セミナリー
ピリピ;コロサイ


ピリピ;コロサイ

概要

ローマで投獄されている間,パウロはピリピとコロサイの聖徒たちに手紙を書き,強さを求めてイエス・キリストに頼るように教えました。パウロは,キリストが平安と喜びの源であると教え,聖徒たちが喜びと「神の平安」を感じるためにできること(ピリピ4:7)を強調しました。パウロはまた,「しっかりと信仰にふみとどまり」(コロサイ1:23),「彼に根ざし,彼にあって建てられ」るよう(コロサイ2:7)思い起こさせました。

教えるための備え

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

ピリピ;コロサイ

この課の目的:この課は,イエス・キリストを通して困難に立ち向かう力を見いだすことができるということを,生徒が認識する助けとなります。

  • 生徒の準備:生徒に, ピリピ4:13 を暗記してもらいます。

  • 表示するコンテンツ:生徒が5分間のレッスンを計画するための指示(例を含む)

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒に,レッスンの準備をする際,音声と映像を消してもらいます。決められた時間が過ぎたら,映像と音声を元に戻してもらい,生徒にブレークアウトルームに入ってもらいます。希望する生徒一人か二人に,少人数のグループでレッスンをしてもらいます。

ピリピ3章

この課の目的:この課は,イエス・キリストを知るために犠牲を払うことの大切さを生徒が理解する助けとなります。

  • 生徒の準備:可能であれば,イエス・キリストに従うために犠牲を払った家族や先祖の話を生徒に集めてもらいます。そして,これらの経験をクラスで分かち合う準備をしてもらいます。

ピリピ4章

この課の目的:生徒に,自分の生活の中でイエス・キリストを通してさらに大きな喜びと平安を受ける方法を見いだしてもらいます。

  • 生徒の準備:何人かの友人や家族に,イエス・キリストが生活の中でどのように平安と喜びをもたらしてくださるか尋ねてもらいます。

  • 表示するコンテンツ:パウロの画像と,パウロにとって平安と幸福に対する壁や妨げとなり得るもの

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒がホワイトボード機能を使えるようにすることで,キリストによって喜びと平安を大きくする方法をリストアップしながら,自分の考えをスクリーンに書き加えられるようにするとよいでしょう。

コロサイ1-2章

この課の目的:この課は,生徒が信仰を脅かす力と,イエス・キリストに対してさらに確固とするための方法を認識する助けとなります。

  • 生徒の準備:好きな果物の木の絵を描くか,写真を撮って,その絵や写真をクラスに持ってきてもらいます。木から学べる霊的な教訓を考えてもらいましょう。

  • オンラインレッスンに関する提案:絵やホワイトボードの機能を使い,キリストに根ざした強い木を描くのを手伝ってもらい,レッスン間に,その木に実を書き込むとよいでしょう。

マスター教義の復習21

この課の目的:この課では,幾つかのマスター教義聖句を使って,様々な状況で教える練習を生徒にしてもらいます。

  • 生徒の準備:新約聖書のマスター教義聖句のうち,自分の役に立ったものを一つ選び,それがどのように助けになったかをクラスで分かち合う準備をしてもらいます。

  • 準備物:生徒一人つき紙1枚と筆記用具1本

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒にブレークアウトルームに入ってもらい,マスター教義聖句を書く活動の ステップ1から 4について話し合ってもらうとよいでしょう。生徒が様々なクラスメートと協力する機会を設けるため,質問ごとに異なるブレークアウトルームに入ってもらうとよいでしょう。