神権の業におけるわたしの責任は何でしょうか
神権の業に含まれるのは,神権者の義務だけではありません。それは神の業であり,神の子供たちを祝福し,昇栄に導く業です。それは聖約を守る神の子供たちによって行われます。女性は,神権の業を果たすうえで欠かせません。わたしたちは助けの必要な人を教え導き,福音を教え,すべての人をキリストのもとに来るよう招きます。
霊的に備える
準備をする際,以下の聖句や資料をよく祈って研究してください。若い女性に何を分かち合うべきだと感じますか。
教義と聖約20:38-60(神権者の義務)
ルカ8:1-3;使徒9:36-40;ローマ16:1-2(人々を教え導いた例)
アルマ56:47-48;57:21;教義と聖約25:6-8;モーセ5:11-12(福音を教えた例)
ルカ2:36-38;ヨハネ20:11-18;アルマ19:16-17(キリストのもとに来るように人々を招いた例)
ヘンリー・B・アイリング「慰め主」 『リアホナ』2015年5月号,17-21
ダリン・H・オークス「神権の鍵と権能」『リアホナ』2014年5月号,49-52
「扶助協会―古代の規範の回復」『わたしの王国の娘―扶助協会の歴史と業』3-7
ビデオ― 「光を分かち合う」
経験を分かち合う
毎回のクラスの最初に,前回のレッスンで学んだことを生活に取り入れたときの経験について分かち合い,教え,証するように若い女性に勧めます。それによって個人の改心が促され,福音が日々の生活に関連していることを理解できるように助けることができます。
教義を導入する
今週のレッスンの導入をするために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えます。
-
ホワイトボードに,「神権者の義務は何でしょうか」と書きます。若い女性に,神権者の義務をできるだけ多く挙げてもらいます。教義と聖約20:46-60で見つけた義務を加えていきます。これらの責任のうち,若い女性が若い男性とともに果たす責任はどれかを考えてもらいます。
-
クラス全員で,このアウトラインの最初の段落を読み,神権の働きについて理解する助けになる言葉や文章をホワイトボードに書いてもらいます。若い女性のテーマと,教義と聖約20:46-60で挙げられている神権者の義務と,どのような関連があるかを見つけてもらいます。
一緒に学ぶ
以下の活動はそれぞれ,神権の業に参加しようという意欲を高めるのに役立ちます。御霊の導きに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。
-
教義と聖約20:53と59から,神権の義務には,教会員とともにいて彼らを強め,全ての人をキリストのもとに来るように招くことが含まれていることが分かります。 若い女性に,ヘンリー・B・アイリング管長の説教「慰め主」の幾つかの部分を復習してもらいます。 わたしたちが聖約を守り,神権の業に参加できるように,聖霊はどのように助けてくださるか,ということについて,アイリング管長は何を教えているでしょうか。
-
数人の若い女性に,レッスンの前に,人々を教え導き,福音を教え,キリストのもとに来るように人々を招いた,影響力のある女性について調べてくるように頼んでおきます。聖典(例えばこのアウトラインで提案されている聖句)や教会歴史に登場する女性,あるいは自分の家族の中の女性でもよいでしょう。レッスンの初めに,学んだことを分かち合ってもらいます。これらの女性は,どのような方法で神権の業に参加していたでしょうか。これらの物語から,若い女性はどのような励ましや促しを受けるでしょうか。若い女性は,神権の業の中における自分をどのように見ているでしょうか。
-
「扶助協会―古代の規範の回復」をクラス全員で読みます。若い女性に,神権の業における女性の役割についての印象を分かち合ってもらいます。これまでの歴史の中で女性たちがどのようなことを成し遂げたかを読むことにより,若い女性はこの時代に主の業に参加することについて,どのように意欲を高められるでしょうか。自分で,『わたしの王国の娘』の残りの部分を読むよう若い女性を励まします。可能であれば,一人に一冊ずつ渡します。
-
ダリン・H・オークス長老の説教「神権の鍵と権能」の第IV項を共に読み,若い女性に印象に残った部分を分かち合ってもらいます。ビショップの許可を得てワードの姉妹を招待し,神権の権能によって自分の召しを果たす能力がどのように増し加えられたかについて話してもらいます。数日前に依頼しておくようにするとよいでしょう。
-
このアウトラインで提案されているビデオの一つを見せ,若い女性に,ビデオの中で女性たちがどのような方法で神権の業に参加していたかを挙げてもらいます。ビデオで示されているこれらの模範や教会指導者の勧告は,この業にさらに熱心に参加したいという意欲をどのように高めてくれるでしょうか。
若い女性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。どのようにすれば神権の業に参加することができるか理解したでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やした方が助けになるでしょうか。
学んだことに従って生活する
今日学んだことに従って生活するにはどうすればよいか考えるように,若い女性に勧めます。例えば,以下のことを行うことができるでしょう。
-
神権の業の中で自分の責任を果たすための計画を立てる。
-
今日,神権の業について学んだことを家族と分かち合う。