人々にどのように奉仕ができるでしょうか
イエス・キリストは,どのように人々を愛し,奉仕すればよいか,完全な模範を示されました。神権者として,わたしたちは人々に奉仕する義務があります。救い主のように人々に奉仕する方法はたくさんあります。例えば,神権の儀式を執行したり,人々に福音を伝えたり,日常のささやかな親切を行うことができます。
霊的に備える
奉仕に関する聖句やその他の資料を研究するときに,キリストのような奉仕を行うよう若い男性を鼓舞する事柄を見つけます。
マタイ25:31-46;モーサヤ2:17(人々に仕えるとき,わたしたちは神に仕えている)
ヨハネ13:34-35(わたしたちは救い主がわたしたちを愛されたように人々を愛するべきである)
ヤコブの手紙1:27(清い信仰とは,孤児や夫に先立たれた人を見舞うことである)
M・ラッセル・バラード「ヤングアダルト―最も偉大な世代の人々」『リアホナ』2015年5月号67-70
1ニーファイ2:16-18;3:1-7,28-31;4:1-2;17:7-19,50-51;18:1-4(任務に対するニーファイ,レーマン,レムエルの態度)
モーサヤ18:8-10(わたしたちは慰めの要る人々を進んで慰めるべきである)
『神への務めを果たす』27,51,75,
ヘンリー・B・アイリング「人々の傷を癒やす」『リアホナ』2013年11月号,58-61
「奉仕」『若人の強さのために』32-33
ビデオ― 「助けを必要とする人を救助する」 「デイトンの足」 「標準―奉仕―自分を捨てる」 「奉仕するとき―若い男性」
若い男性に指導する機会を与える
定員会会長会の一員(または祭司定員会のビショップ補佐)が,定員会集会の司会をします。彼は定員会のビジネスについて評議する際に若い男性をリードし,(聖文と小冊子『神への務め』から)神権の義務について教え,神への務めを成し遂げた経験を分かち合うよう励まします。また,福音のレッスンを教えるようにアドバイザーまたは定員会の会員に依頼します。このための準備として,会長会集会の間に 定員会集会アジェンダを記入するとよいでしょう。
学ぶ経験を始める
先週のレッスンを復習し,今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えてください。
-
先週のレッスンのタイトルをホワイトボードに書き,若い男性一人一人に自分がレッスンから学んだ,あるいは応用したことを短く書いてもらいます。
-
若い男性に最近周囲の人々に奉仕することで経験したことを紹介してもらいます(可能であれば,『神への務め』の一環として成し遂げた定員会または個人の奉仕プロジェクトを発表してもらう。)奉仕を通して,若い男性はどのような影響を受けましたか。周囲の人々はどのような影響を受けましたか。
-
若い男性に,困難に遭っているときに物理的に救い出された知人の経験を分かち合ってもらいます。自分を助けてくれた人に対して人は通常どのように感じるでしょうか。ビデオ助けを必要とする人を救助する を見て,救い主のように人に仕えることについてモンソン大管長から学んだことを,若い男性に話し合ってもらいます。
NaN:NaN
一緒に学ぶ
このレッスンの目的は,若い男性が人々に奉仕するという神権の務めを果たす方法を理解できるように助けることです。レッスン中に,定員会の会員は小冊子『神への務め』を使ってこの務めを果たす計画を立てる必要があります。定員会集会の前に,自分の小冊子『神への務め』を教会に持って来るよう若い男性に勧めます。今後の定員会集会で,計画を達成したときの経験を発表するように勧めます。
-
若い男性にM・ラッセル・バラード長老が「ヤングアダルト―最も偉大な世代の人々」というお話の中で,若い男性に向けて尋ねている9つの質問のこコピーを渡してください。(または,バラード長老が質問をしている部分をロールプレーで演じてもよいでしょう。) 自分ならそれらの質問にどう答えるか考えるように言い,自分の生活の中で改善できる部分について考えてもらいます。 これらの質問は,キリストのような特質の中からどの特質を伸ばすように若い男性たちを助けてくれるでしょうか。
-
以下の聖句を若い男性に一つずつ割り当てます。マタイ25:31-46;ヨハネ13:34-35;モーサヤ2:17;ヤコブの手紙1:27;モーサヤ18:8-10。これらの聖句から,人々に奉仕することについて学べることを見つけ,書き留めてもらいます(『神への務め』26参照)。聖句の中から見つけたことを発表した後で,人々への奉仕を通じて,これまで受けた祝福について個人的な経験を話してもらいます。
-
定員会会員に以下の聖句を読んで,責任を果たす際のニーファイの態度と,レーマンやレムエルの態度を比べてもらいます。1ニーファイ2:16-18;3:1-7,28-31;4:1-2;17:7-19,50-51;18:1-4 (若い男性に各自の答えをホワイトボードに書いてもらってもよい)。最近,人々に奉仕する機会を与えられたときに,どのような態度で果たしたか考えるように言います。若い男性に,小冊子『神への務め』50ページの余白に,自分が学んだことに基づいて,神権の責任を果たす際に執るべき態度を示す言葉を幾つか書いてもらいます。
-
この概念で提案されているビデオの一方または両方を見せ,定員会の会員や,そのほかの人々に奉仕することによって得られる祝福を見つけるよう若い男性に言います。定員会会員に小冊子『神への務め』の中からアロン神権者として人々に奉仕する方法を見つけてもらいます(〔執事〕23ページ,〔教師〕47ページ,あるいは〔祭司〕71ページ参照)。若い男性に奉仕を通じて定員会を強める方法について深く考えるように言います。
-
ヘンリー・B・アイリング管長の若い男性のころの写真を見せます。アイリング管長が祭司のころにビショップとともに会員を訪問した経験について読みます。アイリング管長の経験から若い男性は奉仕について何を学ぶでしょうか。若い男性は自分の経験から何を分かち合うことができるでしょうか。
若い男性が以上の活動の一つ,あるいは幾つかを完成させたら,以下の活動を行います。
-
定員会会員に小冊子『神への務め』の「人々に奉仕する」の項(〔執事〕26-27ページ,〔教師〕50-51ページ,あるいは〔祭司〕74-75ページ)を開いてもらいます。定員会の一人一人に奉仕を行う個人的な計画を書いてもらいます。例えば,毎日人々に奉仕する機会を求めて祈るというM・ラッセル・バラード長老の勧告に従う計画でもよいでしょう(「熱心に携わる」『リアホナ』2012年11月号,29-31参照)。それから,「人々に奉仕するために定員会ができること」というテーマで定員会会長に話し合いを導いてもらい,この計画を各自の小冊子に書くよう若い男性に言います。
行動するように勧める
司会をしている若い男性が閉会行事を行います。彼は以下を行うことができます。
-
だれかに奉仕する自分の計画を発表し,若い男性に自分たちの計画を達成するよう勧める。
-
定員会の会員は,数週間のうちに奉仕することでどのような経験をしたか話すよう勧められていることを説明する。