わたしに従ってきなさい
どうすれば天の御父を知ることができるでしょうか


「神への務め」

どうすれば天の御父を知ることができるでしょうか

天の御父はわたしたちを愛し,わたしたちが御父に近づくことを望んでおられます。御父はわたしたちに祈る機会を与え,わたしたちの祈りを聞き,こたえてくださると約束されました。また,聖文と末日の預言者の言葉を学び,御父の御心に従うことを通して御父にさらに似た者になろうと努力するときに,わたしたちは御父を知ることができるようになります。

霊的に備える

天の御父と自分の関係について考えてください。あなたはどのようなときに,御父を最も近くに感じたことがありますか。御父を近くに感じたとき,あなたは何をしていましたか。

若い男性は,神に近づくためにどのようなことができますか。若い男性は,そのようなことをどの程度実行しているでしょうか。若い男性が神への信仰と証を強められるように,あなたは何ができるでしょうか。

聖文を学び,天の御父を知る方法について資料を研究するときに,天の御父が若い男性を愛しておられ,彼らに御自分に近づいてほしいと望んでおられることを感じるようになるでしょう。

ヨハネ17:3(天の御父とイエス・キリストを知ることにより,永遠の命に導かれる)

1ヨハネ2:3-5(神の戒めを守るならば,神を知ることができる)

1ヨハネ4:7-8(人を愛することにより,神を知ることができる)

2ニーファイ32:9エノス1:1-7アルマ34:17-2837:37(祈りを通して天の御父に近づくことができる)

モーサヤ4:9-12(ベニヤミン王は,神の知識を得る方法を教えている)

モーサヤ5:13(神に仕えることにより,神をさらに知ることができる)

アルマ30:44(すべての事物が,神の存在を示している)

教義と聖約88:63(わたしたちが神に近づけば,神もわたしたちに近づいてくださる)

M・ラッセル・バラード「父と息子―すばらしい関係」『リアホナ』2009年11月号,47-50

『神への務めを果たす』14-1538-3962-63

ビデオ――「神への務めを果たす」

4:56

救い主の方法で教える

救い主は,御自分の弟子たちを愛し,彼らのために祈り,彼らに仕え続けられました。救い主は,弟子たちとともに過ごす機会を見つけ,彼らに愛を示されました。主は弟子たちの興味,希望,望み,そして,彼らの人生でどんなことが起きているか御存じでした。若い男性に愛を示す方法,また,天の御父からも愛されているということを彼らが感じ,それを知る助けとなる方法を探してください。

若い男性に指導する機会を与える

定員会会長会の一員が,定員会集会の司会をします。彼は定員会のビジネスについて評議する際に若い男性をリードし,(聖文と小冊子『神への務め』から)神権の義務について教え,アドバイザーまたは定員会の会員に福音のレッスンを教えるように招きます。このための準備として,会長会集会の間に定員会集会アジェンダを記入するとよいでしょう。

学ぶ経験を始める

先週のレッスンを復習し,今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分でアイデアを考えてください。

  • 先週のレッスンをまとめとなる一つの文章を作るために,若い男性に一人一言ずつ挙げてもらいます。できた文章をホワイトボードに書いてください。

  • ビショップの許可を得て,定員会の会員の一人の父親を招き,父親であることをどう感じているか話してもらいます。息子について感じていること,自分の息子に人生で達成してほしい事柄,成功するために助けたいと願っていることなどを話してもらうとよいでしょう。若い男性に,彼が話したことと,天の御父が若い男性について感じていることを比べてみるように言います。

一緒に学ぶ

このレッスンの目的は,若い男性がそれぞれ個人の祈りと個人の聖文研究の習慣を確立できるように助けることです。若い男性に,定員会集会の中で小冊子『神への務め』に計画を書き込む時間を与えます。計画を互いに分かち合うよう励まし,今後の定員会集会の中で,個人の祈りと聖文研究が彼らと神の関係をどのように強めたか分かち合うように勧めます。

  • 「神への務め」の計画の中で,若い男性はもうすでに個人の聖文研究の計画を立てているかもしれません。このレッスンは,自分の計画のために何を行っているか,また聖文研究を通して何を学んでいるかを分かち合う良い機会になるかもしれません(『神への務め』14-1538-3962-63参照)。必要に応じて計画を修正することもできます。若い男性に,祈りと聖文研究の習慣によって,彼らと天の御父の関係はどのように改善されたか分かち合うよう勧めます。

  • 若い男性に,自分がよく知っている人について考えるように言います。その人を知るためにどんなことをしたでしょうか。彼らに,天の御父を知ることと,天の御父について知ることの違いは何だと思うか尋ねます。以下の参照聖句をホワイトボードに書き,若い男性にそれらを使って,天の御父をさらによく知るためにできることを見つけるように求めてください。1ヨハネ2:3-5;4:7-8;モーサヤ4:9-125:13アルマ30:44。若い男性に見つけた内容を分かち合うように,また,これらの聖句の勧めに従うことによって天の御父を近くに感じた経験について分かち合うように励まします。

  • ビデオ「神への務めを果たす」を見せて,ビデオの中の出来事を通して若い男性やほかの人たちがどのように天の御父を知るようになったか見つけるように勧めます。神と自分との関係を強めるうえで,神への務めを果たすことがどのように助けになると思うか分かち合ってもらいます。

    4:56
  • 若い男性にM・ラッセル・バラード長老の説教「父と息子―素晴らしい関係」の中にある息子のための3つの提案を読むよう勧めてください(あるいはビデオ「父と息子」を見せる)。これらの提案の一つを行うことによって彼らはいつ父親を身近に感じられるようになりましたか。彼らにバラード長老の助言を天の御父との関係に応用する方法を分かち合ってもらいます。

    5:59
  • 今日,若い男性が人とコミュニケーションを取る様々な方法について話し合ってください。わたしたちは天の御父とどのようにコミュニケーションしているでしょうか。天の御父はわたしたちとどのようにコミュニケーションされているでしょうか。天の御父とのコミュニケーションを改善するために何ができるでしょうか。祈りに関する次の聖句を一人に一つずつ読むよう勧めてます。2ニーファイ32:9エノス1:1-7アルマ34:17-2837:37。定員会の会員に,学んだことを分かち合うよう求めます。祈ることと,天の御父を知るようになることには,どのようなつながりがあるでしょうか。小冊子『神への務め』の15ページ(執事),39ページ(教師),または63ページ(祭司)を開いて,日々の祈りを改善するための計画を立てるように,若い男性に勧めましょう。

若い男性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。どうすれば天の御父を知ることができるか理解できたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やすべきでしょうか。

教師へのヒント

定期的に祈り,聖文を研究する習慣を築くよう若い男性を励ますことは,天の御父との関係を強めるうえで最も効果的な方法となるでしょう。

行動するように勧める

司会をしている定員会会長会の会員が,閉会行事を司会します。彼は以下を行うことができます。

  • 個人の祈りを改善するための彼自身の計画を分かち合う。

  • 今日作った計画を実行するように,そして,その計画によって天の御父と自分の関係がどのように改善されたかを将来の定員会集会で分かち合うために用意をしておくように,若い男性を励ます。