「自殺後の対応法」助ける方法
「自殺後の対応法」助ける方法
自殺後の対応法
最善の努力を払っても,すべての自殺を防げるわけではありません。自殺後に残された人々が,拒絶感,衝撃,罪悪感,怒り,混乱の気持ちを抱くのはもっともなことです。M・ラッセル・バラード会長は次のように述べています。「自分の命を絶つのは,ほんとうに大きな悲劇です。この行為が非常に多くの犠牲者を生み出すからです。まず,亡くなった本人,そして後に残される何十人という人々。親族もいるでしょう。友人もいるでしょう。中にはこれから長い生涯を,深い悲しみと混乱を抱えて生きていかなければならない人々もいるはずです。」(「自殺についてわかっていること,わかっていないこと」『聖徒の道』1988年3月号,17)これらの人々には,「御自分の民を彼らの弱さに応じてどのように救うかを肉において」知ることができるように,「万物の下に身を落と〔された〕」救い主を通して癒しが与えられます(アルマ7:12;教義と聖約88:6)。専門家の支援とカウンセリングも役立つかもしれません。
ステーク評議会とワード評議会は,自殺後に残された個人や家族をどのように支援できるかについて話し合うとよいでしょう。話し合う質問に以下のことを含めるとよいでしょう。
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イエス・キリストの教えと贖罪は,個人や家族にどのように癒しをもたらすか。
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ミニスタリングブラザーとミニスタリングシスターは,その人や家族のどのような必要に気づいてきたか。どのような奉仕を行ってきたか。
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その人や家族には,引き続き情緒的あるいは霊的にどのような支援が必要か。だれがこの支援を行うことができるか。
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その人や家族には,移動手段や食事など,物質的に必要なものがあるか。
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ワードの補助組織指導者は,愛する人を失った子供や青少年をどのように支援できるか。
自殺後の悲しみは長期間続くことがあります。ひどい苦しみや悲しみを感じ続けている人がいる場合,その人を気にかけているほかの人々に相談します。最もよく支援を行うことのできる方法をよく祈って考えます。その人が神権の祝福を受けられるように,あるいは地域のリソースを活用できるように助けるとよいでしょう。グリーフサポートグループ,医師,あるいはそのほかの医療専門家が助けになるかもしれません。
注:あなたが話し合いを主導している場合,人がどのように命を絶ったかについては話さないでください。それを話すと,そのつもりでなくても,述べられた行動をまねるようグループ内の人を促すことになる可能性があります。グループの集まりでだれかがその詳細について話し始めたら,優しく話題を変えてください。
その他のリソース
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“Grieving after a Suicide,” Dale G. Renlund (video, suicide.ChurchofJesusChrist.org)
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“To Parents Who Have Lost a Child by Suicide,” Dale G. Renlund (video, suicide.ChurchofJesusChrist.org)
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“Comfort after a Suicide,” Carol F. McConkie (video, suicide.ChurchofJesusChrist.org)
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“I Have Lost Someone by Suicide,” suicide.ChurchofJesusChrist.org
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「遺族の癒し」LDSファミリーサービス,『リアホナ』2017年9月号,37