なぜ安息日を聖く保つように命じられているのでしょうか
主はわたしたちに恵みをもたらすために安息日を定め,聖く守るように命じられました。安息日を守ることで,わたしたちは主とわたしたちの家族により近づくことができます。永遠の物の見方と霊的な力を受けることができます。また安息日によって,わたしたちは肉体的な労働から休み,主を礼拝することができます。
霊的に備える
以下の聖句と資料をよく祈って研究してください。安息日について教えるために,若い男性に最も適したものを選んでください。
創世2:2(安息日の起源)
出エジプト20:8-11(安息日を聖とせよ)
マルコ2:27(安息日は人のためにある)
教義と聖約59:9-13(安息日を守るなら,世の汚れに染まらないでいることができる)
ヘンリー・B・アイリング,「安息日に抱く感謝の念」『リアホナ』2016年11月号,99-102
ラッセル・M・ネルソン「安息日は喜びの日」『リアホナ』2015年5月号,129-132
ケビン・S・ハミルトン「しっかりつかまる」『リアホナ』2013年11月号,99-101
「安息日」『真理を守る』10-11
「安息日を守る」『若人の強さのために』30-31
ビデオ―「彼は少年時代に哀れみを学んだ」
若い男性に指導する機会を与える
定員会会長会の一員(あるいは祭司定員会のビショップリック顧問)が,定員会集会の司会をします。彼は定員会のビジネスについて評議する際に若い男性をリードし,(聖文と小冊子『神への務め』 から)神権の義務について教え,神への務めを成し遂げた経験を分かち合うよう励まします。また,福音のレッスンを教えるよう,アドバイザーまたは定員会の会員に依頼します。このための準備として,会長会集会の間に定員会集会アジェンダを記入するとよいでしょう。
学ぶ経験を始める
先週のレッスンの復習をし,今週のレッスンの導入をするために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えます。
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先週のレッスンで出てきた絵や実物を若い男性に見せ,先週学んだ内容とどのような関係があるのかを説明してもらいます。
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安息日にふさわしくない活動を日曜日に行うように友人から誘われたことがあるか,若い男性に尋ねます。そんなとき,安息日を守る理由について友人にどのように説明したでしょうか。安息日の大切さをほかの人たちに説明するための別の方法として,このアウトラインの初めの段落を分かち合います。
一緒に学ぶ
以下の活動は,若い男性が安息日の目的を理解する助けとなるでしょう。御霊の導きに従って,定員会に最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。
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若い男性一人一人に,ヘンリー・B・アイリング管長の説教「安息日に抱く感謝の念」を調べて,アイリング管長が述べた,安息日に感謝できることのリストを作ってもらいます。 若い男性に,互いのリストを比べ,見つけたことを分かち合ってもらいます。アイリング管長の説教の最後にある招きの部分を一緒に読み,それを実践するように定員会会員にチャレンジします。
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説教「安息日は喜びの日」を3つか4つに小さく分割します。 若い男性に,小さなグループまたは個人で,各部分を読んでもらいます。 彼らは安息日を喜びの日とする方法についてどのようなことを見つけましたか。 若い男性たちは安息日におけるの自分たちの行動が大きな喜びにつながるものとなるように,行動をどのようにすれば喜びと歓喜につながることになるでしょうかこれからどのように生活するでしょうか。
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若い男性を二人一組に分けます。各ペアのうち一人の若い男性に教義と聖約59:9-15 を読んで,安息日に行うように勧められていることを書き出してもらいます。もう一人の若い男性には16-19節を読んで,安息日を聖く保つときに約束される祝福を探してもらいます。各自が見つけたことを分かち合い,なぜ安息日を尊ぶことは大切なのかについて話し合います。定員会全体で,なぜ主は安息日を与えられたのかについて話し合ってください。若い男性が自分の生活の中で安息日にかかわる主の目的を達成するためにできることについて考えてもらいます。
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若い男性に,特定の活動が安息日に適切かどうかを判断する方法を尋ねます。教義と聖約59:9-13と『若人の強さのために』(30-31ページ)を読んで助けとなる原則を探し,見つけたことをホワイトボードに書いてもらいます。若い男性の一人一人に自分が日曜日に行っている活動について考えて,これらの原則に従っているかどうかを自分で考えてもらいます。彼らが安息日に行っていることで変えた方がよいと感じることについて,具体的な目標を持つように勧めてください。
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ケビン・S・ハミルトン長老の説教「しっかりつかまる」の最初の2段落の中から長老の父親の話の部分を大会のビデオで見せるか,あなたが要約して話します。この話から,若い男性は,安息日を守ることの大切さについて何を学ぶでしょうか。若い男性に,ハミルトン長老の説教から,「安息日をどのように守るかについて,一人一人が決断するべき多くの選択肢があります」で始まる段落をコピーして渡します。その段落を読んで,二人一組で,安息日の活動として「良い」「より良い」「最も良い」もののリストを作ってもらいます。自分のリストをクラスの人たちに紹介するように勧めます。
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『真理を守る』の「安息日」の項目を,声を出して読み,若い男性に適切な安息日の活動の例を見つけてもらいます。日曜日の活動についての世間の考えは,主がわたしたちに求めておられるものとどのように異なるでしょうか。特定の活動がどのように安息日の精神から心を遠ざけるか考えてもらいます。安息日を聖く保っているかどうか,どうすれば知ることができるでしょうか。若い男性が安息日の精神と調和して過ごしていると感じたのは,どのようなときでしょうか。
若い男性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。安息日の目的が理解できたでしょうか。何を感じ,どんな印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やすべきでしょうか。
行動するように勧める
司会をしている若い男性が閉会行事を司会します。彼は以下を行うことができます。
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安息日を聖く保つことの大切さと,そうすることによって自分の生活がどのように改善したかについて証を分かち合う。
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安息日を聖く保つという良い模範を示すことで,家族と周りの人々を強めるように,定員会の会員に勧める。