セミナリー
マタイ6-7章


マタイ6-7章

概要

イエスは山上の垂訓を続け,善い行いは天の御父に喜んでいただくためにするべきであって,ほかの人から注目されるためにするべきではないと教えられました。また,「まず神の国……を〔築くことを〕求め」(マタイ6:33),義にかなった裁きをするようにとも,弟子たちに教えられました。この週の資料には,生徒が新約聖書のマスター教義聖句の最初の11個の場所と内容を覚えるのに役立つマスター教義活動と,生徒の学習状況や進捗状況を評価するのに役立つレッスンが含まれています。

マタイ6:1-18

この課の目的:この課では,善い行いをするための動機を自己評価し,生徒がどのように改善したいか考える機会を生徒に設けます。

  • 生徒の準備:クラスが始まる前の24時間に自分が取った行動の動機について,生徒に考えてもらいます。

マタイ6:19-34

この課の目的:この課では,神を第一に考えて生活することの大切さについて深く考え,生徒が発表する機会を設けます。

  • 生徒の準備:自分の生活で神を第一にすることの大切さと祝福をほかの人にどう伝えればよいかを,生徒に深く考えてもらいます。

  • オンラインレッスンに関する提案:オンラインレッスンの画面をギャラリー表示に設定するか,できるだけ多くの生徒を一度で見られる表示に設定します。一人の生徒がビデオの概要を分かち合った後に,上下左右のいずれかを指でさすように言います。教師の画面上で,生徒が指さした先のウィンドウの生徒が次に話します。(教師の画面での生徒の見え方と,生徒が見ている画面表示は必ずしも一致しないことを知っておくと,いいかもしれません。)

マタイ7:1-5

この課の目的:この課では,義にかなった裁きをすることについて学ぶ機会があります。

  • 生徒の準備:自分がすべき裁きと,しないように注意すべき裁きについて,知っていることを深く考えてもらいます。裁きについて抱いている疑問についても,考えてもらいましょう。

  • 実物:ちりと梁(あるいはその画像)

  • ビデオ:窓越しに見る」(2:20)

  • オンラインレッスンに関する提案:レッスンの最後に4つのシナリオを見せ,生徒が話し合えるようにします。一人以上の生徒に,描画ツールを使用して,クラスで話し合いたいと思った少なくとも一つのシナリオに円を書いてもらいます。または,アンケートを作って生徒の話し合いたいシナリオに投票してもらってもよいでしょう。

マスター教義の復習1

この課の目的:この課の目的は,新約聖書の11個のマスター教義聖句の場所と重要語句を覚え,暗記する練習をすることです。

  • 見せるコンテンツ:最初の11個のマスター教義聖句を示す表

  • オンラインレッスンに関する提案:ブレイクアウトルームを活用して,生徒が聖句を見つけて重要語句を暗記しながら互いに知り合えるようにしてもよいでしょう。

学習を評価する2

この課の目的:この課の目的は,今年,新約聖書を学ぶ中で自分が設定した目標,学習した内容,体験した個人の成長を評価できるようになることです。

  • 生徒の準備:生徒に,イエス・キリストを信じる信仰を通して誘惑に立ち向かい,誘惑に打ち勝つためにどのような努力をしているか考えてもらいます。

  • 生徒用資料:建物を作る活動を選択した場合は,ブロックやカップ,本と,土台とするテーブルなどの表面の堅いもの

  • オンラインレッスンに関する提案:事前に一人の生徒を指名して,ブロックやカップなどで,最初は堅い表面の上,次に,枕など不安定な表面の上に簡単な建物を作ってもらい,残りの生徒はオンラインで見るようにするとよいでしょう。