聖霊にはどのような役割があるでしょうか
聖霊は,神会の中の御一方であり,天の御父とイエス・キリストについて証されます。聖霊は,個人に与えられる証と啓示の源であられます。決定を下すときにわたしたちを導き,物理的,霊的な危険からわたしたちを守る力を持っておられます。「慰め主」として知られ,わたしたちの恐れを鎮め,わたしたちを希望で満たすことがおできになります。聖霊の力を通して,わたしたちは悔い改めるときに清められ,救いの儀式を受け,聖約を守ります。天の御父とイエス・キリストについての知識を受け,御二方の力,恵み,愛を感じるのは,聖霊の影響力によるものです。
霊的に備える
若い女性が聖霊の役割を理解するのに,どのような聖句や資料が役立つでしょうか。
列王上19:11-12;ヒラマン5:30;教義と聖約85:6(聖霊は静かな細い声で語られる)
ヨハネ14:26(慰め主はわたしたちに教え,すべてのことを思い起こさせることができる)
ローマ8:16(御霊はわたしたちが神の子供であることを証する)
ガラテヤ5:22-23(パウロは御霊の実について語っている)
2ニーファイ32:5(聖霊はわたしたちになすべきことを示してくれる)
3ニーファイ27:20(聖霊を受けることでわたしたちは清められる)
モロナイ8:26(聖霊はわたしたちを希望と愛で満たす)
モロナイ10:5(聖霊はわたしたちに真理を教える)
教義と聖約42:17;モーセ1:24(聖霊は御父と御子について証する)
ゲーリー・E・スティーブンソン「聖霊はどのように助けてくださるでしょうか」『リアホナ』2017年5月号,117-120
ヘンリー・B・アイリング「わたしは平安をあなたがたに残して行く」『リアホナ』2017年5月号,15-18
フアン・A・ウセダ「主イエス・キリストは祈るように教えておられる」『リアホナ』2016年11月号,30-32
ロバート・D・ヘイルズ「聖霊」 『リアホナ』2016年5月号,105-107
「聖霊の役割」『真理を守る』131-132
ビデオ―「御霊の声」
経験を分かち合う
毎回のクラスの最初に,前回のレッスンで学んだことを生活に取り入れたときの経験について分かち合い,教え,証するように若い女性に勧めます。それによって個人的な改宗が促され,福音が日々の生活に関連していることを理解できるように助けることができます。
教義を導入する
今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えましょう。
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日々の生活で聖霊の影響力を感じた時のことについて書くように,若い女性に勧める。聖霊の影響力を受けるために,彼らは何をしたでしょうか。聖霊の影響力はどのような違いを生み出すでしょうか。適切ならば,何人かの人に経験を分かち合ってもらいます。
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若い女性に「みたまはわれに」『賛美歌』82番を歌い,この歌の歌詞が聖霊の役割についてどのようなことを教えているか分かち合うように勧めます。
一緒に学ぶ
以下の活動は,若い女性が,天の御父をもっとよく知るためにはどうすればよいかを理解するのに役立ちます。御霊の導きに従って,クラスに最も適した活動を1つ,あるいは幾つか選んでください。
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次の質問をホワイトボードに書きます。なぜ聖霊が必要なのでしょうか。聖霊はどのようにわたしたちを助けることがおできになるでしょうか。若い女性に,ゲーリー・E・スティーブンソン長老の説教「聖霊はどのように助けてくださるでしょうか」を研究するか,ビデオ,「御霊の声」を視聴し,ホワイトボードに書いた質問の答えを探してもらいます。適切であれば,あなたが聖霊から促しを受けた経験を分かち合い,若い女性にも同じような経験を分かち合ってもらいます。聖霊の促しにもっとよく気づき,従えるように,若い女性がこれから行おうと思うことを分かち合ってもよいでしょう。
3:54 -
若い女性をグループに分けて,各グループにヘンリー・B・アイリング管長の説教「あなたの伴侶としての聖霊」 またはロバート・D・ヘイルズ長老の説教「聖霊」の一つの項を研究してもらいます。 各グループに,聖霊について学んだことをクラスに分かち合ってもらいます。若い女性に,聖霊が助けてくださったときの経験,または聖霊がともにいてくださって感謝したときの経験を分かち合ってもらいます。
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『賛美歌』の「主題別索引」で「聖霊」の項目の中から,わたしたちを助ける聖霊の力について教えている賛美歌を探すように,若い女性に勧めます。自分が選んだ賛美歌の歌詞を分かち合ってもらいます。そのような賛美歌から一つを選び,クラス全員で歌うとよいでしょう。
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若い女性を小人数のグループに分けます。各グループに聖霊に関する幾つかの聖文(例えば,本概要で提案されているようなもの)を読んでもらいます。各グループから一人の若い女性に,自分たちのグループの聖文が聖霊の役割についてどのようなことを教えているか,クラスのほかの生徒と分かち合ってもらいます。これらのいずれかの方法で聖霊から助けを受けた個人的な経験を分かち合うように,若い女性に勧めます。
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『真理を守る』から「聖霊の役割」の項(131-132ページ)を読むように,若い女性に勧めます。一人一人の若い女性に聖霊の役割を一つ選ばせ,その役割について教えている聖文または聖文の物語を見つけてもらいます。見つけたことを互いに分かち合うように勧めます。そこで語られているような方法で聖霊から助けを受けた経験を分かち合うように励まします。若い女性が将来聖霊の助けが必要になる状況として,どのようなことが考えられるでしょうか。
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最近の総大会の説教から,様々な聖霊の役割を説明している話を探してください。ヘンリー・B・アイリング管長が,説教「わたしは平安をあなたがたに残して行く」で述べた息子とのエピソードやオーストリア人の聖徒との経験,またはフアン・A・ウセダ長老が,説教「主イエス・キリストは祈るように教えておられる」で述べたペルーでの伝道経験を含む様々な話について考えてください。若い女性一人一人に,このうち一つの話を読み,自分の言葉でクラスにその話をし,聖霊がその話の中で担った役割を見つけてもらいます。若い女性にこれらの方法のいずれかで聖霊が助けてくださった経験を分かち合うように勧めます。
若い女性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。聖霊の役割が理解できたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やした方が助けになるでしょうか。
学んだことに従って生活する
今日学んだことに従って生活するにはどうすればよいか考えるように,若い女性に勧めます。例えば,以下のことを行うことができるでしょう。
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自らをよりよく備え,聖霊の静かな細い声を聞くための方法を一つ決める。
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1週間を通じて聖霊から受けた印象を書き留め,その印象に従って行動します。