがなぜ自分に対する愛の行いであったのかを,生徒によく理解してもらいます。

  • 生徒の準備:イエス・キリストとその贖罪について深く考えるのに役立つことを何か行うよう,生徒にチャレンジします。例えば,賛美歌の歌詞を読むとか,イエス・キリストの画像について深く考える,聖句を読む,といったことなどです。

  • 表:この課にある表のコピーを示します。

  • オンラインレッスンに関する提案:「主イエスの愛に」や「Thy Will, O Lord, Be Done(主よ, 御心の叶わんことを)」(『賛美歌』109番,英語188番)など,イエス・キリストの贖罪に関する賛美歌を流してください。歌を流している間,生徒にスマートフォンで賛美歌の歌詞を読んでもらうか,歌詞を画面に出して生徒が読めるようにしましょう。

マタイ26:36-46;ルカ-22:39-46,第2部

この課の目的:この課では,イエス・キリストが贖罪を通して与えることができるようになられた強さと助けが大いに必要だということを,生徒に感じてもらいます。

  • 生徒の準備:イエス・キリストの贖罪のおかげでどのような祝福が受けられるようになったか,生徒に考えてもらいます。

  • 表:この課にある表のコピーを示します。

ルカ22:47-71;ヨハネ18:1-27

この課の目的:この課は,生徒が生活の中で天の御父の御心を選ぶことによって,イエス・キリストの模範に従えるようになるための助けとなります。

  • 生徒の準備:生徒に,自分のやりたいことではなく,天の御父が望んでおられることを行うことを選んだときのことを考えてもらいます。何が難しかったか,また,なぜそうすることを選んだのか,考えてもらいましょう。

  • オンラインレッスンに関する提案:クラスが始まる前に,救い主が天の御父の御心を行うことを望んでおられたことを示す例を救い主の生涯から探すよう,生徒に言っておくとよいでしょう。生徒には,太字で記されているこの課の真理を見つけた後で,見つけた例を発表してもらいます。

マスター教義の復習10

この課の目的:この課では,今年生徒が学習してきたマスター教義聖句の幾つかを,生活の中で実践する練習をします。

注意:この復習の課の代わりに,マスター教義聖句の課を行う必要が出てくる場合もあります。地域や地区のディレクターやコーディネーターが立てた進度スケジュールを参照して,セミナリー開講中にマスター教義聖句の課を全部教えられるようにしてください。

  • 生徒の準備:この課に出てくる表にある4つのマスター教義聖句を復習してもらいます。これらの聖句に含まれる真理を実践するための具体的な方法を幾つか発表できるように準備をしてきてもらいましょう。

  • 表:マスター教義聖句とその重要語句の表を示します。

  • オンラインレッスンに関する提案:この課で提示された状況を読んでもらう代わりに,地元で働くワード宣教師や専任宣教師にオンラインレッスンに参加してもらい,マスター教義聖句を応用する練習をするために生徒が活用できるような「実体験」を話してもらうといいかもしれません。